Cookies help us deliver our services. By using our services, you agree to our use of cookies. Learn more

Business & Financial News  |  2022年3月1日
日本

BASF、2021年は通期で堅調な業績を達成

この資料は BASF本社(ドイツ)が 2022年02月25日に発表した英語のプレスリリースをBASFジャパンが日本語に翻訳・編集したものです。

  • 売上高は786億ユーロ(前年比33%増)
  • 特別項目控除前営業利益は78億ユーロ(同118%増)
  • 営業活動によるキャッシュフローは72億ユーロ(同34%増)、フリー・キャッシュフローは37億ユーロ(同63%増)
  • 2021事業年度の配当金は1株当たり3.40ユーロを提案(2020年は1株当たり3.30ユーロ)

2022年の見通し:

  • 売上高は740億~770億ユーロとなる見通し
  • 特別項目控除前営業利益は66億~72億ユーロとなる見通し
  • ROCEは11.4%~12.6%となる見通し
  • CO2排出量は1,960万~2,060万トンとなる見通し

 

BASF(本社:ドイツ ルートヴィッヒスハーフェン)はこのほど、2021 年の業績を発表しま した。2021 年度の BASF は大幅な増収増益を達成しており、BASF 取締役会会長 Dr.マーティン・ブルーダーミュラーは、最高財務責任者の Dr.ハンス‐ウルリッヒ・ エンゲルとともに登壇した 2021 年の年次報告書のプレゼンテーションで、「2021年は BASFにとって堅調に推移した年でした」と述べました。

「販売価格は前年比 25%増、販売量は同 11%増となりました。2021年はすべての事業 セグメントで販売価格、販売量とも数字を伸ばしました」と、ブルーダーミュラーは述べています。BASFグループの 2021 年売上高は、前年比 33%増の 786 億ユーロでした。 また、特別項目控除前 EBITDA は、前年比 39 億ユーロ増の 113 億ユーロ、EBITDAは同 49 億ユーロ増の 114 億ユーロでした。 

特別項目控除前営業利益は 78 億ユーロと、前年の 2 倍以上でした。これは、コロナ禍 前の 2019 年水準に比べ 67%の増加です。増益は、主にケミカル事業セグメント、 マテ リ アル事業セグ メ ン トが牽引 し 、サー フ ェステ ク ノ ロジー事業セグ メ ン ト と インダストリアル・ソリューション事業セグメントも、力強い回復に大きく貢献しました。 

投下資本利益率(ROCE)は、前年の 1.7%から 13.5%となり、資本コスト率 9%を大きく 上回りました。ROCE の上昇は主に 2021 年の EBIT(営業利益)が 77 億ユーロと、 前年の水準を大幅に上回ったことに起因しています。

欧州のエネルギー価格上昇に伴う追加コスト 

BASF の自動車関連事業においては、半導体不足によるマイナスの影響が続きました。 2021 年、とりわけ第 4 四半期には、原材料価格の上昇とエネルギー・物流コストの増加 が、全事業セグメントの収益を圧迫しました。BASF の欧州拠点では 2021 年、天然ガス 価格が高騰したため、追加コストが約 15 億ユーロにのぼりましたが、このうち第 4 四半 期だけで 8 億ユーロを占めています。

ブルーダーミュラーは、「大幅に上昇したコストを転嫁し、川下事業の利益率を改善する ため、今後数ヶ月でさらに大幅な値上げを実施します」と発表しました。これらの事業で は価格設定手順が確立されているため、コスト転嫁に遅れが生じています。 

2021 年通期および第 4 四半期の BASF グループのキャッシュフロー 

2021 年の営業活動によるキャッシュフローは、前年の 54 億ユーロに対して 72 億ユー ロでした。この大幅な増加は主に、55 億ユーロとなった純利益の増加によるものです。 また同年のフリー・キャッシュフローは、前年の 23 億ユーロから 37 億ユーロに増加しま した。 2021 年第 4 四半期の営業活動によるキャッシュフローは、前年同期比 12 億ユーロ増 の 33 億ユーロでした。同四半期のフリー・キャッシュフローは前年同期比 84%増の 18 億ユーロでした。

2021 年第 4 四半期の BASF グループの売上高と利益の推移

BASF グループの 2021 年第 4 四半期の売上高は、前年同期比 24%増の 198 億ユー ロとなりました。最高財務責任者のエンゲルは、「好調だった前年同期と比較しても、 2021 年第 4 四半期にはマテリアル事業セグメントを除くすべての事業セグメントで、 販売量増加を達成できました」と述べています。

特別項目控除前 EBITDA は、約 1 億ユーロ増の 22 億ユーロでした。EBITDA は前年 同期の 20 億ユーロに対して 23 億ユーロでした。

特別項目控除前営業利益は、前年同期の 11 億ユーロに対して 12 億ユーロでした。 EBIT は前年同期の 9 億 32 百万ユーロに対して 12 億ユーロでした。

