2015年6月4日

BASF、インドのプネに新たな農業研究所を開設

(本資料は 2015 年5月28日にBASF本社(ドイツ)で発表されたプレスリリースの和訳です。)

  • 農業におけるインド国内およびグローバルな課題への取り組み
  • 除草剤、殺菌剤、殺虫剤ならびに作物保護を超えるソリューションを研究

BASF はこの度、インドのプネ近郊のロニカンドに農業研究所を開設しました。この新たな研究開発( R&D )センターでは除草剤、殺菌剤、殺虫剤ならびに従来の作物保護を超えるソリューションに重点を置き、グローバルな農業研究を行っていきます。同施設では生物学者や 農園マネージャーおよび従業員 などの専門家を新たに雇用する予定です。

同センターでは、世界的に関心の高い農業分野での研究を行うと同時に、インド国内の雑草や害虫、および干ばつや洪水のサイクル、熱ストレスといった気象ストレスなどインド特有の問題について調査していきます。広範な研究を行うことで、農家の方々がより適切な決断を行い、栽培期を通して生産性を向上させることを目指します。

BASF インドの会長兼南アジア地域担当責任者であるラマン・ラマチャンドランは、次のように述べています。「食品の質、および量に対する需要の高まりを満たすために農業生産性を向上させることは、我が国が直面する最も重要な課題のひとつです。インドに R&D センターを新たに設置することで、 BASF は積極的に国内およびグローバルな問題を調査し、増大するインドの人口に食料を供給できるよう、農家の方々が抱える課題の解決に役立ち、食料生産を高める持続可能なソリューションの開発を目指します。」

南インドの気候帯のなかで理想的な場所であることから、プネに研究所を開設しました。大学や研究機関が近郊にあるため、連携して相乗効果を生み出し、農業分野での振興を図るための強力なエコシステムを構築することも可能です。


将来のグローバルなイノベーション・パイプラインを加速させる、最先端の研究施設

同センターはアジア太平洋地域および世界のために、アジア太平洋地域から革新するという BASF の戦略的目標に向かって取り組みながら、インドの農業にテーラーメイドのソリューションを提供して貢献していきます。 BASF 農業関連製品部門のプレジデント、マーカス・ヘルトは次のように述べています。「農家の方々と協力して、彼らが保有する土地をこれからの世代のために保護し、進化する社会の期待に応えるために協力していくことが私たちの役割です。新たな有効成分、新たな調合、そして技術開発を進めることで、インドのチームはこうした目標に貢献していきます。」

BASF は 2014 年、 BASF 本社の完全子会社である BASF ケミカルズ・インディアを介して、ムンバイでイノベーション・キャンパスを新設することを発表しました。この施設でもインドの人材や専門家とともに、作物保護の分野の研究を行います。イノベーション・キャンパスならびに新たに開設した農業研究所はどちらも、 BASF のグローバル・イノベーション・ネットワークにおいて不可欠な要素です。この 2 つの R&D 施設は情報や研究成果を共有し、相乗効果を生み出すとともに、新たな作物保護ソリューションの開発を行っていきます。


広範なグローバル農業研究ネットワーク

BASF は世界の各地に農業研究所を有しており、農業分野の製品の機能をより深く理解するため、 さまざまな気象条件、栽培条件下 で年間を通して試験を行うことができます。ブラジル、スペイン、ドイツ、フィリピンに続いて、プネは BASF の 5 つ目の農業研究所となります。 BASF は年間合計 5 億ユーロ以上を、世界的な農業分野の研究開発に投入し、農業市場への持続可能なソリューションの提供に取り組んでいます。


BASF の農薬事業部
2014 年に約 54 億ユーロの売上げを計上した BASF の農薬事業部は、農薬や種子処理、生物的防除において革新的なソリューションを提供しています。その他、水、栄養、植物の環境ストレスに対するソリューションも提供しています。その製品ポートフォリオには、芝生管理や園芸分野、害虫駆除および公衆衛生に利用可能な製品も含まれます。 BASF の農薬事業部は、市場を牽引するイノベータ―となり、農業生産を最適化し、事業効率を改善し、拡大する世界人口の生活の質の向上を目標に掲げています。詳細情報に関しては、 www.agro.basf.com または、ソーシャルメディアをご参照下さい。

BASF について
BASF (ビーエーエスエフ)は 2015 年、創立 150 周年を迎え、これまで以上に化学でいい関係をつくっていきます。製品ラインは、化学品、プラスチック、高性能製品、農業関連製品、石油・ガスと多岐にわたっています。 BASF は、世界をリードする化学会社として、経済的な成功、社会的責任、そして環境保護を同時に実現しています。また、 BASF は科学とイノベーションを通して現代社会や将来のニーズを提示しながら、ほぼすべての産業のお客様を支援しています。 BASF の製品とソリューションは、資源の確保に貢献し、栄養価の高い食品を提供するとともに、生活の質の向上に寄与しています。 BASF は「私たちは持続可能な将来のために、化学でいい関係をつくります」を企業目標に掲げ、これらの活動を実施しています。 2014 年の売上は約 740 億ユーロで、従業員数は約 11 万 3000 人です。 www.basf.com(英語)、newsroom.basf.com(英語)、www.japan.basf.com(日本語)をご覧ください。

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インドのプネ近郊のロニカンドに開設した農業研究所。除草剤、殺菌剤、殺虫剤ならびに従来の作物保護を超えるソリューションに重点を置き、グローバルな農業研究を行っていきます

インドのプネ近郊のロニカンドに開設した農業研究所。除草剤、殺菌剤、殺虫剤ならびに従来の作物保護を超えるソリューションに重点を置き、グローバルな農業研究を行っていきます

Last Update 2015年5月28日