Trade News  |  2020年2月28日

xarvio®は2020年にFIELD MANAGERの新しい機能を導入

(この資料は BASF本社(ドイツ)が 2020年2月19日に発表した英語のプレスリリースをBASFジャパンが日本語に翻訳・編集したものです。)

  • 栄養素と緩衝地帯を管理する新機能を搭載
  • xarvio®FIELD MANAGERは、既に世界中の17,000以上の生産者、200万ヘクタール以上の圃場で使用
  • より高い投資収益率とより持続可能な農業へと導く

BASF(本社: ドイツ ルートヴィッヒスハーフェン)のデジタル農業製品xarvio® FIELD MANAGER(ザルビオフィールドマネージャー)は、2019年、力強く成長し、世界で17,000以上の生産者の200万ヘクタール以上の圃場の作物生産を支えました。お客様からの幅広いフィードバックに基づいて、xarvio®は2020年に新機能を導入しています。これには、圃場固有の肥料投与のタイミングと分量の管理、緩衝地帯が自動的に統合された散布マップ、農機無線接続などが含まれます。また、xarvio® FIELD MANAGERで生産者とアドバイザーが直接連携できる機能も追加されました。これらの新しい機能を、全世界の生産者がモバイル端末で利用できるようになりました。

xarvio® FIELD MANAGERの新機能は、既に強固となっているサービスを補完するものです。これには、圃場固有のリアルタイム情報が含まれます。例えば、作物ごとの詳細な生育ステージや、病害虫の圃場固有のリスクステータスに関するモバイルアラートなどです。なお、このリスクステータスは、25年間にわたり市場でテストされたリスクモデルに基づくものです。

2019年、xarvio® FIELD MANAGERは、生産者が自分の圃場への投資に対してより高い収益を得ることを支援しました。例えば、2017/2018年では、xarvio® FIELD MANAGERの推奨に基づいて麦畑を病害から保護したヨーロッパの生産者は、3度の殺菌剤散布で標準的な保護方法を使った農家よりも、ヘクタール当たり平均32ユーロ多くの利益を得ました。xarvio® FIELD MANAGERのプロダクトマネージャーである        ヨーゼフ・アレンドルフ は次のように述べています。「沢山の生産者の方が2019年に初めてデジタル農業を取り入れ、シーズン後の結果に納得されていることを、大変喜ばしく思います。お客様の収益性が向上し、作業時間が短縮されていることが確認できることが、我々にとってデジタル作物生産最適化アルゴリズムの開発を継続する何よりの励みとなります。」

BASFのデジタルファーミング・コマーシャルオペレーションのグローバルヘッド、アンドレ・ジョージ・ギルグは、「xarvio® の製品とサービス数の増加と共に、私たちは2020年にデジタル農業の環境をさらに変革し、生産者に収益性とより持続可能な農業環境をもたらし続けることを目指しています」と述べています。

BASFは2020年にドイツでxarvio® HEALTHY FIELDS(ザルビオヘルシーフィールド)をはじめとした最新製品を市場に投入し、その後さらに多くの国で展開する予定です。xarvio® HEALTHY FIELDSを使用することで、顧客は圃場内ゾーン毎の病害管理のためのフルサービスを、作物の健康保証とともに受けることができます。「xarvio® FIELD MANAGERにより推奨される作物保護戦略が、経験豊富な請負業者によって実施されます。生産者は複雑な作業から解放され、すべてのステップを高い透明性をもって追うことができます。また、シーズン終了時、圃場の作物における葉の病害によるダメージが事前に合意したものより大きければ、生産者は補償を受けることができます」とギルグは述べています。

各国のxarvio® FIELD MANAGERの最新機能については、https://www.xarvio.com/global/en/FIELD-MANAGER.htmlをご覧ください。

※このプレスリリースの内容および解釈については英語のオリジナルが優先されます。

 

xarvio®デジタルファーミングソリューションについて

xarvioは作物生産を最適化する農業のデジタル化の最先端にあります。xarvioは生産者が最も効率的かつ持続可能な方法で作物を生産できるように各圃場の状況に応じた推奨情報を提供する作物モデルプラットフォームに基づいたデジタル製品です。世界100カ国以上の生産者がxarvioのSCOUTINGとFIELD MANAGERを使用しています。

 

BASFのアグロソリューション事業本部について

世界の人口が急速に増加するなか、持続可能な農業と健康的な環境を作り出して維持するBASFの役割はますます大きくなっています。BASFのアグロソリューション事業本部は、生産者や農業従事者、害虫駆除業者などの皆様と共にこの状況に対応しています。そのため、BASFは強力な研究開発パイプラインや、種子、形質、化学・生物農薬、土壌管理、プラントヘルス、害虫防除、デジタル農業などを含む、幅広いポートフォリオに投資を行っています。研究室や現場、事務所、生産施設に専門家チームを配し、生産者や社会、そして地球のために、革新的な考え方と堅実な行動を組み合わせ、実際に役立つ現実的なアイデアを生み出しています。2018年、BASFのアグロソリューション事業本部の売上高は62億ユーロでした。アグロソリューション事業本部についての詳細はwww.agriculture.basf.com/jp 、または各種ソーシャルメディアをご参照ください。

 

BASFについて

BASF(ビーエーエスエフ)は、ドイツ ルートヴィッヒスハーフェンに本社を置く総合化学会社です。持続可能な将来のために化学でいい関係をつくることを企業目的とし、環境保護と社会的責任の追及、経済的な成功の3つを同時に果たしています。また、全世界で約122,000人の社員を有し、世界中のほぼすべての産業に関わるお客様に貢献できるよう努めています。ポートフォリオは、6つの事業セグメント(ケミカル、マテリアル、インダストリアル・ソリューション、サーフェステクノロジー、ニュートリション&ケア、アグロソリューション)から成ります。2018年のBASFの売上高は約630億ユーロでした。BASF株式はフランクフルト証券取引所(BAS)に上場しているほか、米国預託証券(BASFY)として取引されています。BASFの詳しい情報は、www.basf.comをご覧ください。

Last Update 2020年2月28日