BASF、シンガポールの酸化防止剤工場に造粒、パウダー混合、包装ラインを新設
(この資料は BASF本社が 2018年1月31日にシンガポールで発表した英語のプレスリリースをBASFジャパンが日本語に翻訳・編集したものです。)
- 新たなフリーフロー (FF) 造粒能力により、さらに幅広い形状の製品を工場から直接お客様に提供
- 高度に自動化された最新包装ラインが包装基準を向上
BASF(本社:ドイツ ルートヴィツヒスハーフェン)は、シンガポール ジュロン島の酸化防止剤工場に、造粒、パウダー混合、自動包装ラインを新設しました。今回の投資により、最新の製袋充填機がドイツから輸入されました。これにより、高度に自動化された包装ラインで、形状の安定した防水・耐水性の包装袋を生産することが可能になります。
アジア太平洋地域パフォーマンスケミカルズのシニアバイスプレジデントであるハーマン・アルトホフは以下のように述べています。「今回の投資により、フリーフロー(FF)造粒された酸化防止剤と酸化防止剤ブレンド製品を、工場からお客様に提供できるようになります。また以前は外注していた包装を、新たな包装ラインで行えるようになるため、包装の品質基準も大きく改善します。」
撹拌せず振動させる
新たな包装ラインでは、細心の注意が必要な酸化防止剤粉末の取り扱いが向上し、充填中のダストが低減されます。機械の内部と底部の振動ユニットによって製品が圧縮されるため、丈夫で一貫したサイズの袋が供給されます。また、微振動によって製品内部の空気が自動的に上部に移動します。この機械的方法の主な利点は、真空システムとは異なり、粉末内部の奥に閉じ込められた空気も取り除けることです。充填された袋は、メンテナンスしやすいパルス溶接ステーションで安全に密閉された後、袋成形部に送られます。ヒートシールを行う前に、「エアブラシ」技術によってシール部分の粉末を取り除き、シール周囲の粉末により溶融が妨げられるのを防ぎます。
この統合された造粒、包装ラインにより、お客様に商品を完璧な状態でお届けすることができるようになります。
※このプレスリリースの内容および解釈については英語のオリジナルが優先されます。
BASFのプラスチック添加剤について
BASFはプラスチック添加剤を製造するリーディングサプライヤーであり、この分野におけるイノベーションパートナーでもあります。BASFの包括的かつ革新的な製品ポートフォリオには、各種ポリマーおよび成形品、フィルム、繊維、シート、押出成形品などの用途において加工安定性、耐熱性、耐光性を向上する安定剤などがあります。プラスチック添加剤に関する詳細につきましては、http://www.plasticadditives.basf.comをご覧ください。
BASFについて
BASF(ビーエーエスエフ)は世界をリードする化学会社(本社:ドイツ ルートヴィッヒスハーフェン)で、持続可能な将来のために、化学でいい関係をつくります。また、経済的な成功、環境保護、そして社会的責任を同時に実現しています。BASFでは、約114,000人の社員一人ひとりがほぼすべての産業、ほぼすべての国においてお客様の成功に貢献できるよう努めています。製品ポートフォリオは化学品、高性能製品、機能性材料、農業関連製品、石油・ガスの5つの部門から成ります。2016年、BASFは約580億ユーロの売上高を達成しました。BASFの詳しい情報は、www.basf.com(英)、newsroom.basf.com(英語)、www.basf.com/jp(日本語)をご覧ください。