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日本
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OASE®日本初CCS大規模実証試験の成功に貢献 - 苫小牧CCSプロジェクト -

去る3月15日から18日、二酸化炭素の回収・貯留(CCS)の分野で最大の国際会議 「第15回温室効果ガス制御技術国際会議(GHGT-15)」が、アラブ首長国連邦アブダビにて開催されました。世界各国の専門家の方々が今回はオンラインで参加しました。4日間に亘る技術プログラムにおいて、苫小牧CCS大規模実証試験の成果を、日本CCS調査株式会社様が分離・回収設備を含め4件発表いたしました。

 

苫小牧CCSは日本初となる大規模CCSプロジェクトで、BASFのライセンス技術であるOASE®がCO2分離・回収設備に採用されています。 実証試験は2012~2015年の準備期間を経て、2016年4月~2019年11月までに目標としていた累積30万トンCO2の海底下へ圧入貯留に無事達成しました。これによってCCSが安全で実用化が可能な技術であることが確認されました。

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苫小牧CCS実証試験センター(写真提供:日本CCS調査株式会社)

CCS課題の一つには、高いコストが挙げられます。BASFはお客様とプラント設計の段階からこの課題に取り組み、回収効率に優れたBASF製のアミン吸収液OASE®を用い、且つ、省エネルギー型の二段吸収法を取り入れたことで、アミンリボイラーへの熱量は0.907GJ/ton-CO2となり、従来法に比べ1/3以下への低減に成功しました。また、将来に向けたケーススタディーでは、アミンリボイラー熱量を従来比の1/5以下にまで削減する革新的プロセスモデルも用意しています。

日本政府の掲げる2050年実質排出ゼロ目標の実現に向けて、苫小牧CCSはカーボンリサイクルやCO2輸送試験事業のハブ拠点として、今後も重要な役割が期待されています。

 

  • 日本CCS調査株式会社: 地球温暖化対策としてのCCSを推進するという国の方針に呼応する形で、電力、石油精製、石油開発、プラントエンジニアリング等、CCS各分野の専門技術を有する大手企業が結集して2008年5月に設立した世界初の民間CCS技術統合株式会社です。詳しくはこちらへ
  • CCSとは:工場や発電所などから発生する排気ガスを大気に放出する前に、CO2を分離・回収し、地中深くに送り、長期間安定的に貯留する技術です。CO2の早期大規模削減が期待できることから、パリ協定の2℃目標を達成する上で不可欠な技術とされています。

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