April 4, 2018

BASF、株式会社ウォーターケムとの協業により日本でのIrganox® 565の製造を開始

(この資料は BASF本社が 2018年4月3日に香港で発表した英語のプレスリリースをBASFジャパンが日本語に翻訳・編集したものです。)
  • 年間600トンの生産能力を有する工場
  • 信頼性と供給安定性を確保

BASF(本社:ドイツ ルートヴィッヒスハーフェン)は、株式会社ウォーターケム(本社:神奈川県南足柄市)との協業により、熱可塑性エラストマー向け酸化防止剤Irganox® 565(イルガノックス® 565)の日本(茨城県磯原)での製造を開始します。BASFの技術を活用した、年間600トンの生産能力を持つ製造工場において2018年4月から商業生産を開始します。ウォーターケム社は、BASF向けのカスタマースペシフィックブレンド(CSB:お客様の処方に合わせた添加剤ブレンド)をすでに製造しています。

アジア太平洋地域パフォーマンスケミカルズのシニアバイスプレジデントであるハーマン・アルトホフは以下のように述べています。「Irganox® 565の上市にともない、BASFは生産能力を拡大することで増加する世界需要に対応し、スペシャルティプラスチック添加剤の事業を強化してきました。日本におけるIrganox® 565の生産は、日本市場のニーズに応えることを可能にするだけではなく、競争力の高いソリューションを世界中のお客様に提供する当社の物流や供給の効率性をさらに高めるものです。」

Irganox® 565は、熱可塑性エラストマーの劣化を防ぐ酸化防止剤です。ゴム、接着剤、エラストマー製品の製造時に加工安定剤として使用されています。一般的な酸化防止剤と比べて、低濃度でも不飽和エラストマーにおけるゲル化や変色を防ぐことが可能です。また、多くの国で、食品に接触する用途においても使用が認可されています。

※このプレスリリースの内容および解釈については英語のオリジナルが優先されます。

 

BASFのプラスチック添加剤について

BASFはプラスチック添加剤を製造するリーディングサプライヤーであり、この分野におけるイノベーションパートナーでもあります。BASFの包括的かつ革新的な製品ポートフォリオには、各種ポリマーおよび成形品、フィルム、繊維、シート、押出成形品などの用途において加工安定性、耐熱性、耐光性を向上する安定剤などがあります。プラスチック添加剤に関する詳細につきましては、http://www.plasticadditives.basf.comをご覧ください。

BASFについて

BASF(ビーエーエスエフ)は、ドイツ ルートヴィッヒスハーフェンに本社を置く、世界をリードする化学会社です。持続可能な将来のために化学でいい関係をつくることを企業目的とし、環境保護と社会的責任の追及、経済的な成功の3つを同時に果たしています。また、全世界で115,000人以上の社員を有し、世界中のほぼすべての産業に関わるお客様に貢献できるよう努めています。製品ポートフォリオは化学品、高性能製品、機能性材料、農業関連製品、石油・ガスの5つの事業部門から成ります。2017年のBASFの売上高は約645億ユーロでした。BASFは、フランクフルト(BAS)、ロンドン(BFA)およびチューリッヒ(BAS)の証券取引所に上場しています。BASFの詳しい情報は、www.basf.com(英語)をご覧ください。

最終更新April 4, 2018