2017年10月12日

BASFのBasotect®(バソテクト)が、ナイトクラブ「Jeanne d’Arc」の吸音材として採用

(この資料は BASF本社(ドイツ)が 2017年10月6日に発表した英語のプレスリリースをBASFジャパンが日本語に翻訳・編集したものです。)

ナイトクラブでの吸音と言うと矛盾があるように聞こえるかもしれませんが、ドイツ・ランダウで新しくオープンしたナイトクラブの「Jeanne d’Arc」でそれが実現しました。優れた音響を確保するために、多くのレコーディングスタジオやコンサートホールでBASFのメラミン樹脂発泡品Basotect®(バソテクト)が使用されており、Jeanne d’Arcにおいても、洗練された特別な音響空間が提供されています。Basotect®のオープンセルの気泡構造は、音波をほぼ完全に吸収し、歪んだ反響音の発生を防ぎます。軽量で低可燃性の発泡体、Basotect®は多様な色と形状に加工できるため、様々なデザインに柔軟に対応します。「機能性とデザインのバランスをとるという難問に対処するには、Basotect®が最適な材料でした」とプロジェクトを手掛けた建築事務所、IDEENREICHのセバスチャン・メッツ氏は述べています。

バッフル、立方体、ピラミッドによって実現する完璧なサウンド

1,000 m3を超える空間には、Basotect® G+の100個以上の立方体と1,200個の大型シリンダー(バッフル)が天井からつるされ、落ち着いた色の壁面にデザイン要素がピラミッド型に配置されています。メッツ氏は「天井や壁に音を反射させない素材が、最高品質のサウンドをもたらします。設置が容易で防火性に優れていることも採用の決め手となりました」と述べています。

熱硬化性メラミン樹脂発泡体は取り扱いも容易です。剛性と柔軟性が備わっているので、あらゆる形状に手軽に成形できます。つまり、切断、プレス、成形を行って、複雑な芸術品が製作できるのです。ドイツ・ランブレヒトに拠点を置くSetaplast社が、このナイトクラブで使用されている全てのデザイン要素を提供しました。

2017年9月末にオープンしたJeanne d’Arcは、一晩におよそ1,000人のゲストを収容することが可能で、50人のスタッフがお客様に対応します。夏には広いルーフテラスも開放される予定です。

※このプレスリリースの内容および解釈については英語のオリジナルが優先されます。

 

BASFのパフォーマンスマテリアルズ事業部について

BASFのパフォーマンスマテリアルズ事業本部は、材料のノウハウを一つに融合し、革新的でカスタマイズされたプラスチック関連製品とサービスを提供します。本事業部はトランスポーテーション、建築・建設、インダストリアルアプリケーション、消費財という4つの主要産業部門で世界的に事業を展開しており、強力な製品・サービスポートフォリオを備え、アプリケーション志向のシステムソリューションを深く理解しています。収益性と成長を促進させている主な要素は、お客様との緊密な連携と、明確なソリューション重視の姿勢です。研究開発の点でも高い能力を有しており、それが革新的な製品やアプリケーションを開発する基盤となっています。2016年、パフォーマンスマテリアルズ事業本部は、69億ユーロを達成しました。詳細に関しては、www.performance-materials.basf.comをご覧ください。

BASFについて

BASF(ビーエーエスエフ)は世界をリードする化学会社(本社:ドイツ ルートヴィッヒスハーフェン)で、持続可能な将来のために、化学でいい関係をつくります。また、経済的な成功、環境保護、そして社会的責任を同時に実現しています。BASFでは、約114,000人の社員一人ひとりがほぼすべての産業、ほぼすべての国においてお客様の成功に貢献できるよう努めています。製品ポートフォリオは化学品、高性能製品、機能性材料、農業関連製品、石油・ガスの5つの部門から成ります。2016年、BASFは約580億ユーロの売上高を達成しました。2016年、BASFは約580億ユーロの売上高を達成しました。BASFの詳しい情報は、 www.basf.com(英語)、newsroom.basf.com(英語)、www.basf.com/jp(日本語)をご覧ください。

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Last Update 2017年10月12日