Trade News | June 17, 2020

BASFがWorldSkills Internationalとグローバルスポンサー契約を更新、人材育成を継続

この資料は、BASF および Red Avenue New Materials Groupが 2020 年 5 月 28 日に発表した英語のプレスリリースを、BASF ジャパンが日本語に翻訳・編集したものです。

 

  • 新たに2年間のグローバルインダストリーパートナーシップ契約を締結
  • 車体塗装分野における継続的な人材開発と、2021年に中国・上海で開催される技能五輪国際大会※1 (WorldSkills Shanghai 2021) をサポート
  • 世界レベルでの熟練した車体塗装技能者の育成を推進

BASF(本社:ドイツ ルートヴィッヒスハーフェン)のコーティングス事業本部は、技能五輪国際大会の主催団体であるWorldSkills International(ワールドスキルズ・インターナショナル、本部:オランダ)とグローバルインダストリーパートナーシップ契約を新たに締結しました。今回の契約は、BASFが車体塗装分野で若い技能者を育成するというこれまでの取り組みを継続するものであり、2021年に中国・上海で開催される技能五輪国際大会への支援を確固たるものにします。

1950年に始まったこの大会は、世界中の若い技能者が磨き抜かれた技能を競う競技大会です。若い技能者にさらなる技術の向上を促し、同時に技能者としての情熱を育むトレーニングと技術をもたらしています。2019年にロシアのカザンで開催された前回大会には、63の国と地域から1,350人以上の選手が出場しました。BASFのスポンサー契約は、世界的に熟練した車体塗装技能者を育成するための戦略のひとつです。

「2019年のカザン大会で我々の補修塗料ブランドGlasurit(グラスリット)が競技用製品として採用され、大会が成功裏に終わったことを受け、サスティナビリティ、デジタル化、および次世代の車体塗装技能者の多様性に焦点を当てるため、技能五輪国際大会と再び提携できたことを大変うれしく思います。このイベントは、若者、産業界、政府、教育機関が集まり、私たちの産業の利益を促進し、熟練した車体塗装技能者がこの分野に参入することへの情熱を駆り立てるでしょう」 と、BASFコーティングス事業本部 グローバル戦略マーケティングディレクターのファビエン・ボスケッティは述べています。

また、BASFコーティングス事業部アジア太平洋地域担当シニアバイスプレジデントの パトリック・ザオは、 「中国が2021年の上海大会の準備を世界規模で進めるなか、BASFは『New Youth, New Skills, New Dreams』をモットーに大会をサポートするとともに、世界初の技能の歴史を展示するThe WorldSkills Museum(世界技能博物館)の常設展をサポートできることを楽しみにしています。また、これを機に中国で最新のデジタル化トレーニングで得た当社の知識と研修施設を、業界の未来を形作るためのグローバル・プラットフォーム上で活用できるでしょう」 と述べました。

BASFは、独自のグローバルSTAMPP2プログラムの一環として、車体塗装技能者の育成をリードしています。このプログラムは国際的に標準化された1年間のプログラムで、若い車体塗装技能者を対象としたボディーショップの次世代インターンシップトレーニングとして使用されています。

世界技能博物館は上海市の黄浦川河畔に位置し、技能に特化した世界初の博物館で、ワールドスキルズ・インターナショナル、ワールドスキルズ・中国 (MOHRSS) 、上海市、WorldSkills Shanghai 2021と、ワールドスキルズ・グローバルパートナーズが協賛しています。技能五輪国際大会の使命は、熟練者の知名度と認知度を高め、経済成長と個人の成功を達成する上での技能の重要性を示すことです。BASFは、熟練した若い才能の必要性が世界中で高まっていることを認識しており、技能五輪国際大会との提携を誇りに思っています。これ以外にもBASFは、車体塗装分野に参入するために必要な技能とビジネスの背景を教える複数のトレーニングセンターを有しており、最新のものは、2019年後半にメキシコのトルカにオープンしています。

 ※1正式名称は国際技能競技大会(WorldSkills Competition)。日本では、「技能五輪 国際大会」が一般的に使用されています。

※2 STimulate and revAMp the Paint Profession。自動車補修塗料業界の持続可能な発展と若い塗装技術者の育成 

※このプレスリリースの内容および解釈については英語のオリジナルが優先されます。

■BASFのコーティングス事業本部について

BASFのコーティングス事業本部は、革新的な自動車用塗料、自動車補修用塗料、装飾用塗料、メタル、プラスチック、ガラス基板など幅広い産業での表面処理およびそれらの応用に必要なプロセスの開発、生産、販売を行っています。これらのポートフォリオは、新しい市場や事業開発を目指すInnovation Beyond Paint(塗料を超えたイノベーション)プログラムによって提供してまいります。BASFは、ヨーロッパ、北米、南米、アジア太平洋に拠点があります。広範なネットワークを通じて、世界中のお客様と緊密に連携しています。2019年におけるBASFコーティングス事業部の世界の売上高は37.5億ユーロでした。Solutions beyond your imagination(想像をはるかに超えたソリューション)。BASFコーティングスの詳細情報はwww.basf-coatings.com (英語)、www.basf.co.jp/coatings (日本語)をご覧ください。

 

■BASFについて

BASF(ビーエーエスエフ)は、ドイツ ルートヴィッヒスハーフェンに本社を置く総合化学会社です。持続可能な将来のために化学でいい関係をつくることを企業目的とし、環境保護と社会的責任の追及、経済的な成功の3つを同時に果たしています。また、全世界で約122,000人の社員を有し、世界中のほぼすべての産業に関わるお客様に貢献できるよう努めています。ポートフォリオは、6つの事業セグメント(ケミカル、マテリアル、インダストリアル・ソリューション、サーフェステクノロジー、ニュートリション&ケア、アグロソリューション)から成ります。2018年のBASFの売上高は約630億ユーロでした。BASF株式はフランクフルト証券取引所(BAS)に上場しているほか、米国預託証券(BASFY)として取引されています。BASFの詳しい情報は、www.basf.comをご覧ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

BASFが、ワールドスキルズ・インターナショナルとのグローバルインダストリーパートナーシップを発表
左から
BASFコーティングス事業本部 グローバル戦略マーケティングディレクター ファビエン・ボスケッティ
BASFコーティングス事業部アジア太平洋地域担当シニアバイスプレジデント パトリック・ザオ
BASFコーティングス事業本部バイスプレジデント クリス・ティッチマーシュ
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最終更新June 17, 2020