BASF、環境・健康・安全のグローバル目標達成に向け着実な成果
（本資料は2015年3月24日にBASF本社（ドイツ）で発表されたプレスリリースの和訳です。）
- 排水量削減目標の一部を早期に達成
- 環境・健康・安全の目標達成に向け着実に進展
BASF （本社：ドイツ ルートヴィッヒスハーフェン）は、 2014 年、自主設定した達成目標期限より 6 年早く、排水量削減目標を達成しました。また、この 1 年間で、環境・健康・安全の目標達成に向け、着実に進展しています。
BASF は 2002 年を基準年とし、水系への有機物排出量と窒素排出量を 80% 削減する事と、重金属排出量を 60% 削減する事を目標に掲げていました。 2014 年にはこれらの目標をすべて達成し、一部では目標を上回る結果を残しました。有機物排出量は 80% 削減（ 2013 年： 79% ）、窒素排出量は 85% 削減（ 2013 年： 87% ）、重金属排出量も 64% 削減（ 2013 年： 65% ）しました。その他の目標として、 BASF は「ヨーロピアン・ウォーター・スチュワードシップ・スタンダード（ EWS ）」に従い、 2020 年までに水関連のストレスを抱えるエリアのすべての生産拠点に於いて、持続可能な水管理システムを導入することを掲げています。このシステムの導入が認定された拠点の割合は 2013 年の 11% から 30% に増加しました。 BASF の環境・健康・安全コンピテンス・センターの所長であり、気候保護オフィサーであるウルリッヒ・フォン・デーッセンは「こうした目覚ましい実績は、環境に優しい生産活動を実践するための努力を何年も続けてきた結果です」と述べています。
2014 年には、 2010 年を基準年として、生産用に使用する飲料水の量を 26% 削減（ 2013 年： 25% ）しました。大気汚染物質の排出量も改善し、 2002 年比で 63% 削減（ 2013 年： 62% ）しました。
健康および安全の目標
健康および安全の目標達成に対しても、着実に進展しています。輸送事故は引き続き減少しており、 2003 年の基準年と比較して、 64% 減少（ 2013 年： 61% ）しました。 2014 年の 100 万労働時間当たりの労働事故件数は 1.5 件で（ 2002 年対比で 54.5% 減）で、前年の良好な実績（ 2013 年： 1.4 件）を継続しています。「当社は引き続き労働安全への取り組みを進め、安全文化を強化していきます。事故はたとえ 1 件でも多すぎるのです」とフォン・デーッセンは述べています。
BASF は、新たな指標「ヘルス・パフォーマンス・インデックス」を活用し、健康保護に関する成果を測定しています。この指標は、「確認された職業病」、「緊急医療対応訓練」、「応急処置訓練」、「予防医学」、「健康増進キャンペーン」の 5 つの指標で構成されます。それぞれ指標は最高で 0.2 ポイントと評価され、全体での最高スコアは 1.0 になるように設定されています。 BASF は年間スコアが 0.9 以上を目標としています。 2014 年のスコアは 0.91 で、目標を達成しました（ 2013 年： 0.89 ）。昨年の健康増進テーマは、 BASF 従業員の腰痛防止でした。
BASF は、 2020 年までに、世界で年間 1 トン以上、販売した全製品についてリスクアセスメントを実施します。リスクアセスメントは人や環境へのリスクを減少させる適切な使用をサポートすることを目的に実施されています。現在、 62% を超える製品のリスクアセスメントが完成しています（ 2013 年： 56% ）。
さらに詳しい情報は、「 BASF Report 2014 」（英語）でご覧いただけます。
BASF について
BASF （ビーエーエスエフ）は 2015 年、創立 150 周年を迎え、これまで以上に化学でいい関係をつくっていきます。製品ラインは、化学品、プラスチック、高性能製品、農業関連製品、石油・ガスと多岐にわたっています。 BASF は、世界をリードする化学会社として、経済的な成功、社会的責任、そして環境保護を同時に実現しています。また、 BASF は科学とイノベーションを通して現代社会や将来のニーズを提示しながら、ほぼすべての産業のお客様を支援しています。 BASF の製品とソリューションは、資源の確保に貢献し、栄養価の高い食品を提供するとともに、生活の質の向上に寄与しています。 BASF は「私たちは持続可能な将来のために、化学でいい関係をつくります」を企業目標に掲げ、これらの活動を実施しています。 2014 年の売上は約 740 億ユーロで、従業員数は約 11 万 3000 人です。 BASF の詳しい情報は、www.basf.com（英語）、newsroom.basf.com（英語）、www.japan.basf.com（日本語）をご覧ください。
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