2017年9月22日

BASF、Solvay がグローバル展開するポリアミド事業を買収

(この資料はBASF本社が 2017年9月19日に発表した英語のプレスリリースをBASFジャパンが日本語に翻訳・編集したものです。)

  • 様々な産業に対するソリューションプロバイダーとしての地位を強化
  • エンジニアリングプラスチックの主要原材料からの一貫生産を増強

BASFとSolvayはこの度、Solvayのポリアミド関連事業をBASFに売却することについて合意しました。キャッシュフリー・デットフリーベースの購入価格は16億ユーロです。適用法に従い、今回の取引はSolvayの関連組織による検討の対象となり、その後、両社は拘束力のある合意を締結することになります。SolvayとBASFは規制当局による承認、および合弁事業のパートナーの正式な同意を経た上で、2018年第3四半期の取引成立を目指します。パートナーはすでに、BASFの正式な契約書の送付を条件として、同意を付与することを約束しています。

今回の買収は、BASFのエンジニアリングプラスチック製品のポートフォリオを補完するものであり、自動車、建設、工業用途、およびコンシューマー産業に対するソリューションプロバイダーとしてのBASFの地位を強化することになります。地域的な観点では、今回の取引で、アジア、南米の主要成長市場への進出が促進されます。同時に、今回の買収では重合能力を拡充し、主要原材料ADN(アジポニトリル)からの一貫生産を行うことで、BASFのポリアミド6.6のバリューチェーンを強化することになります。

Solvayから買収を予定している事業の売上高は、2016年通年で13億1,500万ユーロ、EBITDAは約2億ユーロです。世界の従業員数は約2,400人で、そのうちフランスには約1,300人を擁しています。世界各地に12の生産拠点を置き、4つの研究開発施設、10カ所の技術サポート拠点を有しています。本事業はBASFのパフォーマンスマテリアルズ事業本部およびモノマー事業本部に統合される予定です。

※このプレスリリースの内容および解釈については英語のオリジナルが優先されます。

BASFについて

BASF(ビーエーエスエフ)は世界をリードする化学会社(本社:ドイツ ルートヴィッヒスハーフェン)で、持続可能な将来のために、化学でいい関係をつくります。また、経済的な成功、環境保護、そして社会的責任を同時に実現しています。BASFでは、約114,000人の社員一人ひとりがほぼすべての産業、ほぼすべての国においてお客様の成功に貢献できるよう努めています。製品ポートフォリオは化学品、高性能製品、機能性材料、農業関連製品、石油・ガスの5つの部門から成ります。2016年、BASFは約580億ユーロの売上高を達成しました。BASFの詳しい情報は、www.basf.com(英)、newsroom.basf.com(英語)、www.basf.com/jp(日本語)をご覧ください。

将来の予測に関する記述について

本リリースにはBASF経営陣による現時点での推測および予測、ならびに現在入手可能な情報に基づく「将来の予測に関する記述」が含まれています。これらはここに記す将来の進展や業績を保証するものではなく、多くの要因に依存し、様々なリスクと不確実性を含んでいるほか、正確とは限らない仮定に基づいています。それらのリスク要因には、特にBASFレポート2016の111ページから118ページに記載される事項が含まれます。BASFレポートはbasf.com/reportでご覧いただけます。本リリースに記載された将来の予測に関する記述に関しては、BASFは更新の義務を負いません。

Last Update 2017年9月22日