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Business & Financial News  |  2020年8月4日
日本

BASF、全製品のカーボンフットプリントを算出

この資料は BASF本社(ドイツ)が 2020年7月28日に発表した英語のプレスリリースをBASFジャパンが日本語に翻訳・編集したものです。

  • 約45,000の製品で構成される全ポートフォリオについて、透明性のある排出量データを化学会社として初めて提供
  • BASFのフェアブント(統合生産)のデータと新たなデジタルアプリケーションにより、お客様の活動および最終製品に関するカーボンフットプリントのより正確な測定と削減を支援
  • BASFはすでに、再生可能原料またはリサイクル原料由来のカーボンフットプリントの低い製品を、マスバランス方式に基づいてお客様に提供

BASF(本社:ドイツ ルートヴィッヒスハーフェン)は、全製品の二酸化炭素排出量、いわゆる「カーボンフットプリント」の合計値をお客様に提供します。製品カーボンフットプリント(Product Carbon Footprint / PCF)は、原料の調達から、生産工程におけるエネルギーの使用、さらにはBASF製品がお客様のもとに向けて工場から出荷されるまでに発生する、製品に関連した全ての温室効果ガス排出量で構成されます。

BASF取締役会会長のDr.マーティン・ブルーダーミュラーは、次のように述べています。「サステナビリティとデジタル化は、私たちが一貫して実践している企業戦略の中心的な要素です。カーボンフットプリントを算出することで、この2つの要素を同時に実現するとともに、BASFの各製品の排出量について、お客様にさらなる透明性を示すことができます。これにより、消費者向けの最終製品にいたるまでのバリューチェーンにおいて、お客様とともに二酸化炭素排出量の削減計画を構築できるようになります。」

BASFでは2007年より、特定の製品についてPCFの算出を行ってきました。社内でデジタルソリューションを開発したことで、今後はBASFの製品約45,000点のPCFを世界規模で算出することが可能です。今後数カ月以内に一部の製品および顧客セグメントでの算出を開始し、2021年末までに全ポートフォリオのPCFデータを利用できるようにする予定です。

コーポレートサステナビリティ部門を率いるクリストフ・イェケルは、「環境保護は、私たちのお客様にとってますます重要な課題となっています。今後は、お客様が気候関連の目標を達成できるよう、信頼性の高いデータをもってサポートしていきます。PCFを活用することで、お客様は温室効果ガス排出の回避につながるポイントがどこにあるのかを特定できるようになります。一部製品については、私たちはすでに、代替原料や再生可能エネルギーを使用することでカーボンフットプリントを削減する機会をお客様に提供しています」と述べています。

例えばBASFのバイオマスバランス・アプローチでは、生産フェアブント(統合生産)において化石資源を有機廃棄物や植物油由来の再生可能原料に置き換え、その量を算出して製品に割り当てています。また、ChemCyclingTMプロジェクトでも、マスバランス方式を採用しています。BASFは2020年より、ケミカルリサイクルしたプラスチック廃棄物をバリューチェーンの初期段階において原料として使用した製品を、初めて商業規模でお客様に提供しています。両アプローチによるBASFの製品は、純粋な化石原料由来の製品と同等の特性を持っていますが、カーボンフットプリントは軽減されています。

環境保護はBASFの戦略の重要な要素です。BASFは今後の成長にもかかわらず、2030年まで生産関連の排出量を一定に抑えるという目標を設定しています。BASFは生産・プロセス効率の向上、再生可能エネルギー源からの電力調達、革新的な低排出プロセスの構築という、三方向からのアプローチを追及していきます。

比較可能な基準の必要性

BASFは25年間、様々なサステナビリティ評価方法を活用してきました。これには、「SEEBalance®」や「サステナブル・ソリューション・ステアリング」などで現在使用している、サステナビリティへの貢献度を測定するためのデータ収集やデータ処理なども含まれます。BASFのPCF算出は、生産ネットワークにおける排出量を集積した十分なデータと、調達した原料やエネルギーに関する質の高い平均化データに基づいて行われます。この手法は、ISO 14044やISO 14067、温室効果ガス(GHG)プロトコル製品基準などの、ライフサイクル分析の一般的な基準に沿ったものです。

BASFは、業界全体で平等な条件のもとで製品の比較を可能にする基準を構築するため、化学業界におけるPCF算出用の製品向けガイドラインの導入に注力しています。「私たちは様々なパートナーと協力し、標準化を推進していきます」とイェケルは述べています。

※このプレスリリースの内容および解釈については英語のオリジナルが優先されます。

■BASFについて

BASF(ビーエーエスエフ)は、ドイツ ルートヴィッヒスハーフェンに本社を置く総合化学会社です。持続可能な将来のために化学でいい関係をつくることを企業目的とし、環境保護と社会的責任の追及、経済的な成功の 3 つを同時に果たしています。また、全世界で117,000 人以上の社員を有し、世界中のほぼすべての産業に関わるお客様に貢献できるよう努めています。ポートフォリオは、6つの事業セグメント(ケミカル、マテリアル、インダストリアル・ソリューション、サーフェステクノロジー、ニュートリション&ケア、アグロソリューション)から成ります。2019 年の BASF の売上高は590 億ユーロでした。BASF 株式はフランクフルト証券取引所(BAS)に上場しているほか、米国預託証券(BASFY)として取引されています。BASF の詳しい情報は、http://www.basf.com をご覧ください

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Last Update 2020年8月4日