Trade News  |  2020年2月7日

BASF、イタリアのポンテッキオ・マルコーニでIrganox®1520L の生産能力拡大

(この資料はBASF本社(ドイツ)が 2020年1月15日に発表した英語のプレスリリースをBASFジャパンが日本語に翻訳・編集したものです。)

  • 世界的な需要の高まりに対応する投資
  • 年間20%の生産能力拡大
  • 2021年の第一四半期に稼働する計画

BASF(本社:ドイツ ルートヴィッヒスハーフェン)は、イタリアのポンテッキオ・マルコーニサイトの酸化防止剤 Irganox®(イルガノックス®)1520Lの生産能力を20%拡大する計画を発表しました。BASFはプラスチック添加剤の世界的なリーディングサプライヤーであり、Irganox®1520LはBASFの酸化防止剤の主要製品ポートフォリオの1つです。この拡大により、BASFは高まる市場需要に対応し、世界中の顧客により良いサービスを提供することを目指しています。

BASFの欧州パフォーマンスケミカルズ事業本部シニア・バイスプレジデントを務めるアヒム・スティーズは次のように述べています。「Irganox®1520Lの増産は、お客様の成長を継続的にサポートするというBASFのコミットメントを明確に示しています。イタリアのポンテッキオ・マルコーニの工場におけるオペレーションのボトルネックを解消することで、市場の需要増加に迅速に対応することができます。」

Irganox®1520Lは、溶液重合、乳化重合、熱可塑性エラストマー、プラスチック、接着剤、シーラント、オイル、潤滑剤といった、幅広い用途に有効な酸化防止剤です。単独、少量、あるいは、補助安定剤なしで使用され、加工時や長期の熱老化安定性の両方に寄与する他に類を見ない特長があります。必要に応じて、Irganox®1520Lを二次酸化防止剤、ベンゾフラノン、光安定剤、機能安定剤など、他の添加剤と併用することもできます。

※このプレスリリースの内容および解釈については英語のオリジナルが優先されます。

 

BASFのプラスチック添加剤について

BASFはプラスチック添加剤を製造するリーディングサプライヤーであり、この分野におけるイノベーションパートナーでもあります。BASFの包括的かつ革新的な製品ポートフォリオには、各種ポリマーおよび成形品、フィルム、繊維、シート、押出成形品などの用途において加工安定性、耐熱性、耐光性を向上する安定剤などがあります。プラスチック添加剤に関する詳細につきましては、http://www.plasticadditives.basf.com をご覧ください。

 

BASFについて

BASF(ビーエーエスエフ)は、ドイツ ルートヴィッヒスハーフェンに本社を置く総合化学会社です。持続可能な将来のために化学でいい関係をつくることを企業目的とし、環境保護と社会的責任の追及、経済的な成功の3つを同時に果たしています。また、全世界で約122,000人の社員を有し、世界中のほぼすべての産業に関わるお客様に貢献できるよう努めています。ポートフォリオは、6つの事業セグメント(ケミカル、マテリアル、インダストリアル・ソリューション、サーフェステクノロジー、ニュートリション&ケア、アグロソリューション)から成ります。2018年のBASFの売上高は約630億ユーロでした。BASF株式はフランクフルト証券取引所(BAS)に上場しているほか、米国預託証券(BASFY)として取引されています。BASFの詳しい情報は、www.basf.comをご覧ください。

BASF will add 20% to its existing capacity for Irganox® 1520L at its Pontecchio Marconi production plant in Italy by debottlenecking operations.
BASF、ボトルネック解消によりイタリアのポンテッキオ・マルコーニ工場(イタリア)でIrganox®1520Lを20%増産。
Last Update 2020年2月7日