1 株当たり 3.40 ユーロの配当を提案

BASF 取締役会および監査役会は年次株主総会において、1 株当たり 3.40 ユーロの 配当を提案します。これは昨年比 10 セントの増加です。BASF は年末の発行株式数に 基づき、合計で 31 億ユーロを支払うことになります。「この配当案によって、BASF の 株式は 2021 年末の株価に基づき、5.5%という魅力的な配当利回りを提供します」と ブルーダーミュラーは述べています。 

非財務目標の達成状況

BASF は、2030 年までに CO2排出量を絶対値で基準年(2018 年)比 25%削減すること を目指しています。2021 年の CO2 排出量は 2020 年の 2,080 万トンから 2,020 万トン に減少しました。ブルーダーミュラーは、「好調な販売量を考えると、これだけの CO2 削 減は特筆すべき結果です」と述べています。

BASF のバリューチェーンにおいて、サステナビリティに大きく貢献するアクセラレーター 製品の売上が 2021 年に 241 億ユーロとなり、2025 年までの売上目標 220 億ユーロ を、予定よりかなり早く達成しました。「そのため、2022 年中にこの製品ポートフォリオの 目標を修正する予定です」とブルーダーミュラーは述べています。

成長プロジェクトへの投資 

BASF は 2022 年から 2026 年にかけて、256 億ユーロの設備投資を計画しています。 この投資額は前回の計画期間(2021~2025 年)と比べ 27 億ユーロ増加しています。

エンゲルは、「中国・湛江市の新たなフェアブント拠点(統合生産拠点)と電池材料事業と いう、2 つの主要成長プロジェクトが増額の主な理由です。この 2 つのプロジェクトは、 BASF の将来の成長を牽引するカギとなります」と述べています。

BASF の既存事業への投資は平均して年間 26 億ユーロと、安定した水準で推移してい ます。エンゲルは、BASF がこれらの事業を維持し、増益を達成するために必要な投資 を無駄なく行っていくと発表しました。「これにより、成長プロジェクトに年平均で約 26 億 ユーロの資金を投入することが可能になります。成長プロジェクトへの設備投資は 2024 年にピークに達する予定です」とエンゲルは述べています。2022 年の設備投資につい ては 2021 年の 34 億ユーロに対し、合計 46 億ユーロの支出を計画しています。研究 開発の年間予算は約 21 億ユーロになります。

BASF グループの 2022 年の見通し

ブルーダーミュラーは今事業年度の展開を見据え、「2022 年 1 月の数字が前年同月を 上回っており、非常に好調なスタートを切ることができました」と述べました。

BASF では、非常に大きな回復を遂げた 2021 年の反動で、2022 年の世界経済成長率 は 3.8%と、やや鈍化すると見ています。「産業界の受注残が高いことから、世界の工業 生産は 3.8%、化学品生産は 3.5%の成長を見込んでいます」とブルーダーミュラーは述 べています。また、年平均ブレント原油価格は 1 バレル 75 ドル、為替レートは 1 ユーロ 1.15 ドルになると予想しています。

これらの想定内容に基づき、2022 年の売上高は 740 億~770 億ユーロとなる見通しで す。特別項目控除前営業利益は、66 億~72 億ユーロ、投下資本利益率(ROCE)は 11.4%~12.6%となる見通しで、CO2 排出量は 2022 年、1,960 万トン~2,060 万トンと なる予測です。

BASF の見通しの幅は特に、現在サプライチェーンの混乱が続いていることによる影響、 コロナ禍の今後の展開、エネルギー価格の上昇から生じる不確実性を考慮しています。

※このプレスリリースの内容および解釈については英語のオリジナルが優先されます。

■BASF について

BASF(ビーエーエスエフ)は、ドイツ ルートヴィッヒスハーフェンに本社を置く総合化学会社です。持続可 能な将来のために化学でいい関係をつくることを企業目的とし、環境保護と社会的責任の追及、経済的な 成功の 3 つを同時に果たしています。また、全世界で約 110,000 人の社員を有し、世界中のほぼすべて の産業に関わるお客様に貢献できるよう努めています。ポートフォリオは、6 つの事業セグメント(ケミカル、 マテリアル、インダストリアル・ソリューション、サーフェステクノロジー、ニュートリション&ケア、アグロソリ ューション)から成ります。2021 年の BASF の売上高は 786 億ユーロでした。BASF 株式はフランクフルト 証券取引所(BAS)に上場しているほか、米国預託証券(BASFY)として取引されています。BASF の詳しい情報は、http://www.basf.com をご覧ください。

■将来の予測に関する記述について

本リリースには BASF 経営陣による現時点での推測および予測、ならびに現在入手可能な情報に基づく 「将来の予測に関する記述」が含まれています。これらはここに記す将来の進展や業績を保証するもので はなく、多くの要因に依存し、様々なリスクと不確実性を含んでいるほか、正確とは限らない仮定に基づい ています。本リリースに記載された将来の予測に関する記述に関しては、BASF は更新の義務を負いません。

P-22-138

 

Last Update 2022年3月1日