April 24, 2018

BASF、韓国・麗水でウルトラゾーン®の新製造ラインが稼働


(この資料は BASF本社(ドイツ)が 2018年4月11日に発表した英語のプレスリリースをBASFジャパンが日本語に翻訳・編集したものです。)
 
  • 製造能力の拡大により、自動車、エレクトロニクス、水ろ過業界の高性能熱可塑性プラスチックに対する世界的な需要の増大に対応
  • ポリアリールスルホン樹脂の年間製造能力を6,000トン増加、アジアのお客様への迅速な対応と地理的近接性というメリットを提供

BASF(本社:ドイツ ルートヴィッヒスハーフェン)は、韓国・麗水(ヨス)の拠点で、高い耐熱性を持つ熱可塑性プラスチックであるUltrason®(ウルトラゾーン、ポリアリールスルホン樹脂)の新製造ラインを稼働させました。今回の新ラインにより、ウルトラゾーン®の世界全体での年間製造能力は6,000トン増加の計24,000トンとなり、世界的に拡大する市場の需要に応えていきます。麗水のプラントは、アジア初のウルトラゾーン®製造プラントとして2014年に開設されました。ウルトラゾーン®は、BASF のポリエーテルスルホン樹脂(ウルトラゾーン® E)、ポリスルホン樹脂(ウルトラゾーン® S)、およびポリフェニルスルホン樹脂(ウルトラゾーン® P)の製品群の商標です。非常に高い寸法安定性と優れた流動性を備えた、最適化された高充填ポリエーテルスルホンであるウルトラゾーン® ディメンションなどが、最新イノベーションとして挙げられます。

BASFのグローバルビジネスユニット、スチレンフォーム・スペシャリティポリマーを率いるジョルジオ・グリーニングは、次のように述べています。「今回の製造能力の拡大により当社の競争力は強化され、世界的に多種の用途にポリアリールスルホン事業を展開できます。私たちは高度な技術レベルと最適な製品ポートフォリオで、お客様の成長と寄り添えるようになります。」

BASFは、ドイツのルートヴィッヒスハーフェンと韓国の麗水でウルトラゾーン®の製造を行っています。どちらの拠点もウルトラゾーン® S、EおよびPのあらゆる製品群の製造向けに設計されており、BASFは世界中のお客様への供給を最適化する柔軟性を備えています。グローバルビジネスマネジメントスペシャリティポリマーを率いるオリビエ・ウブリックは、次のように述べています。「製造ラインが新たに増強されたことで、今後もお客様や業界のパートナーの皆様に、質の高い材料を確実に提供していけます。特にアジアのお客様には、迅速な対応と地理的近接性によるメリットをもたらすでしょう。都市化がますます進み、浄水管理に対するニーズが増大するなか、ウルトラゾーン®はフィルター膜に理想的な材料であり、水処理における脱塩および浄化に貢献します。」

ウルトラゾーン®は、エレクトロニクスや自動車、航空宇宙産業などにおける耐熱軽量部品の製造に幅広く使用されています。ウルトラゾーン®は、特性が変化することなく最高220℃までの熱に耐えられるほか、優れた化学的安定性を備えています。例えばウルトラゾーン®の優れた耐熱性によって、ヒュンダイ ix35の新たなヘッドライトリフレクターのコンパクトデザインが可能となりました。この高性能材料は水ろ過膜や医療機器、エスプレッソマシーンなどの食品接触部品、電子レンジ対応の食器、高品質家電製品に用いられています。また、米国のFDA(食品医薬品局)や食品接触用途の材料に対する欧州の規制も遵守しています。ウルトラゾーン®は、炭素繊維コンポジット材料の製造にも用いられています。

詳細につきましては、www.ultrason.basf.com(英語)ご覧ください。

※このプレスリリースの内容および解釈については英語のオリジナルが優先されます。

 

