October 11, 2020

BASF、中国・金山で合成エステル系基油の生産能力増強

この資料はBASFが2020年10月12日に香港で発表した英語のプレスリリースをBASFジャパンが日本語に翻訳・編集したものです。

  • 生産能力を約2倍に増強
  •  合成エステル系基油は、冷凍機油、自動車、工業用潤滑油など、さまざまな用途の合成潤滑油の主要成分
  • アジア太平洋地域のサステナビリティのトレンドに即した、高性能潤滑剤への需要の高まりに対応

BASF(本社:ドイツ ルートヴィッヒスハーフェン)は、中国の金山サイトで、合成エステル系基油の生産能力を約2倍に増強します。この投資は、アジア太平洋地域における高性能潤滑油に対する需要の高まりに対応するものであり、同地域の顧客の成長を強力に支援すべく、信頼に応えるサプライヤーとしてBASFのポジションをさらに強化するものです。

合成エステル系基油は、高性能な潤滑剤のフォーミュレーションにおいて欠かすことのできない成分で、サステナビリティの面でもメリットをもたらします。適用分野には、環境に配慮した冷凍機油、空調、自動車、工業用潤滑油などがあげられます。

BASFのアジア太平洋地域ビジネスマネージメント燃料・潤滑油ソリューション及び、グレーターチャイナのパフォーマンスケミカルズ事業担当、バイス・プレジデントを務めるマティアス・ラングは次のように述べています。「今回、合成エステル系基油の製造能力が拡大することにより、特にアジア太平洋地域のお客様への供給体制をより強化することができます。BASFは主要な原材料を川上から統合しており、業界をリードし、信頼のおける潤滑剤コンポーネントサプライヤーとして、その強みを最大限に活用していきます。BASFは、お客様により良いサービスを提供し、共に成長していくことを楽しみにしています」。

増産体制は、2022年下期までに完了する予定です。

※このプレスリリースの内容および解釈については英語のオリジナルが優先されます。

 

■BASFの燃料・潤滑油ソリューション部門について

グローバルビジネスユニットである燃料・潤滑油ソリューション部門は、世界の運輸・鉱油業界へのリーディングサプライヤーです。燃料添加剤パッケージ、製油所添加剤、ポリイソブテン、エンジン冷却液(Glysantin®ブランド)、ブレーキ液のほか、潤滑油添加剤、潤滑油製品、合成系ベースストック、金属加工用原材料などを提供しています。ビジネスユニットの主要拠点は、ドイツのルートヴィッヒスハーフェン、米国のシンシナティ、フローハムパーク、中国の南京、上海、ブラジルのサンパウロにあります。研究開発は、主にドイツのルートヴィッヒスハーフェン、米国のタリータウン、中国の上海で行っています。詳細についてはwww.basf.com/fuel-lubricant-solutionsをご覧ください。

BASF燃料・潤滑油ソリューション部門は、BASFのパフォーマンスケミカルズ事業本部の一部です。同事業本部のポートフォリオには、プラスチック添加剤、カオリン、油田、鉱山のソリューションも含まれています。化学、プラスチック、消費財、エネルギー・資源、自動車・運輸など、さまざまな業界のお客様に革新的なソリューションを提供しています。詳細については、www.performancechemicals.basf.comをご覧ください。

 

■BASFについて

BASF(ビーエーエスエフ)は、ドイツ ルートヴィッヒスハーフェンに本社を置く総合化学会社です。持続可能な将来のために化学でいい関係をつくることを企業目的とし、環境保護と社会的責任の追及、経済的な成功の3 つを同時に果たしています。また、全世界で117,000 人以上の社員を有し、世界中のほぼすべての産業に関わるお客様に貢献できるよう努めています。ポートフォリオは、6つの事業セグメント(ケミカル、マテリアル、インダストリアル・ソリューション、サーフェステクノロジー、ニュートリション&ケア、アグロソリューション)から成ります。2019 年のBASF の売上高は590 億ユーロでした。BASF 株式はフランクフルト証券取引所(BAS)に上場しているほか、米国預託証券(BASFY)として取引されています。BASF の詳しい情報は、http://www.basf.com をご覧ください。

 

October 11, 2020