2014年12月19日

BASF、クリーンデバイス社会実装推進事業プロジェクトに参画

  • エネルギーハーベスティングコンソーシアムの一員として、環境発電技術の実現を目指す
  • 独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構( NEDO )の委託事業として実施
  • 2015 年下半期より BASF ジャパン戸塚工場にて実施

BASF は、エネルギーハーベスティング技術(環境発電技術)の早期実現化を目指し、独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構( NEDO )の委託事業として、クリーンデバイス社会実装推進事業プロジェクトにエネルギーハーベスティングコンソーシアム( EHC )の活動の一環として参画します。本プロジェクトは、 2015 年下半期より BASF ジャパンの戸塚工場(横浜市戸塚区)にて実施します。

エネルギーハーベスティング技術とは、周りの環境から微小なエネルギーを収穫(ハーベスト)して、電力に変換する技術のことで、「環境発電技術」と呼ばれています。この実証実験では、 EHC に所属する 5 社 ( アルプス電気、パナソニック、富士電機、竹中工務店、NTTデータ経営研究所) とともに、戸塚工場に自立発電デバイスを設置し、工場から発する微小なエネルギーを集める予定です。光、熱(温度差)、振動、電波など様々な形態で環境中に存在するエネルギーを電力に変換するエネルギーハーベスティング技術を用いて、クリーンな発電方法、低炭素社会の実現など、長期間のエネルギー供給の実現を目指すべく、本プロジェクトに貢献します。

なお、本プロジェクトは、 独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構( NEDO )の委託事業として、 2014 年 8 月に採択されており、「 省エネルギー化センサシステム普及拡大のための環境発電デバイス実装事業」として、 2016 年 6 月までの 2 年間の活動を予定しています。

エネルギーハーベスティング技術は、さまざまな可能性を持つ革新的なプロジェクトです。 BASF は「 We create chemistry for a sustainable future 」(私たちは持続可能な将来のために、化学でいい関係をつくります)という企業目標を掲げ、本プロジェクトを通して、より持続可能なソリューションを促進しています。

 

エネルギーハーベスティングコンソーシアム( EHC )について

エネルギーハーベスティングコンソーシアム( EHC )は、日本国内の企業の力を結集してエネルギーハーベスティング技術(環境発電技術)を国際的に競争力のあるビジネスとして早期に実現化を目指すコンソーシアムです。
EHC は、アダマンド工業株式会社(現:アダマンド株式会社)、シチズン時計株式会社、株式会社豊田中央研究所、日本電気株式会社、パナソニックエレクトロニックデバイス株式会社(現:パナソニック株式会社)、株式会社富士通研究所、富士フイルム株式会社、ブラザー工業株式会社、株式会社村田製作所、株式会社 山武(現:アズビル株式会社)、ルネサスエレクトロニクス株式会社、ローム株式会社、および株式会社 NTT データ経営研究所(事務局)が共同で 2010 年 5 月 14 日に設立いたしました。
EHC では、優れた要素技術を有している日本企業が、エネルギーハーベスティング技術において、欧米と比較して遅れをとっている、研究開発・実証、蓄電技術や無線技術等と統合した完成度の高い製品の商品化・実用化に向けた活動を推進していきます。
 

BASF について

BASF (ビーエーエスエフ)は 2015 年、創立 150 周年を迎え、これまで以上に化学でいい関係をつくっていきます。製品ラインは、化学品、プラスチック、高性能製品、農業関連製品、石油・ガスと多岐にわたっています。 BASF は、世界をリードする化学会社として、経済的な成功、社会的責任、そして環境保護を同時に実現しています。また、 BASF は科学とイノベーションを通して現代社会や将来のニーズを提示しながら、ほぼすべての産業のお客様を支援しています。 BASF の製品とソリューションは、資源の確保に貢献し、栄養価の高い食品を提供するとともに、生活の質の向上に寄与しています。 BASF は「私たちは持続可能な将来のために、化学でいい関係をつくります」を企業目標に掲げ、これらの活動を実施しています。 2013 年の売上は約 740 億ユーロで、従業員数は約 11 万 2000 人です。 BASF の詳しい情報は、 www.basf.com(英語)、 newsroom.basf.com(英語)、 www.japan.basf.com(日本語)をご覧ください。

Last Update 2014年12月19日