2017年3月23日

BASF、新しいテールガス処理技術を開発

(本資料は 2017年3月20日にBASF 東アジア地域統括本部(香港)で発表されたプレスリリースの和訳です。)

  • 硫黄排出量の低減により、プラントの効率が向上
  • 日本で開催されるGASTECH 2017で初公開
  • GASTECH 2017、4月4日~7日に幕張メッセで開催(BASFのブース: ホール4、ブース12-170)

BASF(本社:ドイツ ルートヴィッヒスハーフェン)はこのほど、テールガスの新しい処理技術を開発しました。日本で開催されるGASTECH 2017で初公開されます。この最新技術は、「OASE® yellow T(オーエイス イエローT)」というブランド名のもと、BASFのガス精製ポートフォリオに加わります。この新技術により、製油所における硫黄回収装置(SRU)全体のパフォーマンスを向上させます。OASE yellow Tによりテールガス処理装置からの硫黄排出量を大幅に減少させ、また、アミン溶液循環率とリボイラ―熱量の低減により、運転コストを削減できます。この新技術によりプラント全体の処理能力が引き上げられ、現在導入しているSRUシステムの処理能力も向上します。OASE yellow Tは稼働中のテールガス処理装置に適用でき、既存装置の交換は一切必要ありません。

テールガス処理プロセスでは、クラウスプロセスで発生するテールガスに含まれる二酸化硫黄を硫化水素に転換し、これをアミン溶液に吸収させてクラウスプロセスに循環供給します。このため、高水準の硫黄回収率を実現できます。

 

OASE-優れたガス精製技術

ガス精製技術において約50年の実績を有するBASFは、天然ガス、合成ガス、バイオガスなど、さまざまなガスを精製する効果的なソリューションを提供しています。当社の技術は、世界中の400を超えるプラントで採用され、その性能が実証されています。優れたガス精製技術であるOASEブランドのもと、さまざまな技術やガス精製剤、技術サービスパッケージを提供しています。

BASFについて

BASF(ビーエーエスエフ)は世界をリードする化学会社(本社:ドイツ ルートヴィッヒスハーフェン)で、持続可能な将来のために、化学でいい関係をつくります。また、経済的な成功、環境保護、そして社会的責任を同時に実現しています。BASFでは、約114,000人の社員一人ひとりがほぼすべての産業、ほぼすべての国においてお客様の成功に貢献できるよう努めています。製品ポートフォリオは化学品、高性能製品、機能性材料、農業関連製品、石油・ガスの5つの部門から成ります。2016年、BASFは約580億ユーロの売上高を達成しました。BASFの詳しい情報は、www.basf.com(英)、newsroom.basf.com(英語)、www.basf.com/jp(日本語)をご覧ください。

最終更新2017年3月23日