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2015/07/28
日本

BASF、2015年第2四半期の業績を発表 売上高、利益ともに小幅増

(本資料は 2015年7月24日にBASF本社(ドイツ)で発表されたプレスリリースの和訳です。)

  • 2015 年第 2 四半期
    • 売上高は 191 億ユーロ(前年同期比 3% 増)
    • 特別項目控除前 EBIT は 20 億ユーロ(前年同期比 2% 増)
    • 機能性材料部門で大幅増益 ; その他各部門は減益
  • 2015 年上半期
    • 売上高は 391 億ユーロ(前年同期比 3% 増)
    • 特別項目控除前 EBIT は 41 億ユーロで前年の水準を維持
  • 2015 年の見通し : 売上高は小幅増、特別項目控除前 EBIT は 2014 年の水準を維持と予測

BASF (本社:ドイツ ルートヴィッヒスハーフェン)はこのほど、 2015 年第 2 四半期の業績を発表しました。上半期の決算発表記者会見において、 BASF の取締役会会長である Dr. クルト・ボックは、「 2015 年第 2 四半期は、一部の市場で成長が鈍く、また原材料価格が引き続き不安定でしたが、売上高および利益ともに増加しました。 2015 年上半期の利益は見通しのとおり、前年同期の水準を維持しました」と述べています。

2015 年第 2 四半期の BASF グループの売上高は、前年同期比で 3% 増加し、 191 億ユーロとなりました。販売量は前年同期比で 2% 増加しました。これは主に、石油・ガス部門の販売量の大幅な増加によるものです。原油価格の大幅な下落の結果、製品価格は全般的に下落しましたが、化学品部門および石油・ガス部門での価格下落が顕著でした。また、すべての部門で為替のプラス効果が見られました。

特別項目控除前 EBIT は、 3,100 万ユーロ増加し、約 20 億ユーロとなりました。これは主に、機能性材料部門の貢献度が大幅に拡大し、「その他」に分類される事業で経費が減少したためです。化学品部門では小幅減益でしたが、その他各部門では大幅減益となりました。

EBIT は前年同期比で 1 億 600 万ユーロ増加し、 20 億ユーロとなりました。純利益は 13 億ユーロで、前年同期の水準を維持しました。 1 株利益は、前年同期の 1.37 ユーロに対して 1.38 ユーロとなりました。

一方 2015 年上半期の売上高は、化学品事業で販売量が小幅減少となりましたが、前年同期比で 3% 増加し、 391 億ユーロとなりました。特別項目控除前 EBIT は 41 億ユーロで、前年同期の水準を維持しました。石油・ガス部門は原油価格の下落により減益となりましたが、機能性材料部門および化学品部門の貢献度が拡大し、収益を下支えしました。また、農業関連製品部門は前年同期の利益水準を維持しました。高性能製品部門および「その他」に分類される事業では、前年同期の水準を下回りました。

2015 年上半期の営業活動から得られたキャッシュは 24 億ユーロ増加し、 51 億ユーロでした。「これは前年同期の約 2 倍の数字であり、在庫量が 13 億ユーロ分減ったことが大きく影響しています。また、天然ガス取引や農業関連事業における季節要因、さらには在庫管理における継続的な最適化措置も貢献しています」と BASF の最高財務責任者( CFO )である Dr. ハンス ‐ ウルリッヒ・エンゲルは述べています。


2015 年通年の見通し

2015 年上半期の世界経済および世界の工業生産、化学品生産は、 BASF の見通しほど成長しませんでした。これを受けて、 BASF は 2015 年の世界経済に対する見通しを下方修正しました(カッコ内は以前の予測値)。

  • GDP 成長率: 2.4% ( 2.8% )
  • 工業生産の成長率: 2.9% ( 3.6% )
  • 化学品生産の成長率: 3.8% ( 4.2% )
  • ユーロ/ドルの平均為替レート: 1 ユーロ= 1.15 ドル( 1 ユーロ= 1.20 ドル)
  • 年間平均原油価格: 1 バレル= 60 ~ 70 ドル(変わらず)

