2016年10月28日

BASFの高性能な断熱材「SLENTEX®」が、「北洲プレミアムパッシブハウス」に採用

  •  「SLENTEX®」を使用し、BEIの基準で、約60%以上のエネルギー 効率を実現

BASF(本社:ドイツ ルートヴィッヒスハーフェン)の高性能断熱材「SLENTEX®」が、住宅メーカー・建設資材販売の株式会社北洲(本社:宮城県富谷市)の「北洲プレミアムパッシブハウス」(宮城県仙台市)の外断熱システムに採用されました。

「SLENTEX®」は、シリカエアロゲルをベースとした無機系断熱材で、エネルギー効率を高めるとともに、耐火性、難燃性にも優れています。従来の断熱素材に比べて、厚みが少なくても高い断熱効果を提供するため、「SLENTEX®」は高いデザイン性とエネルギー効率の両立が可能となります。

「北洲プレミアムパッシブハウス」は、評価ランクBEI (Building Energy Index、設計一次エネルギー消費量/基準一次エネルギー消費量)の基準で、約60%以上のエネルギー削減効率を実現します。「SLENTEX®」による断熱性能、パッシブ設計等による屋内温度環境の安定化技術を組み合わせることで、少ないエネルギー消費で快適な住環境の提供が可能となります。

BASFパフォーマンスマテリアルズ事業本部アジア太平洋地域担当シニア・バイスプレジデントのアンディ・ポスルスウェイトは次のように述べています。「北洲プレミアムパッシブハウスを通じて、日本の住宅建設業界のリーダーと共に、ゼロエネルギーハウスの実現に向けて協業できたことを嬉しく思います。」

北洲総合研究所の石原英喜所長は「住宅の本質である住まう方の 『快適・健康・省エネ』を第一に考え、機械設備に頼り過ぎることなく、『断熱』などの建築的アプローチで理想の温熱環境を実現したいと考えています。『SLENTEX』は薄壁で高断熱を実現できる素晴らしい資材です」と述べています。

「北洲プレミアムパッシブハウス」は、2016年10月31日に宮城県仙台市泉区紫山で着工します。

株式会社北洲について

株式会社北洲は、お客様の健康と快適に寄与する高性能住宅の普及、常に未来を見据えた技術開発に挑戦し続けています。株式会社北洲では、「グッド・エイジング」、「本物志向」をコンセプトに、ときを経てなお美しいゼロエネルギー住宅を提供すること、性能の高い資材を多くの地域に広めることを使命としています。
株式会社北洲の詳しい情報は、http://www.hokushu.net/をご覧ください。

BASFについて

BASF(ビーエーエスエフ)は持続可能な将来のために、化学でいい関係をつくります。また、経済的な成功、環境保護、そして社会的責任を同時に実現しています。BASFでは、約112,000人の社員一人ひとりがほぼすべての産業、ほぼすべての国においてお客様の成功に貢献できるよう努めています。製品ポートフォリオは化学品、高性能製品、機能性材料、農業関連製品、石油・ガスの5つの部門から成ります。2015年、BASFは700億ユーロを超える売上高を達成しました。BASFの詳しい情報は、www.basf.com(英語)、newsroom.basf.com(英語)、www.basf.com/jp(日本語)をご覧ください。

日本のBASFについて

BASFは日本では1888年に事業を開始しました。事業活動は、化学品、高性能製品、機能性材料、農業関連製品の4分野です。主要生産拠点として、神奈川県茅ヶ崎市(コンクリート混和剤、建設資材)、茨城県古河市(パーソナルケア製品原料)、横浜市戸塚区(コーティングス)、三重県四日市市(熱可塑性ポリウレタン、ポリマーディスパージョン)を構え、また全国に建設化学品の製造センターを有しています。研究開発においては、日本から革新的な製品をグローバル市場に発信することを目指しています。近年、バッテリー材料産業での事業拡大に向けて「尼崎研究開発センターバッテリー材料研究所」や日本のパートナーとの合弁会社を設けたほか、自動車の軽量化をさらに推進するため「アジア・コンポジット・センター」を横浜に開設しました。2015年のBASFの日本での売上高は約15億ユーロ(2,001億円)、従業員数は1,209人です。

Last Update 2016年10月28日