2015年12月14日

BASF、顔料のグローバル生産体制を強化

(本資料は 2015 年12月7日にBASF本社(ドイツ)で発表されたプレスリリースの和訳です。)

  • 中国・南京の高性能顔料の生産能力を拡大
  • ドイツ・ルートヴィッヒスハーフェンでの α 型ブルー顔料の生産能力を拡大

BASF (本社:ドイツ ルートヴィッヒスハーフェン) は、新たに 2 拠点で投資を行い、顔料のグローバル生産体制を強化します。中国・南京の拠点では、高性能ジケトピロロピロール顔料( DPP )の生産能力を拡大しました。ドイツ・ルートヴィッヒスハーフェンでは堅牢性が高い多用途 α 型ブルー顔料の生産能力を、 2016 年秋までに拡大します。

高彩度および高耐候性を有する BASF の DPP 顔料であるイルガジン ® ( Irgazin® )は、自動車用・工業用・粉体塗料、インキおよびプラスチックなどにも使用できます。南京の生産能力を拡大することで、 BASF は特にアジア太平洋地域で高まり続ける、高性能顔料への需要に応えていきます。


より持続可能なソリューションを提供できるよう顧客をサポート

BASF ディスパージョン&ピグメント事業本部 、 アジア太平洋地域担当シニアバイスプレジデントのジェフ・ナイトは次のように述べています。「 DPP 顔料 は 、 世界各地で規制が進んでいるクロム酸鉛顔料の高品質代替品です。 私たちはこうした革新的な製品で、お客様がより持続可能な製品を開発できるよう支援しています。」

2013 年に稼働を開始した南京の工場では、特にアジア市場向けに DPP 顔料の製造を始めています。世界全地域に生産拠点を持つ DPP 顔料の包括的な生産体制により、 BASF は世界一定品質の、質の高い顔料を、迅速かつ安定して世界各地に提供できます。

ルートヴィッヒスハーフェンにおける α 型ブルー顔料の生産能力を拡大

BASF はルートヴィッヒスハーフェンの拠点における、 α 型ブルー顔料の生産能力を拡大し、 2016 年秋以降に製造を開始します。この優れた堅牢性が特徴の赤味の銅フタロシアニン顔料は、ヘリオゲン ® ( Heliogen® )として販売しており、その他に同じ化学構造を持つ青色、および緑色顔料を有しています。また、 α 型ブルー顔料は、プラスチックの着色、印刷インキ、工業用・自動車用塗料など、さまざまな用途に使えることも特徴です。

ピグメント&レジン部門の欧州担当シニアバイスプレジデントである、アレキサンダー・ハウンシルドは次のように述べています。「今回の生産能力拡大は、増大する市場での需要に応えるとともに、当社の製品出荷の安定性も高めます。最新のカラートレンドを見ると、 α 型ブルー顔料に対するお客様の需要は、今後もますます高まっていくと私たちは考えています。」
 

BASF のディスパージョン&ピグメント事業本部について

BASF のディスパージョン&ピグメント事業本部は、高品質の幅広い顔料、樹脂、添加 剤およびポリマーディスパージョンの開発、生産、販売を世界各地で行っています。これらの材料は、コーティング・塗料のフォーミュレーション、印刷・包装 製品、建設化学品、接着剤、繊維結合、プラスチック、紙、さらにディスプレイなどの電子用途に使用されます。ディスパージョン&ピグメント事業本部は、包 括的な製品ポートフォリオと業界に関する広範な知識を生かして、革新的かつ持続可能なソリューションをお客様に提供し、フォーミュレーションの促進に貢献 しています。ディスパージョン&ピグメント事業本部のさらに詳しい情報は、 http://www.dispersions-pigments.basf.com をご覧ください。

 

BASF について

BASF (ビーエーエスエフ)は 2015 年、創立 150 周年を迎え、これまで以上に化学でいい関係をつくっていきます。製品ラインは、化学品、プラスチック、高性能製品、農業関連製品、石油・ガスと多岐にわたっています。 BASF は、世界をリードする化学会社として、経済的な成功、社会的責任、そして環境保護を同時に実現しています。また、 BASF は科学とイノベーションを通して現代社会や将来のニーズを提示しながら、ほぼすべての産業のお客様を支援しています。 BASF の製品とソリューションは、資源の確保に貢献し、栄養価の高い食品を提供するとともに、生活の質の向上に寄与しています。 BASF は「私たちは持続可能な将来のために、化学でいい関係をつくります」を企業目標に掲げ、これらの活動を実施しています。 2014 年の売上は約 740 億ユーロで、従業員数は約 11 万 3000 人です。 www.basf.com(英語)、newsroom.basf.com(英語)、www.japan.basf.com(日本語)をご覧ください。

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Last Update 2015年12月14日