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Business & Financial News  |  2021年5月10日
日本

BASF、2021年第1四半期の業績を発表

2021事業年度は好調なスタート

この資料は BASF本社(ドイツ)が 2021年4月29日に発表した英語のプレスリリースをBASFジャパンが日本語に翻訳・編集したものです。

 

  • 売上高は16%増の194億ユーロ
  • 特別項目控除前営業利益は42%増の23億ユーロ
  • 2021年の特別項目控除前営業利益の見通しを50億~58億ユーロに上方修正(前回予測: 41億~50億ユーロ)

 

BASF(本社:ドイツ ルートヴィッヒスハーフェン)はこのほど、2021年第1四半期の業績を発表しました。オンラインで行われた今年の年次株主総会で、BASF取締役会会長Dr. マーティン・ブルーダーミュラーは、「2020年第4四半期の追い風を、2021年第1四半期も引き継ぐことができました。BASFは2021年、すばらしいスタートを切りました」と、株主に重要なメッセージを発信しました。

BASFの売上高は、前年同期比26億ユーロ増の194億ユーロでした。これは主に、販売価格の上昇と販売量の増加によるものです。特別項目控除前営業利益は、前年同期比42%増の23億ユーロでした。これは主に、マテリアル事業セグメント、およびケミカル事業セグメントの利益貢献が大幅に上昇したことによるものです。サーフェステクノロジー事業セグメントも、自動車生産の回復により大幅な増益となりました。2021年第1四半期のBASFグループの大幅増益には、すべての地域が貢献しました。

EBIT(営業利益)は、前年同期比8億5千5百万ユーロ増加し、23億ユーロとなりました。減価償却費および特別項目控除前営業利益(特別項目控除前EBITDA)は6億2百万ユーロ増の32億ユーロ、EBITDAは7億4千8百万ユーロ増の32億ユーロでした。

2021年第1四半期 BASF各事業セグメントの利益推移

ケミカル事業セグメントの売上高は、前年同期比16%増の27億ユーロと大幅に伸びました。二つの事業本部(石油化学品、中間体)のいずれも、主に販売価格水準の大幅な上昇により、増収となりました。また、販売量も大きく伸びました。特別項控除前営業利益は5億5千8百万ユーロでした。両事業本部ともに、前年同期比で大幅増益でしたが、とりわけ石油化学品事業本部で、その傾向が顕著でした。この増益の要因は、需要回復による利益の上昇、持分法による投資利益向上、および固定費の減少です。

マテリアル事業セグメントの売上高は、前年同期比20%増の34億ユーロとなり、こちらも大幅に増加しました。売上高の増加は、主に販売価格の大幅な上昇と販売量の大幅な増加によるものです。特別項目控除前営業利益は大幅に増加し、6億7千2百万ユーロとなりました。これは主に、販売価格の上昇を背景に、イソシアネートの利益が上昇し、モノマー事業本部の利益貢献が大幅に増加したことによるものです。

インダストリアル・ソリューション事業セグメントの売上高は21億ユーロで、前年同期の水準を維持しました。ディスパージョン&ピグメント事業本部の売上高は微増でしたが、パフォーマンス・ケミカルズ事業本部の売上高の若干の減少により相殺されました。特別項目控除前営業利益は2億6千6百万ユーロで、前年同期を若干下回りました。ディスパージョン&ピグメント事業本部は大幅増益となりましたが、パフォーマンス・ケミカルズ事業本部の大幅減益を完全に埋めることはできませんでした。

サーフェステクノロジー事業セグメントの売上高は、前年同期比37%増の59億ユーロでした。これは主に貴金属価格の上昇に伴い、触媒事業本部の価格水準が上昇したことによるものです。また、二つの事業本部(触媒、コーティングス)のいずれも販売量が大幅に増加したことも増収に寄与しました。特別項目控除前営業利益は前年同期比大幅増の3億6千万ユーロでした。これは主に、両事業本部における販売量の増加によるものです。両事業本部、とりわけ触媒事業本部での固定費減少が、利益拡大を後押ししました。

ニュートリション&ケア事業セグメントの売上高は、二つの事業本部(ケア・ケミカルズ、ニュートリション&ヘルス)のいずれも微減で、全体では前年同期比3%減でした。この減収は、主に米ドルに関連して為替のマイナス効果が見られたことが要因です。特別項目控除前営業利益は、前年同期比で大幅に減少しました。この減益は両事業本部で見られ、売上高減少を主因とする利益の低下を反映しています。

アグロソリューション事業セグメントの売上高は、前年同期比1%微増の28億ユーロでした。すべての地域で販売量が前年同期を上回り、販売価格も上昇しましたが、為替の大幅なマイナス効果により、収益はほぼ相殺されました。特別項目控除前営業利益は 8億7百万ユーロで、前年同期比の水準を維持しました。販売量の堅調な伸びと固定費の減少により、為替のマイナス効果を補うことができました。

