燃料・潤滑剤のソリューション

エステル

近年、潤滑油への合成エステルの使用が増加しています。その優れた潤滑性や熱・酸化安定性、添加剤への溶解性、生分解性、低揮発性、環境性などの特性から、エンジンオイルから作動油、金属加工油に至るまで、様々な分野で使用されています。 

 

BASFは幅広い合成エステルをご提案しています。これらの高品質エステルは、Synative®ブランドとして販売しております。標準的な粘度のエステルだけでなく、優れた性能(省エネ、ロングドレイン、装置の保護等)を備えた潤滑油のために使われる高粘度、せん断安定性の高いエステルも含まれています。

SYNATIVE®
合成高機能
エステル

  • モノエステル
  • メチルエステル
  • ポリオール/コンプレックスエステル(高粘度)
  • ジエステル

 SYNATIVE® 製品群は、以下の分野に対応したソリューションを提供しています。
 
  • 航空用潤滑油(MIL認定)
  • 舶用潤滑油
  • 自動車用潤滑油(エンジンオイル、トランスミッションオイル、ギアオイル)
  • 生分解性潤滑油
  • 工業用潤滑油(ギアオイル、コンプレッサーオイル、タービンオイル、油圧作動油)
  • 金属加工油
  • 食品グレードの潤滑剤
  • グリース
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モノエステル

自然由来でサステナブルなオレオケミカルに由来する脂肪酸をベースにしています。優れた潤滑性と加水分解安定性が特徴です。また、容易に乳化します。用途としては、金属加工油や油圧作動油などがあります。

 

メチルエステル

自然由来でサステナブルなオレオケミカルに由来する脂肪酸をベースにしています。潤滑性、耐熱性、溶剤性に優れています。用途としては、金属加工油や圧延油などがあります。 

 

ジエステル

優れた潤滑性、熱・酸化安定性、低温特性があります。ベースオイルとして使用されますが、添加剤のための共溶解性の特性のために使用することもできます。更に、Gp  III、GTL と PAO ベースストックで配合された合成潤滑油でシール性能を達成するために使用することができます。用途としては、自動車用トランスミッションオイルや油圧作動油、金属加工油やグリースなどがあります。

ポリオール/コンプレックスエステル

自然由来でサステナブルな原材料に由来する脂肪酸をベースにしています。通常、優れた性能で原料の混合物を合成するために使用されます。粘度オプションの範囲を選択できるようにデザインされています。コンプレックスエステルは、高粘度(例:エステル 1200 cSt @40℃)であり、潤滑油の配合で高粘度PAOに置き換えることができます。

Synative®ポリオール/コンプレックスエステルは、優れた潤滑性、優れた熱/酸化安定性、加水分解安定性、せん断 安定性、低温特性があります。この製品群には、不飽和エステルと高性能飽和エステルの両方があります。