BASF、合成ペプチドの独占供給契約をCaregen社と締結
この資料はBASFが2021年1月 20日に香港・韓国で発表した英語のプレスリリースをBASFジャパンが日本語に翻訳・編集したものです。
- ダーマコスメティック向けポートフォリオを拡大し、革新的で卓越したソリューションを顧客に提供するためのパートナーシップ
BASF(本社:ドイツ ルートヴィッヒスハーフェン)は、4つの合成ペプチドについて、Caregen社(ケアジェン、本社:韓国)とグローバルな独占供給契約を締結しました。このポートフォリオの拡大により、BASFはアンチエイジング効果、色素沈着を防ぐ効果を持ち、アトピー肌向け、およびニキビ肌向けの機能を持つ4つの合成ペプチドを2021年中に発売する予定です。
「多くの消費者が化粧品に特定の機能性を望む、パーソナライゼーションのトレンドに乗って、ダーマコスメティックの分野は世界的に、特にアジアにおいて、堅調に成長しています。これらの合成ペプチドを有効成分として配合した化粧品を使用することにより、消費者は有効性と安全性が証明された製品を選択することができるようになります」と、ケア・ケミカルズ事業本部アジア太平洋地域パーソナルケアソリューション、マーケティング部門の責任者であるジェフ・ハーは述べています。
「ペプチドは、生理活性物質として様々な分野で利用されており、Caregen社の保有する数ある合成ペプチドの中から化粧品用途での効果が期待できる、有望な合成ペプチドを選択できたことは、我々にとって大きな成果です」と、ケア・ケミカルズ事業本部バイオアクティブグローバル製品開発責任者、ダヴィッド・エローは述べています。
Caregen社の高い技術的、商業的競争力を持つ機能性ペプチドと、BASFがグローバルな 化粧品市場に提供するソリューションと成分の専門知識に基づいて締結されたこの契約により、両社は長期的な協力関係を築くことができます。現在進行中の機能性健康食品および医薬品の開発により、Caregen社はグローバルな顧客に認知される、主要なペプチドプラットフォームカンパニーになることを目指しています」とCaregen社のCEOであるDr.Chung Yong-Ji(チュン・ヨンジ)氏は述べています。
Caregen社の非常に強力な合成ペプチドは、BASFのパーソナルケアソリューションのポートフォリオにおいて提供される有効成分や他の化粧品成分を補完する技術になります。
※このプレスリリースの内容および解釈については英語のオリジナルが優先されます。
■BASFのケア・ケミカルズ事業部について
BASFのケア・ケミカルズ事業部は、パーソナルケア、ホームケア、業務用洗浄関連などの業界や技術アプリケーションに幅広い原料を提供しています。BASFは、化粧品業界、洗剤およびクリーナー業界におけるリーディングサプライヤーであり、お客様に革新的かつ持続可能な製品、ソリューションおよびコンセプトを提供しています。高品質な製品ポートフォリオには、界面活性剤、乳化剤、ポリマー、油性剤、キレート剤、化粧品有効成分および紫外線吸収剤などがあります。ケア・ケミカルズ事業部は世界各国に生産・開発拠点を有し、特に新興成長市場にて事業を拡大しています。
詳細については http://www.care-chemicals.basf.com/をご覧ください。
■BASFについて
BASF(ビーエーエスエフ)は、ドイツ ルートヴィッヒスハーフェンに本社を置く総合化学会社です。持続可能な将来のために化学でいい関係をつくることを企業目的とし、環境保護と社会的責任の追及、経済的な成功の3つを同時に果たしています。また、全世界で117,000人以上の社員を有し、世界中のほぼすべての産業に関わるお客様に貢献できるよう努めています。ポートフォリオは、6つの事業セグメント(ケミカル、マテリアル、インダストリアル・ソリューション、サーフェステクノロジー、ニュートリション&ケア、アグロソリューション)から成ります。2019年のBASFの売上高は590億ユーロでした。BASF株式はフランクフルト証券取引所(BAS)に上場しているほか、米国預託証券(BASFY)として取引されています。BASFの詳しい情報は、http://www.basf.comをご覧ください。