その他に分類される事業の売上高は、前年同期比12%増の7億8千3百万ユーロでした。これは主に、汎用品取引の売上高が大幅に増加したことによるものです。特別項目控除前営業利益は大幅に減少し、マイナス5億6千万ユーロとなりました。これは主に、2021年第1四半期の好調な業績を受け、変動報酬項目にかかる引当金繰入額が増加したことによるものです。

1株当たり3.30ユーロの配当を提案

BASF取締役会および監査役会は年次株主総会において、1株当たり3.30ユーロの 配当を提案します。これは、昨年提示した1株当たり配当と同額です。この案が採択されれば、株主の皆様に総額約30億ユーロを2021年5月4日に配当することとなります。前期末の株価64.72ユーロに基づき、BASFの株式は配当利回り5.1%の高水準を実現します。オンラインで行われた年次株主総会でブルーダーミュラーは、「BASFの 配当金が今後も皆様にとって魅力的なものであってほしいと考えています」と述べています。

BASFグループの2021年の見通し

先行経済指標はここ数カ月で数値を伸ばしており、BASFが想定していたよりもマクロ経済活動の回復が進んでいることを示しています。しかし、多くの国で新型コロナウイルス感染が再拡大していることや、経済活動の制限が続いていることから、世界経済は依然として非常に不安定な状態にあります。また、世界的なサプライチェーンの混乱が、業界の成長に一時的な影響を与える可能性があります。このような状況を鑑み、BASF Report 2020(統合報告書)で示した世界国内総生産、工業生産および化学品生産の 成長に関する予測を、やや引き上げました。また、原油価格の見通しも修正しました。

BASFは2021年の世界経済環境に関する当社予測を以下の通り修正します(カッコ内はBASF Report 2020で示した予測)。

  • GDP成長率:5.0% (4.3%)
  • 工業生産成長率:5.0% (4.4%)
  • 化学品生産成長率:5.0% (4.4%)
  • ユーロ/ドル平均為替レート:1ユーロ=1.18ドル(変更なし)
  • 年平均ブレント原油価格:1バレル=60ドル(1バレル=50ドル)

2021年第1四半期の売上高および利益の推移、世界経済の予想以上の回復、想定を大幅に上回る原材料価格の高騰を踏まえ、BASF Report 2020で発表したBASFグループの見通しを以下の通り修正しました(カッコ内はBASF Report 2020で示した予測)。

  • 売上高:680億~710億ユーロとなる見通し(610億~640億ユーロ)
  • 特別項目控除前営業利益:50億~58億ユーロとなる見通し(41億~50億ユーロ)
  • 投下資本利益率(ROCE):9.2%~11.0%となる見通し(8.0%~9.2%)
  • アクセラレーター製品*の売上高:190億~200億ユーロとなる見通し(180億~190億ユーロ)*バリューチェーンにおいてサステナビリティに大きく貢献すると判断された製品群
  • 二酸化炭素排出量:2,050 万トン~2,150 万トンで推移する見通し(変更なし)

今後も市場環境は、非常に不透明な状態が続きます。新型コロナウイルス対策により、マクロ経済活動の制限が予想以上に長期化した場合、リスクが生じる可能性があります。一方、ワクチン接種率が上昇し、経済が迅速に回復し、利益上昇の傾向が続けば状況のさらなる好転もありえます。

2021年第1四半期におけるBASFグループの事業展開に関する詳細は、4月29日に本社(ドイツ)が発表した四半期報告書(basf.com/quarterlystatement)に記載しています。

※このプレスリリースの内容および解釈については英語のオリジナルが優先されます。

 

■BASFについて

BASF(ビーエーエスエフ)は、ドイツ ルートヴィッヒスハーフェンに本社を置く総合化学会社です。持続可能な将来のために化学でいい関係をつくることを企業目的とし、環境保護と社会的責任の追及、経済的な成功の 3 つを同時に果たしています。また、全世界で110,000 人以上の社員を有し、世界中のほぼすべての産業に関わるお客様に貢献できるよう努めています。ポートフォリオは、6つの事業セグメント(ケミカル、マテリアル、インダストリアル・ソリューション、サーフェステクノロジー、ニュートリション&ケア、アグロソリューション)から成ります。2020 年の BASF の売上高は590 億ユーロでした。BASF 株式はフランクフルト証券取引所(BAS)に上場しているほか、米国預託証券(BASFY)として取引されています。BASF の詳しい情報は、http://www.basf.com をご覧ください。

 

将来の予測に関する記述について

本リリースにはBASF経営陣による現時点での推測および予測、ならびに現在入手可能な情報に基づく「将来の予測に関する記述」が含まれています。これらはここに記す将来の進展や業績を保証するものではなく、多くの要因に依存し、様々なリスクと不確実性を含んでいるほか、正確とは限らない仮定に基づいています。本リリースに記載された将来の予測に関する記述に関しては、BASFは更新の義務を負いません。

 

P-21-184

 

20210510_BASF_with_strong_start_to_2021_business_year_JP.pdf

News Release

p-21-185

BASF Group
1st Quarter 2021

Important Figures 

Last Update 2021年5月10日