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Trade News  |  2022年1月6日
日本

BASF、2021年の自動車のカラーレポートを発表:新たな課題により、 自動車カラーの特徴が鮮明に

この資料はBASF本社(ドイツ)が2022年1月5日に発表した英語のプレスリリースをBASF ジャパンが日本語に翻訳・編集したものです。

 

  • 自動車生産台数は減少、一部のカラーの人気に変化
  • ブルーとレッドが人気
  • カラー傾向の変化にもかかわらず、ホワイト、ブラック、シルバー、グレーが以前と変わらず、生産車の大半を占める

 

BASF(本社:ドイツ ルートヴィッヒスハーフェン)のコーティングス事業本部は、「BASF自動車用OEM塗料カラーレポート2021」を発表しました。2021年に自動車産業は、これまでにない新たな課題に直面することになりました。2020年と2021年に世界中の組立ラインで製造された自動車の総台数は、前年比で大幅に減少しました。そのため、世界各地で特定のカラー領域の人気がより鮮明になる一方で、長年人気があったカラー領域に陰りが見られました。

ホワイト、ブラック、グレー、シルバーといった無彩色は、今でも最も人気のカラーです。クラシックでタイムレスな美しさを持ち合わせており、環境にもハイテクにも通じるものがあります。しかし、新しいカラー領域の登場で、不動だった人気にも変化が起こりつつあります。

BASFのデザイナーが何年も前に予測したように、ブルーが脚光を浴びています。レッドもまた人気が高まっており、世界の多くの地域で無彩色のシェアを奪っています。数字は小さいものの、グリーンとベージュもまだデータ上に登場しています。ただし、誰もが考えるような一般的な色合いではありません。

本レポートで引用しているデータは、過去1年間に新車に使用された色のデータです。

欧州、中東、アフリカ(EMEA) – 有彩色がさらに多様に

欧州、中東、アフリカ(EMEA)における有彩色のシェアは現在27%を超え、さらに上昇して過去20年間で最も高い数値となっています。

有彩色の中でもトレンドを牽引しているのはブルーです。現在、スカイブルーからミッドナイトブルーまで180色近い種類のブルーがあり、エレガントで新鮮かつ、若々しさを感じさせるため、全てのセグメントのあらゆるボディタイプに使用されています。レッドは
ブルーに大きく引き離されつつも2位につけており、グリーン系の色もかなりのシェアを獲得しています。

無彩色では、やはりホワイトが一番人気ですが、グレーも追い上げてきています。グレーには複数の選択肢があり、エフェクトやテクスチャーがその存在感を倍増させています。エレガントやダーク表現、輝きを放つ色から、軽やかでスポーティなソリッドカラーまで、160種類の異なるグレーがあります。

「EMEAのためにデザインされた色は、見慣れた色域を使いながらも、新しいエフェクト、かすかな色のグラデーション、あるいは特定の輝きを加えることで新鮮な色にしています。これにより、有彩色が個性とスポーティさを大胆に表現する色となり、毎年人気が高まっています」と、EMEAの自動車デザイン責任者であるマーク・グートヤールは述べています。

アジア太平洋 – グローバルな色の多様性を牽引

アジア太平洋地域ではホワイトは依然として最も人気のある色ですが、その人気に陰りが見え始めています。ブラックとグレーが4年連続で増えてきており、この傾向が路上での白い車の存在感を変えつつあります。アジア太平洋地域で生産された新車の79%に無彩色が使用されました。

有彩色の人気は安定していますが、いくつかのカラー領域で数ポイント上下変化が見られました。有彩色で最も人気のあるブルーは、他地域を合わせたグローバルデータと同じく増加しました。レッドのシェア減少分がブルーの増加につながりました。ブラウンとゴールドはある程度の数値となり、ベージュ、オレンジ、イエロー、グリーン、バイオレットはそれぞれ1%程度で踏みとどまっています。

「アジア太平洋地域は自動車生産台数が世界一であり、他の地域と比較して最も多様な色が使用されています。ブルーの急増に伴い、グリーン系統の色も約2%増となりました。ただし、通常のグリーンではありません。ティール、カーキ、オリーブと、今年は特にSUVでグリーン系の色の人気が高まりました」と、アジア太平洋のデザイン責任者、松原千春は述べています。

