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アルガン製品の原料

アルガン製品の原料について

アルガンツリー (Argania spinosa (L.) Skeels)は南モロッコ固有の樹木です。スース平野のエッサウィラ南東に広く見られます。アルガンの森はおよそ80 万ヘクタールにわたって広がり、2,000 万本以上が生育しています。隣接するサハラ砂漠の拡大に対する自然の防御壁として機能しています。アルガンの果実は、非常に硬い殻の中に1 ~ 3 個の仁が入っており、その仁から価値のあるオイルが抽出されます。アルガンの森は300 万人以上の人々の生活を支えており、社会経済上きわめて重要な存在です。

脆弱な南モロッコの自然資源

人口圧力により、残念ながらアルガンの森は衰退の一途をたどっています。乱獲、土壌侵食および砂漠化の進行などが、この特有な自然遺産の脅威となっています。実際に、この地域では常に過酷な気候と侵食があいまって、土壌荒廃をさらに進めています。過度の放牧により、アルガンツリーの適切な成長もいっそう困難になっています。加えて、モロッコの人口増大により、建築用や薪用として樹木の伐採が増加しています。

アルガンツリー

アルガンツリーはモロッコに自生する樹木で、この地域の乾燥した条件に特に耐性が強く、3~50℃の範囲の気温に耐え、標高最大1,500mでも育ちます。根は非常に深く広範囲に拡がり、地下水を求めて地下30m以上の深度まで伸長します。樹齢は長く(150~200年)、樹高は8~10mに達し、樹形はオリーブの木に似ています。アルガンの葉は小ぶりで濃緑色です。小さな卵形の緑がかった黄色の果実が実り、熟すと茶色に変わり、非常に硬い殻の中には1~3個の仁が入っています。

アルガンオイル、収穫からオイル生産まで

アルガンオイルはアルガン果実の仁から抽出します。樹齢5年までは果実が実らないので、果実の採取までは長く厳しいプロセスになります。果実周期は2年に1度で、春に花が咲き、次の年の7~8月に熟した果実が地面に落ちます。果実は地域住民によって地面から拾い集められ、乾燥させて協同組合に売られます。果肉を取り除き、協同組合員が手作業で殻を粉砕してアーモンドのような仁を採取します。品質の良い仁を選び出して機械でオイルを抽出します。

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