ボックは以下のように述べています。「 2015 年は年間を通して、世界経済の成長や世界の工業生産、化学品生産が、半年前の予測よりもやや低調になると、現在 BASF では予測しています。リスク要因は高いままですが、 BASF はこれまでの 2015 年の見通しを据え置きます。 BASF は変動の続く困難な環境で良好な業績を残し、売上高の小幅増を目指しています。特別項目控除前 EBIT に関しては、前年同期の水準を維持できるよう努力しています。」

部門別業績

「化学品部門」 の第 2 四半期の売上高は、前年同期比で 8% 減少し、 40 億ユーロとなりました。原材料価格の下落が、特に石油化学品事業本部における価格の大幅な下落につながりました。シンガポールで行っていた共同事業エルバ・イースタンの株式を 2014 年末に BASF が売却したことも、売上高の減少に影響しました。中間体事業本部における販売量の増加および、すべての事業本部における為替のプラス効果がこれを部分的に吸収しています。特別項目控除前 EBIT は、 2,200 万ユーロ減少して 5 億 4,800 万ユーロとなりました。これは、新たな生産施設が次々と稼動を開始したことと、予定通り多くの工場が閉鎖されたことによる固定費の増加が主に影響しています。 2015 年上半期の売上高は、 10% 減少して 78 億ユーロとなりました。特別項目控除前 EBIT は、主に石油化学品事業本部の貢献度が増加したことから、 1 億 300 万ユーロ増加し、 13 億ユーロとなりました。

「高性能製品部門」 の第 2 四半期の売上高は、為替のプラス効果により 4% 増加し、 41 億ユーロとなりました。販売量は小幅減少となりました。これは主に、ポリイソブチレン工場の予定外の閉鎖と、原油価格に関連して油田用化学品事業の需要が弱まったことが原因です。ペーパーケミカルズ事業の市場環境も依然として厳しいままでした。また、ビタミン E 事業では激しい競争により、販売価格がマイナスの影響を受けました。固定費の増加は主に、新たな工場の稼働、在庫量の削減、為替のマイナス効果によるものです。そのため、同部門における特別項目控除前 EBIT は、 1 億 3,100 万ユーロ減少し、 3 億 400 万ユーロとなりました。 2015 年上半期の売上高は、 4% 増加し、 81 億ユーロとなりました。特別項目控除前 EBIT は、 4,300 万ユーロ減少し、 8 億 1,900 万ユーロとなりました。これは主に、固定費の増加が原因です。

「機能性材料部門」 の第 2 四半期の売上高は、前年同期を 9% 上回り、 49 億ユーロとなりました。すべての事業本部における為替のプラス効果が増収の決定的要因となりました。販売量は前年同期の水準を維持し、販売価格はわずかに下落しました。自動車産業および建設産業への販売量が増加する一方、貴金属取引における販売量は減少しました。特別項目控除前 EBIT は、 1 億 200 万ユーロ増加し、 4 億 5,800 万ユーロとなりました。これは特にパフォーマンスマテリアルズ事業本部の高い貢献度によるものです。 2015 年上半期の売上高は、 9% 増加して 95 億ユーロとなりました。特別項目控除前 EBIT は、 2 億 2,200 万ユーロ増加して 8 億 8,900 万ユーロとなりました。これは主に、パフォーマンスマテリアルズ事業本部の貢献度が高かったためです。

「農業関連製品部門」 の第 2 四半期の売上高は、厳しい市場環境のなか 1% 増加し、 17 億ユーロとなりました。為替のプラス効果および販売価格の上昇が販売量の減少を吸収しました。それにもかかわらず、特別項目控除前 EBIT は 6,800 万ユーロ減少し、 3 億 6,500 万ユーロとなりました。販売量の減少のほか、新たな工場の稼働開始による固定費の増加が影響したためです。農業関連製品部門の上半期の売上高は、販売量の小幅減少にもかかわらず、前年同期比で 8% 増加し、 36 億ユーロとなりました。特別項目控除前 EBIT は、 9 億 3,900 万ユーロで前年同期の水準を達成しました。

