Trade News  |  2021年6月29日

「xarvio® CONNECT」が高速、安全でスムーズな農機とのデータ通信を実現

この資料は BASF本社(ドイツ)が 2021年6月10日に発表した英語のプレスリリースをBASFジャパンが日本語に翻訳・編集したものです。

 

  • 「xarvio® FIELD MANAGER」と農機の間の散布マップの送受信をワイヤレスで安全に実施
  • 簡便に短時間で農機に散布マップをアップロード
  • 作業内容を記録、圃場のデータを把握し、農場管理をサポート

 

ドイツの総合化学メーカーBASFの子会社である BASF デジタルファーミング社(本社:ドイツ)は、xarvio® FIELD MANAGER(ザルビオ フィールドマネージャー)と農機間の高速、安全かつスムーズなデータ通信をサポートする、持ち運び可能なハードウェア機器のxarvio® CONNECT(ザルビオ コネクト)を上市しました。オーストリア、フランス、ドイツ、ハンガリー、ポーランド、ウクライナ、英国の生産者がこの革新的な機器の実地試験に参加しました。

簡単に使用でき、利便性が大幅に向上、作業の記録・文書化に対応

xarvio® CONNECTはSIMカードを使い携帯電話のネットワークを活用し、閉域網を構築することでxarvio® FIELD MANAGERと通信します。生産者がxarvio® FIELD MANAGERで作成した播種や施肥など散布のタスクをワイヤレスでxarvio® CONNECTにエクスポートできるので、簡単に便利に使用できます。

xarvio® CONNECTは農機とUSBポートで接続することで、タスクの移行プロセスが自動的に開始します。データ通信の規格であるISOBUSやCANバスとの連携は必要なく、これらを使用する際に必要となる設定作業の手間を省くことができます。移行されたファイルは短時間でアップロードされ、散布タスクを始めることができます。

タスクが完了すると、散布結果を記録したマップがxarvio® CONNECTに保存された後、xarvio® FIELD MANAGERにワイヤレスで共有されます。これにより該当の圃場における作業内容が確実に記録されます。生産者やアドバイザーはこの情報を農機のパフォーマンスの評価、作物や圃場の状況の把握にも使用することができるので、透明性が増し、全体の品質管理が強化されます。

「農業の利便性と生産性を向上させることは重要な優先事項です。xarvio® CONNECTは革新的なポータブルハードウェアのソリューションであり、市場をリードする栽培管理最適化プラットフォームのxarvio® FIELD MANAGERと組み合わせることで、これを達成することに貢献します。この新しい機器は、迅速かつ簡単に農機と連携でき、USBスティックは必要ありません。生産者の時間を節約し、農作業のエラーの可能性を減らします」とBASFデジタルファーミングのデジタル農業エンジニアリングマネージャー、デニス・コミッヒは述べています。

xarvio® CONNECTについての詳細はこちらをご覧ください。
https://www.xarvio.com/global/en/products/connect.html (英語)

※このプレスリリースの内容および解釈については英語のオリジナルが優先されます。

 

■xarvio®デジタル農業について(BASFデジタルファーミング社のブランド)

xarvio®(ザルビオ)は生産者が最も効率的かつ持続可能な方法で作物を生産できるように、各圃場の状況に応じたリコメンデーションを提供する作物モデルプラットフォームに基づいたデジタル・ソリューションです。xarvio®は、圃場を管理する「FIELD MANAGER」、病害虫雑草を画像診断する「SCOUNTING」、「HEALTHY FIELDS」から成り、100カ国以上の生産者に使用されています。「FIELD MANAGER」は世界17カ国で60,000人の生産者(総面積7百万ha以上)が使用しています。xarvio®についての詳細はhttps://www.xarvio.com/jp/ja.htmlをご参照ください。

 

■BASFの アグロソリューション事業本部について

世界の人口が急速に増加するなか、持続可能な農業と健康的な環境を作り出して維持するBASFの役割はますます大きくなっています。BASFのアグロソリューション事業本部は、生産者や農業従事者、害虫駆除業者などの皆様と共にこの状況に対応しています。そのため、BASFは強力な研究開発パイプラインや、種子、形質、化学・生物農薬、土壌管理、プラントヘルス、害虫防除、デジタル農業などを含む、幅広いポートフォリオに投資を行っています。研究室や現場、事務所、生産施設に専門家チームを配し、生産者や社会、そして地球のために、革新的な考え方と堅実な行動を組み合わせ、実際に役立つ現実的なアイデアを生み出しています。2020年、BASFのアグロソリューション事業本部の売上高は77億ユーロでした。アグロソリューション事業本部についての詳細はwww.agriculture.basf.com/jpまたは各種ソーシャルメディアをご参照ください。

 

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Last Update 2021年6月29日