Trade News | May 21, 2019

BASF、主要市場での需要増加にともない、アタパルジャイトをベースとした添加剤の供給体制を向上

(この資料は BASF本社(ドイツ)が 2019年5月22日に発表した英語のプレスリリースをBASFジャパンが日本語に翻訳・編集したものです。)
 
  • アタパルジャイト製品の信頼性と長期供給を重視した改善プロセスで、お客様の事業成長を支援
  • 生産性とサービスの品質向上をもたらした無駄の削減と継続的改善の文化

 

BASF(本社:ドイツ ルートヴィッヒスハーフェン)は、信頼性が高く安定したアタパルジャイト製品の供給を実現するため、プロセスの改善を実施しました。フロリダ州クインシーにある生産拠点では、粗粒ゲル、細粒ゲルおよび顆粒材料の製粉能力ならびに製品包装能力の拡大に加え、それら鉱物の物流における輸送能力を向上し、世界中のBASFの主要市場で増加しているアタパルジャイトの需要に応えます。

過去数年間、特に建設とインフラ開発が増加している新興国では、アタパルジャイトに対する需要の増加に対応することは困難でした。

「新しい梱包装置への投資や製粉機の処理能力の向上など、BASFは工場の運用を改善してきました。これらの活動により、世界のお客様の事業成長を支える高品質なアタパルジャイトベースの材料を安定して供給する能力を強化します」 と、BASFの添加剤のグローバル・ビジネス・マネジメント担当副社長であるクラウス・ダールナーは述べています。

BASFはまた、十分な安全在庫を確保し、季節的な需要の急増に対応するため、倉庫管理システムを改善しました。これにより、繁忙期でも、世界中のお客様に製品をお届けすることができます。

アタパルジャイトは、マグネシウム-アルミニウムケイ酸塩から成る採鉱された針状の粘土鉱物です。アタパルジャイトという名称は、その鉱物が発見された米国ジョージア州アッタプルガスに由来しています。BASFは、この地域でアタパルジャイト鉱山を操業するとともに、アッタプルガスから約17マイル南に位置するフロリダ州クインシーに製造施設を有しています。BASFは、フロリダ州とジョージア州にある18,000エーカーにおよぶ鉱山と製造施設の大半を所有しています。

 「当社のアタパルジャイト製品は、お客様における処方の複雑さを軽減し、効率を向上させます。分散性、高温耐久性、耐塩性、耐アルカリ性、高い吸着性、脱色性などの優れた特徴を有しています」 と、BASFのアタパルジャイト製品マネージャーであるミシェル・タドロックは述べています。

BASFの主力ブランドであるAttagel®(アタゲル)およびMicrosorb®(マイクロソーブ)は、建設、塗料、鋳造、触媒、動物用飼料、掘削泥土、農業、オイル濾過、吸着剤などの多様な用途に使用されています。また、BASFは、自動車のブレーキパッドなどの摩擦材に使用されるEmcor® 66(エムコー66)や、医薬品や化粧品に使用されるPharmasorb®(ファルマソーブ)などの特殊品も提供しています。

※このプレスリリースの内容および解釈については英語のオリジナルが優先されます。

 

 

BASFのディスパージョン&ピグメント事業本部について

BASFのディスパージョン&ピグメント事業本部は、高品質の幅広い顔料、樹脂、添加剤およびポリマーディスパージョンの開発、生産、販売を世界各地で行っています。これらの材料は、コーティング、建設、接着剤、印刷・包装、電子および紙を含む多くの産業のフォーミュレーションに使用されます。ディスパージョン&ピグメント事業本部は、包括的な製品ポートフォリオと業界に関する広範な知識を生かして、革新的かつ持続可能なソリューションをお客様に提供し、フォーミュレーションの促進に貢献しています。ディスパージョン&ピグメント事業本部のさらに詳しい情報は、http://www.dispersions-pigments.basf.com を ご覧ください。

 

BASFについて

 

BASF(ビーエーエスエフ)は、ドイツ ルートヴィッヒスハーフェンに本社を置く総合化学会社です。持続可能な将来のために化学でいい関係をつくることを企業目的とし、環境保護と社会的責任の追及、経済的な成功の3つを同時に果たしています。また、全世界で約122,000人の社員を有し、世界中のほぼすべての産業に関わるお客様に貢献できるよう努めています。ポートフォリオは、6つの事業セグメント(ケミカル、マテリアル、インダストリアル・ソリューション、サーフェステクノロジー、ニュートリション&ケア、アグロソリューション)から成ります。2018年のBASFの売上高は約630億ユーロでした。BASF株式はフランクフルト証券取引所(BAS)に上場しているほか、米国預託証券(BASFY)として取引されています。BASFの詳しい情報は、www.basf.comをご覧ください。

最終更新May 21, 2019