「石油・ガス部門」 の第 2 四半期の売上高は、前年同期比で 15% 増加し、 37 億ユーロとなりました。これは主に、天然ガス取引における販売量の大幅な増加によるものです。原油価格は米ドル建てで 44% 下落し、売上高の減少につながりました。原油価格の下落に伴い、特別項目控除前 EBIT も 1 億 1,500 万ユーロ減少し、 4 億 3,100 万ユーロとなりました。前年同期の利益には、リビア沖合での石油生産の貢献が含まれていました。 2015 年上半期の売上高は、 16% 増加し、 87 億ユーロとなりました。特別項目控除前 EBIT は、 1 億 4,400 万ユーロ減少し、 8 億 6,800 万ユーロとなりました。天然ガス取引からの利益貢献度が拡大しましたが、原油価格下落に伴う探索・生産事業部の減益を完全に吸収することはできませんでした。

「その他」 に分類される事業の第 2 四半期の売上高は、前年同期比で 11% 減少し、 7 億 5,700 万ユーロとなりました。これには、オランダのモルジクで行っている共同事業、エルバの工場の操業停止により、工場の供給力が低下したこと、さらにはシンガポールで行っていた共同事業、エルバ・イースタンの株式を BASF が売却したことが大きく影響しています。特別項目控除前 EBIT は、 2 億 6,500 万ユーロ改善し、マイナス 6,300 億ユーロとなりました。これは、第 2 四半期に株価が下落したことから、長期インセンティブ( LTI )制度への引当金を約 1 億 7,000 万ユーロ取り崩したことが主な要因です。 2014 年第 2 四半期および 2015 年第 1 四半期には、同制度への引当金の繰入額が含まれていました。「その他」に分類される事業の上半期の売上高は 25% 減少し、 14 億ユーロでした。特別項目控除前 EBIT は 1 億 4,500 万ユーロ減少し、 6 億 7,600 万ユーロでした。


日本のBASFについて
BASFは日本では1888年に事業を開始いたしました。事業活動は、化学品、高性能製品、機能性材料、農業関連製品の4分野です。主要生産拠点は神奈川県茅ヶ崎市(コンクリート混和剤、建設資材)、茨城県古河市(パーソナルケア製品原料)、茨城県北茨城市(プラスチック添加剤)、横浜市戸塚区(コーティングス)、三重県四日市市(熱可塑性ポリウレタン、ポリマーディスパージョン)です。また、研究開発においては、日本から革新的な製品をグローバル市場に発信することを目指しています。2012年には「横浜イノベーションセンター」(エンジニアリングプラスチック)を、2013年には既存の尼崎研究開発センターを拡張し、バッテリー材料に特化した研究施設「尼崎研究開発センターバッテリー材料研究所」を新設しました。2014年のBASFの日本での売上は2079億円(約14.8億ユーロ)、従業員数は1,138人です。


BASF について

BASF (ビーエーエスエフ)は 2015 年、創立 150 周年を迎え、これまで以上に化学でいい関係をつくっていきます。製品ラインは、化学品、プラスチック、高性能製品、農業関連製品、石油・ガスと多岐にわたっています。 BASF は、世界をリードする化学会社として、経済的な成功、社会的責任、そして環境保護を同時に実現しています。また、 BASF は科学とイノベーションを通して現代社会や将来のニーズを提示しながら、ほぼすべての産業のお客様を支援しています。 BASF の製品とソリューションは、資源の確保に貢献し、栄養価の高い食品を提供するとともに、生活の質の向上に寄与しています。 BASF は「私たちは持続可能な将来のために、化学でいい関係をつくります」を企業目標に掲げ、これらの活動を実施しています。 2014 年の売上は約 740 億ユーロで、従業員数は約 11 万 3000 人です。 www.basf.com(英語)、newsroom.basf.com(英語)、www.japan.basf.com(日本語)をご覧ください。


将来の予測に関する記述について
この文書には BASF 経営陣による現時点での経験、推測、および予測、ならびに現在入手可能な情報に基づく「将来の予測に関する記述」が含まれています。これらは将来の業績を保証するものではなく、予測が困難な一定のリスクと不確実性を含んでいるほか、将来のできごとに関する、正確とは限らない仮定に基づいています。 BASF の実際の結果、業績、達成事項は、多くの要因によってこれらの記述が明示的または黙示的に示したものとは大きく異なる場合があります。この文書に記載された将来の予測に関する記述に関しては、 BASF は更新の義務を負いません。

 

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Last Update 2015/07/24