2016年10月24日

BASF、千葉県に「アグソリューションファーム成東」を開設し果樹園芸・畑作物水稲生産者をサポート

  • 実圃場に近い条件で試験を行い生産者のニーズに対応
  • 2017年1月より稼働開始

BASFジャパン株式会社(本社:東京都港区、以下「BASF」)は、千葉県山武市に農薬製品の研究拠点「アグソリューションファーム成東」を開設します。果樹園芸・野菜の生産量が多い関東に拠点を設け実際の生産現場に近い条件で試験を行うことで、生産者のニーズに見合うより充実した技術サービスを提供します。アグソリューションファーム成東は2017年1月に稼働を開始します。

「『アグソリューション(AgSolution)』は英語の『Agriculture(農業)』と『Solution(ソリューション)』を組み合わせた造語で、農業の様々な課題に取り組み革新的なソリューションを生み出すBASFの姿勢を表しています。生産者のニーズにいち早く応えるため、研究開発の拠点となるアグソリューションファームを世界各地の生産者の近くに設置しています。今回新たに設けた拠点から、国内の生産者のためにより良い製品を生み出していけると確信しています」とBASFジャパンの化学品・農薬統括本部 農薬事業部 執行役員 レアンドロ・マルティンスは述べています。

アグソリューションファームはBASFの長期戦略において重要な役割を担います。生産者、流通業者、公的機関とともに、農業の生産性向上と現場の理解の促進を図ります。

「BASFは生産者の声を参考に新たな製品・サービスを開発しています。関東にアグソリューションファームを設立することで、生産者の抱える課題の理解を更に深めることが可能になります。生産者の側でより充実したサービスの提供に努めることで、生産者の生産性の向上に貢献します」とマルティンスは述べました。

アグソリューションファーム成東は公益財団法人日本植物調節剤研究協会千葉支所敷地内に設置されます。アグソリューションファーム成東の設立に伴い、愛知県の田原研究所は2016年12月末をもって閉鎖します。

BASFは、ナリア® WDGやシグナム® WDGとなどの果樹園芸用殺菌剤、ゴーゴーサン® 乳剤・細粒剤Fなどの園芸用除草剤、カスケード®乳剤やプリンス®フロアブルなどの果樹園芸用殺虫剤など、充実した園芸用製品ポートフォリオを有しています。また、パイプラインには現在BASFが世界各地で開発、登録を進めている新規除草剤、殺菌剤、殺虫剤があり、今後も雑草、病害、害虫の防除に役立つ新たなテクノロジーをお客様に提供します。充実した製品ポートフォリオと技術サービスにより、農業の分野におけるBASFの主導的地位を強化します。

BASFについて

BASF(ビーエーエスエフ)は持続可能な将来のために、化学でいい関係をつくります。また、経済的な成功、環境保護、そして社会的責任を同時に実現しています。BASFでは、約112,000人の社員一人ひとりがほぼすべての産業、ほぼすべての国においてお客様の成功に貢献できるよう努めています。製品ポートフォリオは化学品、高性能製品、機能性材料、農業関連製品、石油・ガスの5つの部門から成ります。2015年、BASFは700億ユーロを超える売上高を達成しました。BASFの詳しい情報は、 www.basf.com(英語)、 newsroom.basf.com(英語)、 www.basf.com/jp(日本語)をご覧ください。

BASFの農薬事業本部について

BASF の農薬事業本部は、農業、芝生管理、花き、害虫駆除(PCO)、および公衆衛生において、革新的なソリューションを提供しており、2015 年に58億ユーロを超える売上を計上しました。幅広い製品ポートフォリオを支える数々の有効成分、種子処理、生物的防除、製剤開発、および技術サービスが、高品質な食品の効率的な生産を最適化し、作物の収穫後ロスを削減し、建物の損傷を防ぎ、病原菌の感染を抑えます。BASF の農薬事業本部は、新たな技術やノウハウの提供を通じて、より良い暮らしを実現する農業生産者や害虫防除業者の取り組みをサポートしています。詳細情報に関しては、www.agro.basf.com、またはソーシャルメディアをご参照ください。

日本のBASFについて

BASFは日本では1888年に事業を開始しました。事業活動は、化学品、高性能製品、機能性材料、農業関連製品の4分野です。主要生産拠点として、神奈川県茅ヶ崎市(コンクリート混和剤、建設資材)、茨城県古河市(パーソナルケア製品原料)、横浜市戸塚区(コーティングス)、三重県四日市市(熱可塑性ポリウレタン、ポリマーディスパージョン)を構え、また全国に建設化学品の製造センターを有しています。研究開発においては、日本から革新的な製品をグローバル市場に発信することを目指しています。近年、バッテリー材料産業での事業拡大に向けて「尼崎研究開発センターバッテリー材料研究所」や日本のパートナーとの合弁会社を設けたほか、自動車の軽量化をさらに推進するため「アジア・コンポジット・センター」を横浜に開設しました。2015年のBASFの日本での売上高は約15億ユーロ(2,001億円)、従業員数は1,209人です。

Last Update 2016年10月24日