Trade News  |  2019年12月11日

BASF のUltramid®を使用したグレーチングが、建設業界の業務効率化 に貢献

  • 軽量かつ耐久性を備えたグレーチングの導入により、コストを削減
  • Ultramid®の優れた機械特性により、グレーチングの堅牢性とノンスリップ性能を実現

 

BASF(本社 ドイツ ルートヴィッヒスハーフェン)のポリアミド樹脂であるUltramid®(ウルトラミッド)が、樹脂製グレーチングを製造する株式会社シマブン(本社:福岡県久留米市、以下「シマブン」)が新たに発売したグレーチング製品に採用されました。

Ultramid®製のグレーチングは強度に優れ、さらに金属製のグレーチングに比べて軽量であるため、作業者がより多くの荷物を運んだり、プロジェクトをより早く仕上げたりすることが可能になります。

シマブンの代表取締役社長である島信英氏は、「Ultramid®の優れた機械的特性により、新たに発売したグレーチングは腐食性が抑えられます。またノンスリップ性能に優れ、錆びや滑りやすいといった問題解決にも役立ちます。さらに、押出成型と組み立てによって製造することで、幅広い製品をリーズナブルな価格で提供し、業界のニーズを満たすことができます」と述べています。

BASFは材料ソリューションの提供に加え、独自のCAE(コンピューター援用工学)解析ツールを用いた設計・解析においてもシマブンを支援しました。CAEの活用により、開発チームは初期段階から設計を最適化し、材料を効率的に使用して製品の強度と性能を最大限にすることができました。

「全国の建設現場や物流業界は人手不足に陥っており、プロジェクトオーナーは耐久性と軽量性を兼ね備えた建築資材を求めています。シマブンと協力することで積載効率を改善し、ビジネスの生産性向上に貢献します」 と、BASFジャパンのパフォーマンスマテリアルズ事業部 執行役員 事業部長である山本勇は述べています。

グレーチングは橋のデッキや歩道、スタジアムなどの屋外施設や厨房で使用されている格子状の蓋で、排水溝として詰まりを防ぎ、水や空気の流れを促進します。

BASFのUltramid® ソリューションの詳細については、https://products.basf.com/en/Ultramid.html(英語)をご覧ください。

 

BASFのパフォーマンスマテリアルズ事業本部について

BASFのパフォーマンスマテリアルズ事業本部は、材料のノウハウを一つに融合し、革新的でカスタマイズされたプラスチック関連製品とサービスを提供します。本事業部はトランスポーテーション、建築・建設、インダストリアルアプリケーション、消費財という4つの主要産業部門で世界的に事業を展開しており、強力な製品・サービスポートフォリオを備え、アプリケーション志向のシステムソリューションを深く理解しています。収益性と成長を促進させている主な要素は、お客様との緊密な連携と、明確なソリューション重視の姿勢です。研究開発の点でも高い能力を有しており、それが革新的な製品やアプリケーションを開発する基盤となっています。2018年、パフォーマンスマテリアルズ事業本部は、世界で76.5億ユーロの売上高を達成しました。詳細に関しては、 www.plastics.basf.com をご覧ください。

 

BASFについて

BASF(ビーエーエスエフ)は、ドイツ ルートヴィッヒスハーフェンに本社を置く総合化学会社です。持続可能な将来のために化学でいい関係をつくることを企業目的とし、環境保護と社会的責任の追及、経済的な成功の3つを同時に果たしています。また、全世界で約122,000人の社員を有し、世界中のほぼすべての産業に関わるお客様に貢献できるよう努めています。ポートフォリオは、6つの事業セグメント(ケミカル、マテリアル、インダストリアル・ソリューション、サーフェステクノロジー、ニュートリション&ケア、アグロソリューション)から成ります。2018年のBASFの売上高は約630億ユーロでした。BASF株式はフランクフルト証券取引所(BAS)に上場しているほか、米国預託証券(BASFY)として取引されています。BASFの詳しい情報は、www.basf.comをご覧ください。

Last Update 2019年12月11日