2017/12/14
日本

戸田工業株式会社とBASF、e-モビリティ向け電池用正極材料事業への設備投資および同事業での協業を強化

  • 両社最初の合弁事業、BASF戸田バッテリーマテリアルズ合同会社は、ハイ・ニッケル系正極材料で世界最大級の焼成設備を構築
  • 両社はアメリカ合衆国で拡大する電池材料市場への供給能力を高めるため、同国での生産活動を統合

2017年12月14日 - 戸田工業株式会社(本社:広島県広島市、以下「戸田工業」)と、BASF(本社:ドイツ ルートヴィッヒスハーフェン、以下「BASF」)は、両社の協業をより堅固なものとすべく、日米それぞれで重要な一歩を踏み出すことをお知らせいたします。両社は、アメリカ合衆国と日本の双方での生産能力の拡充を図ることにより、e-モビリティ向けのより大きな商機を目指してまいります。

まず、両社最初の共同事業として設立した、戸田工業とBASFジャパン株式会社の合弁会社であるBASF戸田バッテリーマテリアルズ合同会社(本社:東京都港区、以下「BTBM」)が、小野田事業所でのハイ・ニッケル系正極材料の生産能力を従前の3倍に拡大したことをお知らせします。

BTBMは、2015年の設立以来、急成長する正極材料市場においてお客様のニーズに応えられるよう、生産能力の構築に注力してきました。BTBMは、今回の生産能力の拡大により、すでに顧客の認証を受けた製品としては、ハイ・ニッケル系正極材料における世界最大級の焼成設備を有することとなります。

さらに、戸田工業とBASFは、ミシガン州バトルクリーク市およびオハイオ州エリリア市にあるそれぞれの生産拠点を統合、新たにBASFが持分の過半数を保有するBASF Toda America LLC(以下「BTA」)を設立して、アメリカ合衆国においても協業を開始することをお知らせします。BTAは、高容量正極材料に関するお客様のニーズに対し、他社にはない優れたソリューションを提供し、急速に発展している北米のe-モビリティ市場で、より卓越した存在となることを目指します。

BASFの触媒事業本部プレジデントのケニス・レーンは次のように述べています。「BASFと戸田工業は、今後の市場ニーズの急速な拡大を見込んでいます。今回の北米におけるさらなる協業は、BASFが正極材料市場のグローバル・リーダーになるための事業戦略を後押しし、事業の拡大と成長の機会を逃さないBASFの決意を示した証左であると考えます。」

戸田工業の代表取締役会長である久保田正は次のように述べています。「BTBMの成功は、技術力のある戸田工業と世界展開するBASFとが機能的に連携し協力し合うことで、継続的に利益を上げる事業に発展させていることであり、強固な信頼関係を有していることの証です。私たちは、日本とアメリカ合衆国の両国における協業により、正極材料の市場において、共にさらなる成功を収めることを確信しています。」

また、BASFの電池材料事業部シニア・バイスプレジデントであるジェフリー・ロウは次のように述べています。「日本の生産能力拡大により、BASFは世界有数の正極材料メーカーとなり、e-モビリティ用途の高容量正極材料市場における私たちの立場は、より強固なものとなります。また、北米における戸田工業との協業で、私たちのグローバルな生産ネットワークはさらに拡大します。これにより、BASFは主要地域でのお客様のニーズに現地生産で応えることができる、信頼されるパートナーとしてのポジションを一層強化することができるでしょう。」

 

戸田工業株式会社について

戸田工業株式会社は、金属酸化物の湿式合成技術を基盤として、リチウムイオン電池用の正極材料、顔料およびトナーを含む各種着色材料、磁性体粉末材料、フェライト材料そしてその他の多様な磁性材料を製造しています。私たちは、情報、環境およびエネルギーの側面で社会を支える製品を提供することを基軸とし、世界的な事業の展開を目指します。戸田工業株式会社の2016年度における連結売上高は、約279億円、2016年度末時点の従業員数は約1,200人です。戸田工業株式会社に関する詳しい情報は、http://www.todakogyo.co.jp.をご覧ください。

BASFについて

BASF(ビーエーエスエフ)は持続可能な将来のために化学でいい関係をつくります。また、経済的な成功だけでなく、環境保護そして社会的な責任を実現しています。BASFグループでは,約114,000人の従業員一人ひとりが、ほぼすべての産業分野、ほぼすべての国において、お客様の成功に貢献すべく業務に取り組んでいます。BASFの製品群は、化学品、高性能製品、機能性材料、農業関連製品そして石油・ガスの5つの分野に分けられます。BASFは、2016年に約580億ユーロの売上を達成しました。BASFは、フランクフルト(銘柄コード:BAS)、ロンドン(銘柄コード:BFA)およびチューリッヒ(銘柄コード:BAS)の証券取引所に上場しています。詳しい情報は、http://www.basf.com.をご覧ください。

BASFの触媒事業本部について

BASFの触媒事業本部は、世界をけん引する環境触媒およびプロセス触媒のサプライヤーです。同事業本部は、私たちが吸っている大気を保護し、私たちの生活を支える燃料を生産し、先進的な電池材料を含む化学製品、プラスチック製品その他の製品を効率的に生産するための技術開発分野において、卓越した専門性を有しています。業界最高の研究開発環境、技術革新への情熱、そして貴金属・卑金属への深い知識を活かし、BASFの触媒事業本部は、お客様を成功へと導く他社にはない優れたソリューションを開発します。BASFの触媒事業本部に関する詳細な情報は、インターネットhttp://www.catalysts.basf.com をご覧ください。

調印式にて(左から)BASF電池材料事業部シニア・バイスプレジデント ジェフリー・ロウ、BASF触媒事業本部プレジデント ケニス・レーン、戸田工業株式会社 代表取締役社長 寳來茂、戸田アメリカInc. プレジデント 相沢義春、戸田工業株式会社 代表取締役会長 久保田正

調印式にて(左から)BASF電池材料事業部シニア・バイスプレジデント ジェフリー・ロウ、BASF触媒事業本部プレジデント ケニス・レーン、戸田工業株式会社 代表取締役社長 寳來茂、戸田アメリカInc. プレジデント 相沢義春、戸田工業株式会社 代表取締役会長 久保田正

BASF戸田バッテリーマテリアルズ小野田事業所

BASF戸田バッテリーマテリアルズ小野田事業所

Last Update 2017/12/14