北米 – アメリカでは色の好みが急速に変化

北米ではブルーから他の色へと向かっているようです。ブルーのシェアは昨年比で4%減少しました。これでブルーを好む傾向が2017年の水準に戻ったことになります。
ホワイトを含む、無彩色が増加しました。ホワイトは世界的に減少したものの、北米で増加しました。また、シルバーとグレーはともに減少しました。有彩色では、レッドが1%増となりました。レッドとブルーが同率で最も人気のある有彩色となっています。

2021年は原材料の不足により、自動車メーカーは少ない資源を配分する中で難しい選択を迫られました。各社ともに不況の中で、より大型で人気のあるプラットフォームを好む傾向にありました。

「北米はより早く方向転換しているようです。需要が高く、供給が減少傾向にあるため、購入者はより現実的な選択を迫られ、感情に基づく選択をしなくなるでしょう。消費者は、無彩色のカラー領域で、より親しみやすい色合いにすばやくシフトしています」と、南北アメリカのデザイン責任者であるポール・チョーニーは述べています。

南米 – 世界的方向性に追随

ブルーは世界的に人気が急上昇しています。南米ではブルーが3%増となり、レッドのシェアを奪っています。この地域でホワイトの車を購入する人たちはより保守的である傾向が強い一方で、購入者の目を引く新しい色合いも登場しています。

自動車デザイナーは通常、3~4年先のモデルを見据えて色を開発します。南米は他の地域に比べて色の方向性を受け入れるのが遅い傾向があり、予想通りの展開です。

「これだけ増えてくると、南米でもブルーが定着してきたと言えるでしょう。スカイブルーからダークブルーまで、より多くの購入者がこのカラーファミリーを好むようになってきました。 私たちは、この重要なデザイン領域を高めるような、美しいエフェクトや顔料、特にメタリックを取り入れています」 と、南米自動車塗料のディレクター、マルコス・フェルナンデスは述べています。

BASF 自動車用OEM塗料カラーレポートは、BASFのコーティングス事業部が2021年の世界の自動車生産と乗用車への塗料適用に基づいて作成したデータ分析です。

※このプレスリリースの内容および解釈については英語のオリジナルが優先されます。

 

■BASFのコーティングス事業本部について

BASFのコーティングス事業本部は、革新的な自動車用塗料、自動車補修用塗料、装飾用塗料、メタル、プラスチック、ガラス基板など幅広い産業での表面処理およびそれらの応用に必要なプロセスの開発、生産、販売を行っています。これらのポートフォリオは、新しい市場や事業開発を目指すInnovation Beyond Paint(塗料を超えたイノベーション)プログラムによって提供してまいります。私たちは、先進的なパフォーマンス・ソリューションを創造し、世界中のパートナーのニーズを満たすために、パフォーマンス、デザイン、新しいアプリケーションを推進しています。BASFは、ヨーロッパ、北米、南米、アジア太平洋地域の拠点のネットワークを活用することで、お客様の利益のために、専門的でグローバルなチームのスキル、知識、リソースを提供しています。2020年におけるBASFコーティングス事業本部の世界の売上高は約31億ユーロでした。

Solutions beyond your imagination(想像をはるかに超えたソリューション)。BASFコーティングスの詳細情報はwww.basf-coatings.com(英語)をご覧ください。

 

■BASFについて

BASF(ビーエーエスエフ)は、ドイツ ルートヴィッヒスハーフェンに本社を置く総合化学会社です。持続可能な将来のために化学でいい関係をつくることを企業目的とし、環境保護と社会的責任の追及、経済的な成功の 3 つを同時に果たしています。また、全世界で110,000 人以上の社員を有し、世界中のほぼすべての産業に関わるお客様に貢献できるよう努めています。ポートフォリオは、6つの事業セグメント(ケミカル、マテリアル、インダストリアル・ソリューション、サーフェステクノロジー、ニュートリション&ケア、アグロソリューション)から成ります。2020 年の BASF の売上高は590 億ユーロでした。BASF 株式はフランクフルト証券取引所(BAS)に上場しているほか、米国預託証券(BASFY)として取引されています。BASF の詳しい情報は、http://www.basf.com をご覧ください。

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Last Update 2022年1月6日