Trade News  |  2019年10月1日

BASFジャパン、畑作用殺菌剤「イントレックス®フロアブル」を10月1日に販売開始

  • 小麦の赤さび病に高い効果を発揮するSDHI系統の殺菌剤
  • BASFが開発した新規有効成分ゼミウム®(成分名:フルキサピロキサド)を含有
  • 浸達性と移行性に優れ、予防と治療的効果を有する

BASFジャパン株式会社(本社:東京都中央区、以下「BASF」)は、畑作用の新規殺菌剤「イントレックス®フロアブル」を10月1日に販売開始します。小麦の赤さび病、雪腐病や、てんさいの葉腐病、根腐病など、主に北海道で問題になっている畑作物の病害の防除において、高い予防、治療的効果を発揮します。

「イントレックス®フロアブル」はBASFが開発した新規有効成分ゼミウム®(成分名:フルキサピロキサド)を含むSDHIの系統の殺菌剤です。北海道を中心に発生が見られる小麦の赤さび病の防除において、SDHI系統の薬剤はほとんど使用されておらず、「イントレックス®フロアブル」は耐性菌管理の新たな手段としての価値を生産者の方々に提供します。

浸達性と移行性に優れた有効成分のゼミウム®は、植物体表面に速やかに強く吸着し、散布時に薬剤が接触しなかった部分にも成分がいきわたります。また、すぐに取り込まれない有効成分は葉の表面に結合し、徐々に吸収されることで優れた残効性をもたらし、作物を長期的に保護し病気の発生を防ぎます。

「優れた特性を持つ有効成分が予防効果と治療的効果を発揮し、畑作物の病害防除に安定した効果を発揮します。この新規殺菌剤は生産者の方々にとって小麦の赤さび病の防除における大変有効な新しい選択肢となります」とBASFジャパンのアグロソリューション事業部マーケティング部ディビジョンヘッド野田信介は述べています。

 

BASFのアグロソリューション事業本部について

世界の人口が急速に増加するなか、持続可能な農業と健康的な環境を作り出して維持するBASFの役割はますます大きくなっています。BASFのアグロソリューション事業本部は、生産者や農業従事者、害虫駆除業者などの皆さんと共にこの状況に対応しています。そのため、BASFは強力な研究開発パイプラインや、種子、形質、化学・生物農薬、土壌管理、プラントヘルス、害虫防除、デジタル農業などを含む、幅広いポートフォリオに投資を行っています。研究室や現場、事務所、生産施設に専門家チームを配し、生産者や社会、そして地球のために、革新的な考え方と堅実な行動を組み合わせ、実際に役立つ現実的なアイデアを生み出しています。2018年、BASFのアグロソリューション事業本部の売上高は62億ユーロでした。アグロソリューション事業本部についての詳細は www.agriculture.basf.com/jp 、または各種ソーシャルメディアをご参照ください。

 

日本のBASFについて

BASFは1888年より日本市場のパートナーとして事業活動を行っています。国内では建設化学品事業部の製造センター16カ所を含む23の生産拠点の他、兵庫県尼崎市、神奈川県横浜市、神奈川県茅ケ崎市、千葉県山武市に研究開発拠点を設けています。2018年のBASFの日本での売上高は約18億ユーロ(約2,335億円)、従業員数は1,138人です。日本のBASFに関する詳しい情報はwww.basf.com/jpをご覧ください。

 

BASFについて

BASF(ビーエーエスエフ)は、ドイツ ルートヴィッヒスハーフェンに本社を置く総合化学会社です。持続可能な将来のために化学でいい関係をつくることを企業目的とし、環境保護と社会的責任の追及、経済的な成功の3つを同時に果たしています。また、全世界で約122,000人の社員を有し、世界中のほぼすべての産業に関わるお客様に貢献できるよう努めています。ポートフォリオは、6つの事業セグメント(ケミカル、マテリアル、インダストリアル・ソリューション、サーフェステクノロジー、ニュートリション&ケア、アグロソリューション)から成ります。2018年のBASFの売上高は約630億ユーロでした。BASF株式はフランクフルト証券取引所(BAS)に上場しているほか、米国預託証券(BASFY)として取引されています。BASFの詳しい情報は、www.basf.comをご覧ください。

Last Update 2019年10月1日