2017年5月9日

BASFの熱可塑性ポリウレタン(TPU)「エラストラン®」が グラウンド・ゴルフクラブに採用

  • TPUを初めてグラウンド・ゴルフクラブ打球面に採用
  • 安定した弾性がプレー時の適度な反発力を実現
  • 優れた耐摩耗性がゴルフクラブの耐久性を向上

BASF(本社:ドイツ ルートヴィッヒスハーフェン)の熱可塑性ポリウレタンエラストマー(TPU)「エラストラン®」が、羽立工業株式会社(本社:静岡県湖西市、代表:中村哲也)が2017年2月1日に発売したグラウンド・ゴルフクラブ「ストレートドライブクラブ(BH2856)」の打球面の材料に採用されました。

グラウンド・ゴルフとは、1982年に鳥取県東伯郡泊村生涯スポーツ活動推進事業の一環として、日本で考案されたスポーツで、現在の年間実施者数が300万人を超える、日本のアクティブシニアスポーツで最も人気があるスポーツのひとつです。羽立工業は1950年創業のスポーツ用品等の製造販売を行うメーカーで、公益社団法人日本グラウンド・ゴルフ協会の認定メーカーです。

TPUがグラウンド・ゴルフクラブに採用されたのは初めてで、安定した弾性を持つ「エラストラン®」をクラブの打球面に採用することで、プレー時の適度な反発力を実現します。

「エラストラン®」は耐摩耗性も高く、優れた引っ張り強度を持つため、耐久性でも従来性能から向上させることができました。

羽立工業株式会社ウェルネス事業部企画開発課・企画開発係長の佐野早苗さんは、「BASFの耐摩耗性、耐久性の高いエラストラン®(TPU)は、当社のグラウンド・ゴルフクラブに最適でした。業界としても初めてTPUを採用し、適度な反発力によって、ユーザーの皆様に快適にグラウンド・ゴルフを楽しんでもらえると確信しています」と述べています。

BASFジャパン株式会社パフォーマンスマテリアルズ事業部執行役員山本勇は次の通り述べています。「TPUは自動車、医療、電気電子分野まで幅広い用途に使用されていますが、近年、ゴルフボールなどスポーツ用品分野での需要が非常に伸びています。従来の材料とは異なり、TPUはクラブのフェイスの衝突面などの要求の厳しい用途にも適合するように設計することができる素材です。グラウンド・ゴルフクラブへの採用を皮切りに、より広い用途展開を今後も目指していきたいと考えています。」

 

グラウンド・ゴルフとは

1982年に鳥取県東伯郡泊村生涯スポーツ活動推進事業の一環として、泊村教育委員会が中心となり考案。専用のクラブ、ボール、ホールポスト、スタートマットを使用して、ゴルフのようにボールをクラブで打ち、ホールポストにホールインするまでの打数を数えます。場所によって距離やホールポストの数を自由に設定でき、ルールも簡単なため、どこでも、だれでも手軽に楽しむことができます。プレーヤーの数に制限がなく、高度な技術がなくてもできるスポーツです。

公益社団法人日本グラウンド・ゴルフ協会のホームページより抜粋
http://www.groundgolf.or.jp

BASFのパフォーマンスマテリアルズ事業部について

BASFのパフォーマンスマテリアルズ事業本部は、材料のノウハウを一つに融合し、革新的でカスタマイズされたプラスチック関連製品とサービスを提供します。本事業部はトランスポーテーション、建築・建設、インダストリアルアプリケーション、消費財という4つの主要産業部門で世界的に事業を展開しており、強力な製品・サービスポートフォリオを備え、アプリケーション志向のシステムソリューションを深く理解しています。収益性と成長を促進させている主な要素は、お客様との緊密な連携と、明確なソリューション重視の姿勢です。研究開発の点でも高い能力を有しており、それが革新的な製品やアプリケーションを開発する基盤となっています。2016年、パフォーマンスマテリアルズ事業本部は、68億ユーロを達成しました。詳細に関しては、www.performance-materials.basf.comをご覧ください。

BASFについて

BASF(ビーエーエスエフ)は世界をリードする化学会社(本社:ドイツ ルートヴィッヒスハーフェン)で、持続可能な将来のために、化学でいい関係をつくります。また、経済的な成功、環境保護、そして社会的責任を同時に実現しています。BASFでは、約114,000人の社員一人ひとりがほぼすべての産業、ほぼすべての国においてお客様の成功に貢献できるよう努めています。製品ポートフォリオは化学品、高性能製品、機能性材料、農業関連製品、石油・ガスの5つの部門から成ります。2016年、BASFは約580億ユーロの売上高を達成しました。2016年、BASFは約580億ユーロの売上高を達成しました。BASFの詳しい情報は、www.basf.com(英)、newsroom.basf.com(英語)、www.basf.com/jp(日本語)をご覧ください。

Last Update 2017年5月9日