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2015/10/05
日本

BASFとGenomatica、再生可能原料ベースの1,4-ブタンジオール(BDO)に関するライセンス契約を拡大

(本資料は2015年9月24日にBASF本社(ドイツ)およびGenomatica社(米国)が共同発表したプレスリリースの和訳です。)

  • ライセンス契約の対象地域を東南アジアに拡大
  • 契約上の年産能力を最大 75,000 トンに
  • Genomatica の技術を用いた再生可能原料ベースの BDO の大規模商業生産を目指す

BASF (本社:ドイツ ルートヴィッヒスハーフェン)と Genomatica 社(ジェノマティカ、米国 カリフォルニア州サンディエゴ)は、 Genomatica が特許権を所有するプロセスを用いた、再生可能原料ベースの 1,4- ブタンジオールの製造に関するライセンス契約の対象地域を拡大しました。北米を中心としていた当初の契約に、一部の東南アジア諸国が加わりました。

こ のライセンス契約により、 BASF は Genomatica のプロセスを使って再生可能原料ベースの BDO を製造する世界規模の製造施設を建設できるようになります。 BASF は年間最大 75,000 トンの製造を行う権利を取得しました。合意内容に基づき、 Genomatica は再生可能原料ベースの BDO の製造に用いられる同社の特許取得済み GENO BDO™ プロセス技術を今後も発展させていきます。一段階発酵などのプロセスは、再生可能原料としてブドウ糖やショ糖を使用して行うことが可能です。両社は、今回の契約の財務上の詳細は開示しないことで合意しています。

BASF は再生可能原料ベースの BDO を商業規模で製造し、サンプル評価など商業化利用を目的とした顧客に提供しています。こうした BDO の品質は、石油化学ベースの BDO に匹敵するものです。また、 BASF は、再生可能原料ベースの BDO から作る PolyTHF® (ポリテトラヒドロフラン)の製造および提供により、製品ポートフォリオを拡充しました。

BASF の中間体事業本部のプレジデントであるシュテファン・ブランクは次のように述べています。「 Genomatica とのライセンス契約を活気のあるアジア太平洋地域に拡大することができ、嬉しく思います。 BASF は再生可能原料ベースの BDO を製品ポートフォリオに加え、市場の要求に応えられるようになります。」

Genomatica 社の CEO であるクリストフ・シリング氏は次のように述べています。「当社の GENO™ 技術の使用に関する BASF とのライセンス契約を拡大することができ、嬉しく思います。当社の技術がサステナビリティという点でビジネスパートナー各社、ならびに日用品のエンドユーザーにも恩恵がもたらされるようになるのが楽しみです。」

BDO およびその誘導体は、包装材、自動車、繊維、スポーツ・レジャーなどの業界で使用されるプラスチック、溶剤、電子材料化学品および弾性繊維の製造に利用されています。現在、 BASF は、ドイツのルートヴィッヒスハーフェン、米国のルイジアナ州ガイスマー、日本の千葉、マレーシアのクアンタン、中国の漕涇(カオジン)で BDO および BDO 同等品の製造を行っています。 BASF は、 2015 年末までに BDO の製造能力を 650,000 トンへ、 2016 年初めまでに PolyTHF® の製造能力を 350,000 トンへ、世界的に増強することを発表しています。

 

 

Genomatica について

Genomatica (ジェノマティカ)は化学業界において、広く認められているテクノロジーリーダーです。 Genomatica は、再生可能原料から広く使用されている化学品を、パートナー企業が生産することを可能にする製造プロセスを開発しています。 Genomatica は、高生産量の中間体である BDO を生産するため、業界初の商業用バイオベース・プロセスを提供しました。同社はバイオプロセス工学プラットフォームと幅広い知的財産を用い、ブタジエンやナイロン中間体などの化学品の生産のための製造プロセスの開発も行っています。 Genomatica は、 “ 世界で最も注目すべき商業化された化学エンジニアリング技術 ” で Kirkpatrick Award を受賞したほか、 2015 年には世界経済フォーラムのテクノロジー・パイオニアに選出されるなど、そのイノベーションや商業化の実績が高く評価されています。詳細に関しては、 www.genomatica.com をご覧ください。

 

BASF について
BASF (ビーエーエスエフ)は 2015 年、創立 150 周年を迎え、これまで以上に化学でいい関係をつくっていきます。製品ラインは、化学品、プラスチック、高性能製品、農業関連製品、石油・ガスと多岐にわたっています。 BASF は、世界をリードする化学会社として、経済的な成功、社会的責任、そして環境保護を同時に実現しています。また、 BASF は科学とイノベーションを通して現代社会や将来のニーズを提示しながら、ほぼすべての産業のお客様を支援しています。 BASF の製品とソリューションは、資源の確保に貢献し、栄養価の高い食品を提供するとともに、生活の質の向上に寄与しています。 BASF は「私たちは持続可能な将来のために、化学でいい関係をつくります」を企業目標に掲げ、これらの活動を実施しています。 2014 年の売上は約 740 億ユーロで、従業員数は約 11 万 3000 人です。 www.basf.com(英語)、newsroom.basf.com(英語)、www.japan.basf.com(日本語)をご覧ください。

 

BASFの中間体事業本部について

BASFグループの中間体事業は、中間体の開発から製造販売までを行っており、約700種類もの中間体からなる包括的なポートフォリオを世界展開しています。提供製品のなかで特に重要性が高いのは、アミン類、ジオール類、多価アルコール類、有機酸類、スペシャリティ製品などです。中間体は、塗料やプラスチック、医薬品、繊維、洗剤、農薬の原料として使用されており、BASFの革新的な製品は、最終製品の特性の改善および、生産プロセスの効率性向上に役立てられています。BASFの中間体事業はISO 9001認証を取得し、ヨーロッパ、アジア、北アメリカに生産拠点を展開しています。2014年の世界での売上高は28億ユーロです。詳細については、www.intermediates.basf.com(英語)をご覧ください。

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Last Update 2015/10/05