「We create chemistry(私たちは化学でいい関係をつくります)。 これまでも、そしてこれからも。」1,000 人のゲストと共に創立150周年記念を祝福
(本資料は 2015年4月23日にBASF本社(ドイツ)で発表されたプレスリリースの翻訳です。)
- 1865 年以降、課題解決を実現してきた化学によるイノベーション
- メルケル首相およびラインラント = プファルツ州首相ドライヤー氏によるスピーチ
- ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団の演奏によるナイマン氏作 「交響曲第 8 番 水の踊り」の初演
BASF (本社:ドイツ ルートヴィッヒスハーフェン)は 4 月 23 日、本社にて創立 150 周年記念を祝いました。「 150 周年記念は過去を振り返りつつ省みる機会となり、会社にとって特別なものとなりました」と BASF 取締役会会長クルト・ボックは述べています。また、ドイツ首相のアンゲラ・メルケル氏とラインラント = プファルツ州首相マル・ドライヤー氏より、政界、財界、科学界、社交界から集まった 1,000 人以上のゲストを前に BASF への祝辞が述べられました。
「 We create chemistry (私たちは化学でいい関係をつくります)。 これまでも、そしてこれからも。」
BASF はこの 150 年間で社員 30 名の会社から、 80 カ国で 113,000 名の社員を抱える世界有数の化学会社へと成長を遂げました。「過去に正しい道筋を定められたということが、私たちが成功した理由のひとつです。特に化学分野において、私たちは先人の功績を基に絶えず成長し続けてきました」とボックは述べています。
記念イベントでは、 15 カ所の大スクリーンでのマルチメディア・プレゼンテーションにより、 BASF の 150 年間の歴史を振り返りました。染料の生産を皮切りに、数年後には化学肥料向けアンモニアの工業生産が開始され、その後プラスチックが加わりました。以来、 BASF の事業ポートフォリオは継続的な発展を遂げてきました。今日、そのポートフォリオは化学品からプラスチック、高性能製品、農薬から石油やガスにまで多岐におよびます。
ボックは BASF のお客様、サプライヤー、サービスプロバイダーに対し、「世界中から多くの方にお集まりいただいたことをとても嬉しく思います。私たちは数十年にわたり協力し合い、共に成長してきました。また、共に新技術を開拓し、新たな市場を拡大させてきました」と感謝の言葉を述べました。
「これらは、優秀で意欲的なリーダーシップチームと社員ひとり一人の努力の賜物でもあります。チームのスキルと貢献、そして全世界で一丸となって働いてくれることを誇りに思います。世界中の拠点でも記念日を祝う予定です。」 また 150 周年記念イベントには、抽選で選ばれた多くの BASF 社員や、 BASF の創業日である 4 月 6 日生まれの社員も出席しました。
化学は基幹産業
1865年以来、化学によるイノベーションは将来への数々の課題を解決する上で役立ってきました。「過去も現在も、そしてこれからも、化学は未来の基幹産業であり続けるでしょう」とボックは述べています。また、 BASF が記念の年に「都市生活」、「スマートエネルギー」、「食品」という 3 つの分野で、世界中のパートナーと共に共創(コ・クリエーション)プログラムに取り組んでいることも強調しました。 BASF は企業戦略「 We create chemistry (私たちは化学でいい関係をつくります)」に基づいた新たなアプローチを実践していきます。「クリエータースペース™」プログラムは異なるターゲットグループを繋ぎ、共同で解決策を生み出すためのものです。
150周年記念イベントでは、ドイツのテレビ局 ZDF (第 2 ドイツテレビ)のバルバラ・ハルヴェーク氏を司会者として、 5 名の科学者が BASF における最新の研究プロジェクトについて語り、エネルギー効率分野における化学の貢献についてディスカッションを行いました。
- 超伝導体においてほぼ損失なく電気を送る方法について( 2013 年に BASF グループに加わった Deutsche Nanoschicht GmbH の創業者、 Michael Bäcker 氏より)
- コンクリート混和剤を最適化する革新的なコンセプトで、建設の省エネルギーにも貢献する「 Green Sense Concrete® 」について( Andreas Tselebidis 氏より)
- 改良された電池技術を用いて BASF がエレクトロモビリティの成功にどのように貢献できるかについて( Marina Safont 氏より)
- 一般家庭での従来の冷房に代わる、エネルギー効率がよく環境に優しい磁気熱量のコンセプトについて( Markus Schwind 氏より)
- エネルギーをさらに効率よく使用するプロセスを、 BASF がどのように最大化できるのかについて( Sumana Chaturvedula 氏より)
「交響曲第 8 番 水の踊り」の初演
イベントのハイライトのひとつとして、イギリス出身の作曲家、マイケル・ナイマン氏が BASF の 150 周年記念に向けて作曲した「交響曲第 8 番 水の踊り」が初公演されました。 2014 年に世界中の社員から寄せられた BASF を代表するサウンドからインスピレーションを受けてナイマン氏が作曲したものです。作品はスペイン出身の指揮者ジョゼップ・ヴィセント氏の指揮で、ロンドンのロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団により演奏されました。
BASF について
BASF (ビーエーエスエフ)は 2015 年、創立 150 周年を迎え、これまで以上に化学でいい関係をつくっていきます。製品ラインは、化学品、プラスチック、高性能製品、農業関連製品、石油・ガスと多岐にわたっています。 BASF は、世界をリードする化学会社として、経済的な成功、社会的責任、そして環境保護を同時に実現しています。また、 BASF は科学とイノベーションを通して現代社会や将来のニーズを提示しながら、ほぼすべての産業のお客様を支援しています。 BASF の製品とソリューションは、資源の確保に貢献し、栄養価の高い食品を提供するとともに、生活の質の向上に寄与しています。 BASF は「私たちは持続可能な将来のために、化学でいい関係をつくります」を企業目標に掲げ、これらの活動を実施しています。 2014 年の売上は約 740 億ユーロで、従業員数は約 11 万 3000 人です。 BASF の詳しい情報は、www.basf.com(英語)、newsroom.basf.com(英語)、www.japan.basf.com(日本語)をご覧ください。
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