2021年10月26日

R-M®の板金塗装工場の効率と収益性を向上させる デジタルプラットフォーム「Refinity(リフィニティ)TM」を発表

  • 最先端のデジタルビジネスソリューションをひとつのプラットフォームに集約し、ワンストップのデジタル体験を提供
  • 常に最新のソフトウェア・アプリを提供
  • インターネットに接続された環境では、あらゆるデバイスからアクセス可能

 

BASF(本社:ドイツ ルートヴィッヒスハーフェン)のコーティングス事業本部は、世界中の鈑金塗装工場のお客様向けに、安全なクラウドベースのデジタルソリューションプラットフォーム「Refinity(リフィニティ)TM」の提供を開始することを発表しました。リフィニティは、工場の効率と収益性の向上のために設計されており、自動車補修用塗料のプレミアムブランドR-M®独自のスムーズなデジタル体験をお客様に提供します。カラー、トレーニング、ビジネスの各分野に特化したアプリは、現場のプロセス全体をサポートし、生産性を向上できるように設計されています。

板金塗装工場では、様々なシステム上で複数のソフトウェアが使用されているのが現状で、時間とマンパワーの浪費の原因となっていることがあります。リフィニティは、オンライン環境であれば、あらゆるデバイスから簡単かつ安全にアクセスでき、すべてのデジタルツールを1カ所に集約することで、効率性を高めることができるよう設計されています。また、ソフトウェアのアップデートやメンテナンスは自動的に行われるため、現場では常に最新版を使用することができます。

「リフィニティは、R-M®のお客様に、将来のビジネスに向けた業界最先端のクラウドプラットフォームを提供します。リフィニティは、お客様が必要とするすべてのビジネスソリューションをワンストップで提供し、工場の環境に合わせて設計されたシンプルなインターフェースを備えています。クラウドコンピューティング技術を採用したリフィニティは、管理、保守、更新が一元化されており、利用者は「ワン・プラットフォーム、ワン・パスワード、ワン・セットアップ」でリフィニティにアクセスすることができます」と、BASFコーティングス事業本部 グローバル戦略マーケティングディレクターのファビエン・ボスケッティは述べています。

カラーアプリは、R-M®の最先端の測色機を用いた、正確なデジタルカラーマッチング技術により、市場で最もシンプルな色検索を提供します。タッチパネルに対応したこのツールは、調色室での直感を活かすナビゲーションを実現するために設計されています。また世界最大級の自動車用カラーデータベースと連動した、ダイナミックな色検索システムは、かつてないほどシンプルで、正確な色検索が可能なため、塗装技術者は意思決定がしやすくなります。またこのアプリでは、補修するパネルに応じた塗料の使用量を予測することもできます。

ビジネスアプリは、塗料の在庫管理や補修車両の入庫管理などの機能を備えており、工場管理者がKPIを把握し、適切な判断をするのに必要なレポートを作成します。入庫する補修車両の様々な情報が素早く的確に表示されるので、管理者は、品質、数量、収益性をチェックすることができます。またレポーティング機能では、集約されたデータがリアルタイムで表示されるため、分析結果を素早く簡単に確認することができます。さらに、自動発注機能を実装すると在庫レベルが最適化されるため、現場では常に次の補修に備えることができます。

トレーニングアプリには、「ラーニング・ライブラリー」と「ラーニング・ユニバーシティ」の2つの機能があり、いつでもどこでも自分に合ったペースでスキルを磨き、新しい知識を習得することができます。また、トラブルシューティングから総合的な製品知識や塗装プロセスの詳細にいたるまで、様々な教育プログラムやトレーニング動画、双方向のeラーニングなどが用意されています。eラーニングを修了すると、「ラーニング・ユニバーシティ」の認定を受けることができます。

フランスの板金塗装工場コルデイロ・カロッツェリアのマネージャーである、ルイス・コルデイロ氏は次のように述べています。「実際にリフィニティを使ってみて、とてもスムーズで使いやすいと感じています。 シンプルな色検索ツールを使って適切な色を素早く見つけることができるので、すべての塗装工程をスピードアップすることができます。またR-M®の塗料や測色機『カラートロニック 12/6』と組み合わせて使用すれば、プロセスの効率化と収益性の向上という完璧なソリューションを提供してくれます。」

私たちは、R-M®のお客様がデジタル時代で成功するために必要なツールを提供することに全力を注いでいます。デジタル化の流れは、塗装技術者や工場管理者の労力を軽減し、生産性を向上させる直感的なソリューションの開発を加速させています。

ボスケッティは、「リフィニティは、先進的でシームレスなデジタル体験を提供することで、板金塗装工場の効率化を可能にし、お客様に利益をもたらし、自動車補修業界を大きく前進させます」と述べています。

R-M®のデジタルプラットフォーム リフィニティは、2021年10月のグローバルでの上市を皮切りに、各国で順次、展開して参ります。日本では2022年春から、提供開始予定です。

 

自動車補修業界のプレミアム塗料ブランドR-M®:BASFコーティングス事業部の重要な部門

R-M®ブランドのもと、BASFは環境に配慮した水性塗料「オニキス HD」や、ハイソリッド溶剤塗料「ダイアモント」に焦点を当てた自動車補修用塗料を総合的に市場展開しています。これらのシステムを使用することにより、溶剤削減に関する世界のあらゆる法的要件に対応することが可能となります。また製品の仕上がりや耐久性に関しては、溶剤塗料と同じ品質水準を実現しています。自動車補修用塗料ブランドR-M®は、顧客の皆様をサポートするためにこの分野で多岐に渡るサービスを展開しており、優れた自動車補修製品最新補修技術のノウハウ、そして調色に関する豊富な専門知識・膨大なデータベースから、世界で一流とされる多くの自動車企業に選ばれています。



Last Update 2021年10月26日