BASF、粘着剤原料acResin®の生産能力を倍増
(この資料は BASF本社(ドイツ)が 2019年6月3日に発表した英語のプレスリリースをBASFジャパンが日本語に翻訳・編集したものです。)
BASF(本社:ドイツ)は、ドイツ・ルートヴィヒスハーフェンの拠点に、UV硬化型ホットメルト用粘着剤原料であるacResin®の2つ目の生産施設を建設し、生産能力を倍増しました。新施設の建設には、数千万ユーロを投資しました。これにより、当社は増産した製品の供給を開始し、接着剤分野における高度なアプリケーションの主要ソリューションプロバイダーとしての地位を強化しました。
「プレミアム接着剤の分野では、世界的なトレンドは高品質で持続可能な処方設計に向かっています。BASFのUV硬化型100%アクリルホットメルト用粘着剤原料は、業界の高い要望に応えることができる製品であり、業界のパートナーとして、この専門分野での継続的な成長を目指しています」 と、BASFのEMEA(欧州・中東・アフリカ)地域の接着剤・繊維用バインダー ビジネスマネジメント担当バイスプレジデントを務めるDr. ユルゲン・フィスターは述べています。
高性能で持続性の高い処方設計
acResinは 、食品業界向けのラベルや、自動車・建設業界向けの各種特殊粘着テープなどの感圧接着剤分野の特殊製品の製造に使用されています。acResin は、高性能アプリケーション特性とサステナビリティでの優位性の両方を有しています。
2018年に当社が実施した耐久消費財の粘着ラベルの環境効率分析によると、溶剤型接着剤と比較して、acResinを使用した粘着剤は、より安価で持続可能性が高いということがわかりました。またacResinは、含有される揮発性有機化合物(VOC)が極微量であるため、低臭と良好な皮膚適合性を特長としています。高い透明性、経年劣化や熱に強く、耐水性、耐薬品性にも優れています。さらに、本材料 は、接着剤のユーザーが、食品接触材料に対する高い要件を満たすことを可能にします。
acResinの詳細情報はこちらをご覧ください。www.basf.com/acresin (英文)
※このプレスリリースの内容および解釈については英語のオリジナルが優先されます。
BASFのディスパージョン&ピグメント事業本部について
BASFのディスパージョン&ピグメント事業本部は、高品質の幅広い顔料、樹脂、添加剤およびポリマーディスパージョンの開発、生産、販売を世界各地で行っています。これらの材料は、コーティング、建設、接着剤、印刷・包装、電子および紙を含む多くの産業のフォーミュレーションに使用されます。ディスパージョン&ピグメント事業本部は、包括的な製品ポートフォリオと業界に関する広範な知識を生かして、革新的かつ持続可能なソリューションをお客様に提供し、フォーミュレーションの促進に貢献しています。ディスパージョン&ピグメント事業本部のさらに詳しい情報は、http://www.dispersions-pigments.basf.com を ご覧ください。
BASFについて
BASF(ビーエーエスエフ)は、ドイツ ルートヴィッヒスハーフェンに本社を置く総合化学会社です。持続可能な将来のために化学でいい関係をつくることを企業目的とし、環境保護と社会的責任の追及、経済的な成功の3つを同時に果たしています。また、全世界で約122,000人の社員を有し、世界中のほぼすべての産業に関わるお客様に貢献できるよう努めています。ポートフォリオは、6つの事業セグメント(ケミカル、マテリアル、インダストリアル・ソリューション、サーフェステクノロジー、ニュートリション&ケア、アグロソリューション)から成ります。2018年のBASFの売上高は約630億ユーロでした。BASF株式はフランクフルト証券取引所(BAS)に上場しているほか、米国預託証券(BASFY)として取引されています。BASFの詳しい情報は、www.basf.comをご覧ください。
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