BASFとSolenis社、製紙用薬品、水処理剤事業の統合を完了
(この資料は BASF本社(ドイツ)が 2019年1月31日に発表した英語のプレスリリースをBASFジャパンが日本語に翻訳・編集したものです。)
BASF(本社:ドイツ ルートヴィッヒスハーフェン)は、規制当局による承認を得て、2018年5月の発表のとおり、Solenis社との製紙用ウェットエンドおよび水処理剤事業の統合を完了しました。2019年2月1日より、この事業はSolenisの名称で運営し、販売、サービス、生産能力の向上を実現します。2017年の想定売上高は約24億ユーロ、従業員数は約5,200人で、合併後の新会社は、製紙・水処理関連の顧客に対し、製品ポートフォリオの拡大とコスト効率に優れたソリューションを提供することを目指します。BASFが株式の49%を保有し、51%は、Clayton, Dubilier & Rice社およびSolenis経営陣が管理するファンドによって保有されます。
この取引には、英国ブラッドフォードとグリムズビー、米国バージニア州サフォーク、メキシコ・アルタミラ、インド・アンクルシュワー、オーストラリア・クイナナにあるBASFの製紙用ウェットエンドおよび水処理剤事業の生産拠点と工場が含まれます。取引終了後、BASFは保有するSolenis社の株式を持分法で計上し、同社の純利益の持分相当額をBASFグループの特別項目控除前EBITおよびEBITに含めます(「その他」に計上)。
Solenis社のCEO、ジョン・E・パニケラ氏は、「両社の資産を組み合わせることで、製紙・水処理業界向けの、顧客志向の世界的なソリューションプロバイダーとなります。これらの業界のお客様には、両社の強みを活かし、他に類を見ない魅力的な製品・サービス、最先端の技術革新、ノウハウを提供します」 と述べています。
BASF パフォーマンスケミカルズ事業本部プレジデントのアヌプ・コタリは、次のように述べています。「BASFの製紙・水処理剤事業が持続的な成長を維持していくためには、Solenis社との提携が最適です。私たちは、この将来性のある合弁会社の成功を共に分かち合い、製紙・水処理業界のニーズを満たす最も幅広い製品とサービスを提供していきます。」
ドイツ・ルートヴィッヒスハーフェンおよび中国・南京のフェアブント拠点に統合されているBASFの製紙および水処理剤の生産工場は移譲されることなく、中長期供給契約のもと、合併会社に製品および原材料を納入します。BASFの製紙用コーティング剤のポートフォリオは、今回の取引には含まれません。
※このプレスリリースの内容および解釈については英語のオリジナルが優先されます。
BASFについて
BASF(ビーエーエスエフ)は、ドイツ ルートヴィッヒスハーフェンに本社を置く、世界をリードする化学会社です。持続可能な将来のために化学でいい関係をつくることを企業目的とし、環境保護と社会的責任の追及、経済的な成功の3つを同時に果たしています。また、全世界で115,000人以上の社員を有し、世界中のほぼすべての産業に関わるお客様に貢献できるよう努めています。ポートフォリオは、6つの事業セグメント(ケミカル、マテリアル、インダストリアル・ソリューション、サーフェステクノロジー、ニュートリション&ケア、アグロソリューション)から成ります。2017年のBASFの売上高は約600億ユーロでした。BASFは、フランクフルト(BAS)、ロンドン(BFA)およびチューリッヒ(BAS)の証券取引所に上場しています。BASFの詳しい情報は、www.basf.comをご覧ください。