2018/05/15
日本

BASFとSolenis社、製紙用薬品、水処理剤事業を統合

(この資料は BASF本社(ドイツ)が 2018年5月3日に発表した英語のプレスリリースをBASFジャパンが日本語に翻訳・編集したものです。)

  • 製紙・水処理業界向けの世界的な顧客志向のソリューションプロバイダー
  • BASFの製紙用ウェットエンドおよび水処理剤事業とSolenisの統合で、想定売上高は約24億ユーロに
  • BASFが合併会社の株式49%を保有

2018年5月2日、BASF(本社:ドイツ ルートヴィッヒスハーフェン)とSolenisは、BASFの製紙用ウェットエンドおよび水処理剤事業をSolenisと統合する提携合意書に署名しました。合併会社の2017年の想定売上高は約24億ユーロ、従業員数は約5,000名で、製紙・水処理業界のお客様に付加価値を提供することを目指します。今回の提携の目的は、製紙・水処理業界に対し世界的な顧客志向のソリューションプロバイダーとなる会社を設立することにあります。製品ポートフォリオは、製紙業界向けの機能性化学品、ウェットエンドプロセス化学品、製紙工場の水循環用ソリューション、包括的なサービスを総合的に網羅しています。また、水処理業界のお客様には、Solenisの質の高いサービスとBASFの幅広い水処理剤プラットフォームの両面で利益をもたらします。規制当局による承認が得られれば、最短で2018年末に契約を締結する見込みです。今回の取引の財務条件は非公開です。

BASFは合併会社の株式の49%を保有します。合併会社はSolenis名で事業を運営し、米国デラウェア州、ウィルミントンに拠点を置きます。BASFは合併会社の7名の株主代表のうち3名を任命しますが、Solenisの現在の社長兼最高経営責任者(CEO)であるジョン・E・パニケラ氏が、今後も合併会社の指揮を執ります。株式の51%はClayton, Dubilier & Rice社が管理するファンドが保有することになります。

BASF取締役会のメンバーであり、高性能製品部門の責任者であるDr. マーカス・カミースは、「今回の取引は、BASFが積極的にポートフォリオ管理を行っていることの証です。前途有望な合併会社の設立により、両社は将来、成功を分かち合うことができるでしょう。」と述べています。

本合意には、2017年の売上高が約8億ユーロ、約1,300名の従業員から成るBASFの世界的な製紙用ウェットエンドおよび水処理剤事業が含まれ、また、英国のブラッドフォードおよびグリムズビー、米国バージニア州サフォーク、メキシコのアルタミラ、インドのアンクルシュワー、オーストラリアのクイナナにある、製紙用ウェットエンドおよび水処理剤事業の生産拠点および工場も今回の合意に含まれています。なお、ドイツ・ルートヴィッヒスハーフェンおよび中国・南京のフェアブント拠点に統合されているBASFの製紙および水処理剤の生産工場は移譲されることなく、中長期供給契約のもと、合併会社に製品および原材料を提供することになります。

BASFの製紙用コーティング剤のポートフォリオは、今回の合意には含まれません。

将来の成長に向けた戦略的統合

BASF パフォーマンスケミカルズ事業本部プレジデントのアヌプ・コタリは、次のように述べています。「私たちは合併会社の49%を保有することで製紙業界、水処理業界に今後も力を注ぎ、当社のテクノロジー、製品、生産プロセスを提供していきます。Solenisの高いサービスにより、お客様に対するさらなる付加価値を生み出していけるでしょう。今回の統合によるイノベーション、補完的な最先端の製品ポートフォリオ、専門サービスとアプリケーションサポートが、お客様にとっての利益をもたらします。」

SolenisのCEO、ジョン・E・パニケラ氏は、「私たちはサービスや製品の提供を拡大し、顧客志向の特殊化学品に特化した世界的な会社を生み出す機会を得ることができました。両社の文化が足並みを揃え、お客様に価値を生み出すことへの強い思いを共有できることを嬉しく思います。専門家集団のチームとしてひとつになり、今後も卓越したイノベーション、サステナビリティ、安全性を実現するべく力を合わせ、努力を重ねて参ります」と述べています。

補完的な製品やサービスもお客様の利益に貢献

Solenisはパルプ、製紙、石油・ガス、化学処理、鉱業、生物精製、電力、公設市場など、水を大量消費する業界に特殊化学品を提供する世界的なメーカーです。同社の製品ポートフォリオには、幅広いプロセス化学品、機能性化学品、水処理剤から最先端の監視・制御システムまでが含まれます。米国デラウェア州ウィルミントンに本拠を置く同社は、戦略的に配置された35の製造拠点を世界各地に保有しており、118カ国に約3,700名の従業員を擁しています。

BASFは製紙・水業界に幅広く化学品を提供しています。製紙用薬品の製品ポートフォリオは、水管理に使用する乾燥紙力増強剤、定着剤、歩留剤、濾水剤、凝集剤、凝結剤で構成されています。また、BASFは塩基性染料、直接染料、サイズ剤、顔料調合剤、湿潤紙力増強剤、感熱紙用顕色剤も提供しています。水処理剤の製品ポートフォリオには、工業・公設用水処理の主要プロセスに用いられる製品を含みます。BASFの製紙用薬品・水処理剤事業は、飲料水の生産、廃水処理および工業プロセス用水の処理、冷却塔、ボイラー、淡水化プラントの保護に用いられる原水を浄化するための化学品を提供しています。製紙・水処理剤事業はBASFの高性能製品部門パフォーマンスケミカル事業本部の一部です。

BASFとSolenisは、取引完了まで厳密にそれぞれ独立した企業として引き続き業務を行っていきます。

※このプレスリリースの内容および解釈については英語のオリジナルが優先されます。

 

BASFについて

BASF(ビーエーエスエフ)は、ドイツ ルートヴィッヒスハーフェンに本社を置く、世界をリードする化学会社です。持続可能な将来のために化学でいい関係をつくることを企業目的とし、環境保護と社会的責任の追及、経済的な成功の3つを同時に果たしています。また、全世界で115,000人以上の社員を有し、世界中のほぼすべての産業に関わるお客様に貢献できるよう努めています。製品ポートフォリオは化学品、高性能製品、機能性材料、農業関連製品、石油・ガスの5つの事業部門から成ります。2017年のBASFの売上高は約645億ユーロでした。BASFは、フランクフルト(BAS)、ロンドン(BFA)およびチューリッヒ(BAS)の証券取引所に上場しています。BASFの詳しい情報は、www.basf.com(英語)をご覧ください。

将来の予測に関する記述について

本リリースにはBASF経営陣による現時点での推測および予測、ならびに現在入手可能な情報に基づく「将来の予測に関する記述」が含まれています。これらはここに記す将来の進展や業績を保証するものではなく、多くの要因に依存し、様々なリスクと不確実性を含んでいるほか、正確とは限らない仮定に基づいています。本リリースに記載された将来の予測に関する記述に関しては、BASFは更新の義務を負いません。

P-18-195

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Last Update 2018/05/15