Trade News  |  2020年1月15日

揮発性有機化合物(VOC)排出を抑えた、BASFの新しいフォームグレードBasotect®UF+

(この資料は BASF本社(ドイツ)が 2019年12月16日に発表した英語のプレスリリースをBASFジャパンが日本語に翻訳・編集したものです。)
 
  • 鉄道車両や建築用途に最適な吸音・断熱フォーム

BASF(本社 ドイツ ルートヴィッヒスハーフェン)は、メラミン樹脂発泡体Basotect®(バソテクト)の製品ラインアップを拡充しています。新しいグレードであるBasotect®UF+は従来のBasotect®UFよりもVOCの排出量がさらに改善され、新たな用途への可能性を開きます。非常に軽量かつ柔軟性を備えたフォームは、鉄道車両における断熱だけでなく建物の空調機器(HVAC)にも最適で、設備の騒音も効果的に低減します。この新しいグレードは、グローバルに展開されています。 

Basotect®UF+は、従来品であるBasotect®UFと同様の特性を保持しています。高弾性、低熱伝導率で、密度はわずか7kg/m3と非常に低く、加工中に鉱物繊維を飛散することもありません。高い柔軟性により、細い隙間だけではなく天井や壁といった湾曲面にもフィットさせることができます。Basotect®UF+は、アメリカのASTM C1410規格を含む、最高の防火安全要件を満たしています。

BASFの発泡体は寸法維持性があり、非常に低密度で、難燃性に優れているため、列車や地下鉄、路面電車の吸音と絶縁にも適しています。Basotect®UF+は、輸送分野において起こりうる最高レベルの防火規格(EN45545 HL3)に準拠しており、様々な鉄道および鉄道車両カテゴリで使用可能です。

 

Basotect®について

Basotect®はメラミン樹脂を原材料とするオープンセルフォームで、独自のさまざまな特性があります。もともと耐火性の素材であるため優れた防火性能を備えており、難燃剤を添加する必要がありません。最大240°Cの環境で使用でき、広範囲の温度域で安定した特性を保持します。またオープンセルの気泡構造により、軽量で吸音性と断熱性に優れているほか、低温柔軟性も実現しています。Basotect®は、自動車、航空宇宙、建築からコンシューマー製品まで、多くの産業で使用されています。

※このプレスリリースの内容および解釈については英語のオリジナルが優先されます。

BASFのBasotect® ソリューションの詳細については、
www.basotect.basf.com(英語)をご覧ください。

 

BASFのパフォーマンスマテリアルズ事業本部について

BASFのパフォーマンスマテリアルズ事業本部は、材料のノウハウを一つに融合し、革新的でカスタマイズされたプラスチック関連製品とサービスを提供します。本事業部はトランスポーテーション、建築・建設、インダストリアルアプリケーション、消費財という4つの主要産業部門で世界的に事業を展開しており、強力な製品・サービスポートフォリオを備え、アプリケーション志向のシステムソリューションを深く理解しています。収益性と成長を促進させている主な要素は、お客様との緊密な連携と、明確なソリューション重視の姿勢です。研究開発の点でも高い能力を有しており、それが革新的な製品やアプリケーションを開発する基盤となっています。2018年、パフォーマンスマテリアルズ事業本部は、世界で76.5億ユーロの売上高を達成しました。詳細に関しては、 www.plastics.basf.com をご覧ください。

 

BASFについて

BASF(ビーエーエスエフ)は、ドイツ ルートヴィッヒスハーフェンに本社を置く総合化学会社です。持続可能な将来のために化学でいい関係をつくることを企業目的とし、環境保護と社会的責任の追及、経済的な成功の3つを同時に果たしています。また、全世界で約122,000人の社員を有し、世界中のほぼすべての産業に関わるお客様に貢献できるよう努めています。ポートフォリオは、6つの事業セグメント(ケミカル、マテリアル、インダストリアル・ソリューション、サーフェステクノロジー、ニュートリション&ケア、アグロソリューション)から成ります。2018年のBASFの売上高は約630億ユーロでした。BASF株式はフランクフルト証券取引所(BAS)に上場しているほか、米国預託証券(BASFY)として取引されています。BASFの詳しい情報は、www.basf.comをご覧ください。

Last Update 2020年1月15日