BASFのパフォーマンスマテリアルズ事業部について

BASFのパフォーマンスマテリアルズ事業本部は、材料のノウハウを一つに融合し、革新的でカスタマイズされたプラスチック関連製品とサービスを提供します。本事業部はトランスポーテーション、建築・建設、インダストリアルアプリケーション、消費財という4つの主要産業部門で世界的に事業を展開しており、強力な製品・サービスポートフォリオを備え、アプリケーション志向のシステムソリューションを深く理解しています。収益性と成長を促進させている主な要素は、お客様との緊密な連携と、明確なソリューション重視の姿勢です。研究開発の点でも高い能力を有しており、それが革新的な製品やアプリケーションを開発する基盤となっています。2017年、パフォーマンスマテリアルズ事業本部は、77億ユーロを達成しました。詳細に関しては、www.performance-materials.basf.com をご覧ください。

BASFについて

BASF(ビーエーエスエフ)は、ドイツ ルートヴィッヒスハーフェンに本社を置く、世界をリードする化学会社です。持続可能な将来のために化学でいい関係をつくることを企業目的とし、環境保護と社会的責任の追及、経済的な成功の3つを同時に果たしています。また、全世界で115,000人以上の社員を有し、世界中のほぼすべての産業に関わるお客様に貢献できるよう努めています。製品ポートフォリオは化学品、高性能製品、機能性材料、農業関連製品、石油・ガスの5つの事業部門から成ります。2017年のBASFの売上高は約645億ユーロでした。BASFは、フランクフルト(BAS)、ロンドン(BFA)およびチューリッヒ(BAS)の証券取引所に上場しています。BASFの詳しい情報は、www.basf.com(英語)をご覧ください。

An ihrem Standort in Yeosu, Korea, hat BASF eine neue Produktionslinie für den thermoplastischen Hochleistungskunststoff Ultrason® (Polyarylsulfon) in Betrieb genommen. Die globale Jahreskapazität für Ultrason® steigt damit um 6.000 Tonnen auf 24.000 Tonnen und ermöglicht es, die wachsende weltweite Nachfrage nach Polyarylsulfonen besser zu decken. Die Anlage in Yeosu wurde 2014 als erste Ultrason®-Anlage außerhalb Deutschlands eröffnet. Der Hochleistungskunststoff wird in Membranen zur Wasserfiltration und in medizinischen Geräten ebenso eingesetzt wie in Bauteilen in Kontakt mit heißem Wasser und Lebensmitteln.

BASF has started up a new production line for its high-temperature resistant thermoplastic Ultrason® (polyarylsulfone) at its site in Yeosu, Korea. With the new line the global annual capacity for Ultrason® will increase by 6,000 metric tons to 24,000 metric tons, serving the growing market demand worldwide. The plant in Yeosu was opened in 2014 as the first Ultrason® plant in Asia. The high-performance material is employed in membranes for water filtration and medical devices, in hot water and food contact parts.,An ihrem Standort in Yeosu, Korea, hat BASF eine neue Produktionslinie für den thermoplastischen Hochleistungskunststoff Ultrason® (Polyarylsulfon) in Betrieb genommen. Die globale Jahreskapazität für Ultrason® steigt damit um 6.000 Tonnen auf 24.000 Tonnen und ermöglicht es, die wachsende weltweite Nachfrage nach Polyarylsulfonen besser zu decken. Die Anlage in Yeosu wurde 2014 als erste Ultrason®-Anlage außerhalb Deutschlands eröffnet. Der Hochleistungskunststoff wird in Membranen zur Wasserfiltration und in medizinischen Geräten ebenso eingesetzt wie in Bauteilen in Kontakt mit heißem Wasser und Lebensmitteln.

BASF has started up a new production line for its high-temperature resistant thermoplastic Ultrason® (polyarylsulfone) at its site in Yeosu, Korea. With the new line the global annual capacity for Ultrason® will increase by 6,000 metric tons to 24,000 metric tons, serving the growing market demand worldwide. The plant in Yeosu was opened in 2014 as the first Ultrason® plant in Asia. The high-performance material is employed in membranes for water filtration and medical devices, in hot water and food contact parts.

BASFはUltrason®(ポリアリールスルホン樹脂)の新製造ラインを稼働

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最終更新April 24, 2018