Trade News  |  2022年6月9日

BASF、シンガポールでIrganox® 1010の生産能力を2倍に拡大

この資料はBASF本社(ドイツ)が2022年5月17日に発表した英語のプレスリリースをBASFジャパンが日本語に翻訳・編集したものです。

 

  • 既存の生産施設に追加生産設備を増設
  • 今回の投資によってアジアと中東での需要増に対応

BASF(本社:ドイツ ルートヴィッヒスハーフェン)は、シンガポールのジュロン島にある
拠点で、既存の生産施設に設備を追加することにより、酸化防止剤Irganox®(イルガノックス)1010の生産能力を拡大しました。

BASFアジア太平洋地域 パフォーマンス・ケミカルズ事業本部のシニア・バイスプレジデント、ハーマン・アルトフは次のように述べています。「生産能力を拡大することにより、需要の増加に対応し、お客様の成長計画をサポートできます。シンガポールへの投資は、フェノール系酸化防止剤のリーディングサプライヤーとしての当社の地位を明確に示しています。」

今回の増設に伴う能力拡大により、BASFはお客様に今まで以上の柔軟性を提供し、確実な供給を実現します。シンガポールの増設から得られる能力は、主に急成長するアジア太平洋および中東の市場に供給される予定です。

Irganox® 1010は、ヒンダードフェノール系の一次酸化防止剤です。熱酸化分解からプラスチックを保護し、主にポリオレフィンに使用されますが、ポリアセタールやポリアミド、ポリウレタン、ポリエステル、PVC(ポリ塩化ビニル)、ABS(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン)、さらにはブチルゴムや合成ゴムなどのエラストマーにも推奨される製品です。

BASFはグローバルな生産ネットワークを有しており、アジア、欧州、北米、中東に生産拠点を持つ唯一のプラスチック添加剤サプライヤーです。

※このプレスリリースの内容および解釈については英語のオリジナルが優先されます。

 

BASFのプラスチック添加剤について

BASFはプラスチック添加剤を製造するリーディングサプライヤーであり、この分野におけるイノベーションパートナーでもあります。BASFの包括的かつ革新的な製品ポートフォリオには、各種ポリマーおよび成形品、フィルム、繊維、シート、押出成形品などの用途において加工安定性、耐熱性、耐光性を向上する安定剤などがあります。プラスチック添加剤に関する詳細にいては、www.plasticadditives.basf.com(英語)をご覧ください。

BASFプラスチック添加剤は、BASF のパフォーマンス・ケミカルズ事業部の一部門です。同事業部のポートフォリオには、燃料・潤滑剤ソリューション、カオリン鉱物、油田および鉱業ソリューションも含まれます。化学品、プラスチック、消費財、エネルギー資源、自動車・輸送などの様々な業界のお客様へ、当社の革新的なソリューションを提供しています。詳細は、www.performancechemicals.basf.com(英語)をご覧ください。

 

■BASFについて

BASF(ビーエーエスエフ)は、ドイツ ルートヴィッヒスハーフェンに本社を置く総合化学会社です。持続可能な将来のために化学でいい関係をつくることを企業目的とし、環境保護と社会的責任の追及、経済的な成功の3つを同時に果たしています。また、全世界で約110,000人の社員を有し、世界中のほぼすべての産業に関わるお客様に貢献できるよう努めています。ポートフォリオは、6つの事業セグメント(ケミカル、マテリアル、インダストリアル・ソリューション、サーフェステクノロジー、ニュートリション&ケア、アグロソリューション)から成ります。2021年のBASFの売上高は786億ユーロでした。BASF株式はフランクフルト証券取引所(BAS)に上場しているほか、米国預託証券(BASFY)として取引されています。BASFの詳しい情報は、http://www.basf.com をご覧ください。

 

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Last Update 2022年6月9日