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Trade News  |  2019年9月30日

BASF、世界で初めてAIで同定された植物由来のスポーツニュートリション向け栄養成分「PeptAIde™」を食品開発展2019で展示

  • BASFのヒトミルクオリゴ糖(HMO)、PREBILAC™ 2'-FLによる腸内環境改善に関するセミナーを実施
  • BASFブース来訪者に体組成分析と血管年齢測定による健康評価を提供

BASF(本社:ドイツルートヴィッヒスハーフェン)は2019年10月2~4日、東京ビッグサイトで開催される「食品開発展 2019」に出展し、世界で初めて人工知能(AI)によって同定された栄養成分PeptAIde™(ペプタイド)をはじめ、スポーツや健康的なライフスタイルに関心を寄せる日本の消費者のニーズに応じた健康ソリューションを提案します。

BASFのポートフォリオに新たに加わったPeptAIde™は、運動に関連する炎症マーカーの調整を助ける新世代の植物由来ペプチドです。アイルランドを拠点とするバイオテクノロジー企業Nuritas™との協働事業により開発され、運動後のリカバリーをサポートします。

数々の大きなスポーツイベントが日本で開催されるのを受け、日本の消費者の間ではスポーツ活動や健康への関心が高まっています1

2018年以降、日本はアジア太平洋地域におけるスポーツニュートリションの最大の市場となっており、関連製品は二桁の成長を続けています1。また、過去15年間にフィットネスセンターへの加入率も約30%増加しています2

激しい運動による課題のひとつに、炎症反応を引き起こす筋肉のストレスや損傷が挙げられます。これは筋肉痛や疲労感として身体活動を制限することがあり、アクティブな消費者にとっては懸念事項です。PeptAIde™は、炎症マーカーの分泌をコントロールすることによって損傷に対する身体の反応を調整し炎症を抑え、回復を促進します。

PeptAIde™は玄米から生産され、そのマイルドな植物性タンパク質の風味は、様々なアプリケーションに応用が可能です。BASFは食品開発展にて、1本あたり10グラムのPeptAIde™を配合したミルク・チョコレート・バー、および、PeptAIde™をビタミンと組み合わせたスティックタイプのサプリメントの2つのプロトタイプを紹介します。

「私たちは、BASFのイノベーションと、日本市場がもつ高品質な機能性素材をどのように結びつけることができるのか、来場者の皆さんと語り合えるのを楽しみにしています。特に、植物由来のPeptAIde™は、スポーツニュートリションにおいて画期的な製品で、消費者が健康的な生活を送るために、世代を超えて身体活動を維持する上で役立ちます」 と、BASF ヒューマンニュートリション・アジアパシフィックのバイスダイレクター Haibo Tian(ハイボ・ティアン)は述べています。

また、アクティブシニアのニーズをターゲットに、BASFは以下のプロトタイプも展示します。

  • コグニプラス: 藻類DHAを配合した脳の健康を考えた口腔内で崩壊するシームレスカプセルで、魚独特のにおいがなく、ベジタリアンやアレルギーの方にもおすすめです。
  • ブライトアイ: ルテインエステルを配合した発泡性タブレット。ルテインの摂取により黄斑色素の光学密度が高まります。黄斑色素はブルーライトや紫外線に対する光フィルターとして作用し、網膜を酸化的損傷から保護します。
  • デイリーディフェンス: オーストラリアの壮大なピンクレイクから収穫したデュナリエラサリナを原料とするBASFの藻類由来の天然カロテノイドを使用した抗酸化カプセル。免疫機能を向上させ、酸化ストレスを軽減させます。

また、新開発品PREBILACTM 2‘-FL(プレビラック2‘-FL)についても紹介します。PREBILACTM 2‘-FLは、母乳に含まれるヒトミルクオリゴ糖(HMO)の一種で、乳幼児の栄養をサポートする成分を製品化したものです。様々なライフステージにおける腸内環境の改善にも効果があることがわかっています。10月3日11時からはセミナー会場Bにて、BASFジャパン ニュートリション&ヘルス事業部の小林由希による 「ヒトミルクオリゴ糖 2' フコシルラクトースの新たな可能性」と題したセミナーを開催します。

さらに、BASFブースでは無料で2つの健康評価を提供し、来訪者が自分に必要な栄養素をより理解できるようにします。

  • 体組成測定:靴を履いたままで簡単に体組成や筋肉量を測定できます。
  • 血管年齢測定:動脈の硬さに基づいた体内年齢と実年齢を比較できます。

1 Euromonitor International2019、Sports Nutrition in Asia Pacific

2 経済産業省の産業活動分析 (2014年)https://www.meti.go.jp/statistics/toppage/report/bunseki/pdf/h26/h4a1502j1.pdf

 

【食品開発展2019 概要】

会期: 2019年10月2日(水)・3日(木)・4日(金)

会場: 東京ビッグサイト西1・2ホール&アトリウム

BASFブース: 1-148

開催時間:10:00-17:00

URL:https://www.hijapan.info/

 

BASF ニュートリション&ヘルス事業本部について

ニュートリション&ヘルス事業本部は、食品・飲料添加用栄養成分および飼料添加物、医薬品、エタノール、香料・香粧品の各業界向けの総合的な製品・サービスを開発・製造・販売しています。革新的なソリューションと最新技術により、お客様のビジネスにおける効率性改善と製品の安定供給に貢献しています。主要な食品・飲料添加用成分としては、ビタミン類、カロテノイド類、植物ステロール、乳化剤、オメガ -3 脂肪酸などがあります。ビタミン類とカロテノイド類は、飼料添加物の分野においても主要な製品群であり、その他、微量元素、酵素類、有機酸類などの製品があります。医薬品業界に対しては、幅広い種類の添加剤とイブプロフェンやオメガ-3 脂肪酸などの有効成分を提供しています。 高度な技術を駆使して、エタノール生産など、さまざまな市場向けの高性能産業用酵素を開発しています。 さらに、香料・香粧品業界向けに、シトラール、ゲラニオール、L- メントールなどの香料原料も製造しています。BASF のニュートリション&ヘルス事業本部は、欧州、北米、南米、そしてアジア太平洋地域にあります。BASF のニュートリション&ヘルス事業本部の詳細は、https://www.basf.com/jp/ja/products/nutrition.html をご覧ください

 

BASFについて

BASF(ビーエーエスエフ)は、ドイツ ルートヴィッヒスハーフェンに本社を置く総合化学会社です。持続可能な将来のために化学でいい関係をつくることを企業目的とし、環境保護と社会的責任の追及、経済的な成功の3つを同時に果たしています。また、全世界で約122,000人の社員を有し、世界中のほぼすべての産業に関わるお客様に貢献できるよう努めています。ポートフォリオは、6つの事業セグメント(ケミカル、マテリアル、インダストリアル・ソリューション、サーフェステクノロジー、ニュートリション&ケア、アグロソリューション)から成ります。2018年のBASFの売上高は約630億ユーロでした。BASF株式はフランクフルト証券取引所(BAS)に上場しているほか、米国預託証券(BASFY)として取引されています。BASFの詳しい情報は、www.basf.comをご覧ください。

Last Update 2019年9月30日