Trade News  |  2021年10月13日

Joint news release

BASFとtrinamiX、モバイル型近赤外分光ソリューションを家畜飼料業界に導入

この資料は BASF本社(ドイツ)とtrinamiX GmbH(ドイツ)が 2021年10月12日に発表した英語のプレスリリースをBASFジャパンが日本語に翻訳・編集したものです
 
BASF(本社:ドイツ ルートヴィッヒスハーフェン)のニュートリション&ヘルス事業本部アニマルニュートリションと、BASFの完全子会社であるtrinamiX GmbH(トライナミクス、本社:ドイツ ルートヴィッヒスハーフェン)は共同で、trinamiXのモバイル型近赤外 (NIR) 分光ソリューションを飼料業界へ導入します。ポケットサイズのNIR分光ソリューションにより、飼料業界のバリューチェーン全体のお客様が、家畜飼料の成分解析を、迅速かつ高精度にオンサイト(現場)で行うことができます。
 

trinamiXは従来の赤外分光を大幅に縮小化することで、高性能のポケットサイズラボラトリー と言えるソリューションの開発に成功しました。BASFとの協力により、trinamiXがもつ技術を、飼料分析の加速化およびシンプル化に用います。BASFがもつ飼料添加物に関する知識と、trinamiXがもつモバイルNIR分光の専門知識を結集します。クラウドベースで小型ポータブルデバイス、スマートフォンアプリ、カスタマーポータルサイトを統合させることで、お客様は飼料サンプルの品質や栄養価に関する分析結果をボタン一つで得ることができます。これにより、飼料の配合および品質管理が強化されます。このパートナーシップを通じて、BASFの アニマルニュートリションはデジタルソリューションポートフォリオを拡大し、業界の最も複雑な課題に対処するために、飼料添加物を超えたソリューションをお客様に提供します。「飼料の栄養成分の見える化は、家畜にとって必要配合量を見極める際に重要な鍵となります。家畜の成長段階や健康状態によるニーズの変化、また原材料の変更に伴い、飼料には常に調整が必要です。私たちが提供するモバイル型NIRソリューションにより、飼料工場や栄養士、そして生産者の方々が家畜飼料の品質を保証するための迅速かつ自由度の高いソリューションを手に入れることができます」と、BASFアニマルニュートリション、パフォーマンス製品&マーケティング グローバル統轄部長であるマニュエル・レズは述べています。

新しいNIRソリューションは、飼料原料から完成飼料に至るまで幅広い飼料サンプルを対象としており、水分、タンパク質、脂肪およびエネルギーなど、質の高い飼料や家畜の健康に不可欠なパラメータの把握に役立ちます。

「正確な分析結果と、持ち運び可能なポケットサイズのデバイスという柔軟性を組み合わせることで、私たちは、効率的かつ信頼性の高い給餌法への道を開きます」と、trinamiXの事業開発・営業責任者であるニルス・モーマイヤーは述べています。飼料サンプルはその場で測定することができ、所要時間は1分未満です。その結果は瞬時にスマートフォンアプリに表示され、さらにtrinamiXのウェブベースのカスタマーポータルサイトにアクセスして評価することができます。「お客様はもう飼料サンプルを研究所に送る必要はありません。いつでも手元に研究室があるのです。」

今後もBASFとtrinamiXは、さらなるソリューションの強化に向けて協力していきます。クラウドを介した継続的なアップデートにより、お客様はハードウェアを交換することなく、今後のアプリケーションや機能を利用できるようになります。

 

ソリューションの購入については、BASFジャパン株式会社ニュートリション&ヘルス事業部(nutrition-health-jp@basf.com)または経営推進本部 trinamiX 事業開発マネージャー 山野裕貴(hiroki.yamano@basf.com)へお問い合わせください。

 

[第11回 農業Week 出展概要]

trinamiXは、2021年10月13日~15日に幕張メッセで開催される「第11回 農業Week」に出展し、飼料向けの赤外分光ソリューションを中心に紹介します。

会期:               2021年10月13日(水)~2021年10月15日(金)

会場:               幕張メッセ (小間番号:5-66)

開催時間:         10:00~17:00

URL:               https://www.agriexpo-tokyo.jp/ja-jp.html

※このプレスリリースの内容および解釈については英語のオリジナルが優先されます。

 

 

 

■BASFについて

BASF(ビーエーエスエフ)は、ドイツ ルートヴィッヒスハーフェンに本社を置く総合化学会社です。持続可能な将来のために化学でいい関係をつくることを企業目的とし、環境保護と社会的責任の追及、経済的な成功の 3 つを同時に果たしています。また、全世界で110,000 人以上の社員を有し、世界中のほぼすべての産業に関わるお客様に貢献できるよう努めています。ポートフォリオは、6つの事業セグメント(ケミカル、マテリアル、インダストリアル・ソリューション、サーフェステクノロジー、ニュートリション&ケア、アグロソリューション)から成ります。2020 年の BASF の売上高は590 億ユーロでした。BASF 株式はフランクフルト証券取引所(BAS)に上場しているほか、米国預託証券(BASFY)として取引されています。BASF の詳しい情報は、http://www.basf.com をご覧ください。

 

 

■trinamiXについて 

trinamiX GmbH (トライナミクス)は、ドイツに本社を置く総合化学会社BASFの完全子会社です。2015年に設立され、多様な科学技術分野のスペシャリストが集結する最先端の開発チームを擁し、赤外線センシングと3Dイメージングを主軸とする先進技術と製品・ソリューションの開発を進めています。

trinamiXは、独自のセンシング技術により隠れた情報を認識し、人やマシンに高度な意思決定の術を与え、安心・安全でサステナブルな未来社会の創出に貢献します。

 

日本における赤外線センサー事業、および製品・ソリューションについて

https://www.basf.com/jp/ja/who-we-are/innovation/our-innovations/trinamiX.html

 

 

 

 

 

 

Last Update 2021年10月13日