BASF、K 2022でプラスチック添加剤ポートフォリオのVALERAS™を 初公開
この資料は、BASF本社(ドイツ)が2022年9月13日に発表した英語のプレスリリースを、BASFジャパンが日本語に翻訳・編集したものです。
- トレンドを先取りするサステナブルなソリューションで、新たな価値を創造
- 進化するポートフォリオで、サステナビリティの目標を達成し、さらに上を目指す
お客様に貢献 - MAKE - USE - RECYCLEでの価値創造に焦点を当てた “Creator Talks” 開催
BASF(本社:ドイツ ルートヴィッヒスハーフェン)は、プラスチックとゴムの最大の見本市であるK 2022において、プラスチック添加剤ポートフォリオのVALERAS™(バレラス)を初公開する予定です。VALERAS™は、添加剤の技術的なソリューションとサービスで、サステナビリティに大きなメリットをもたらし、プラスチック製品に付加価値を与えます。
その中には、サーキュラーエコノミー(循環型経済)やCO2排出量ネットゼロに向け、プラスチック・ジャーニーを加速させるためのソリューションも含まれています。BASFは、VALERAS™のポートフォリオのプレミアムサービスとして、複数の酸化防止剤と光安定剤の製品カーボンフットプリント(PCF)を提供します。これは、発売開始したばかりのソリューション、IrgaCycle™(イルガサイクル)とRegXcellence®(レグセレンス)を補完するものです。これらの製品は、他の新しい添加剤ソリューションとともに、BASFの展示ブース(ホール5、ブースC21/D21)で開催される “Creator Talks” で紹介される予定です。
BASF欧州パフォーマンス・ケミカルズ事業本部のシニア・バイスプレジデント、Dr.アヒム・サイツは、次のように述べています。「プラスチックイノベーションのトレンドは、法規制や消費者意識の高まりによって、さまざまな産業で急速に変化しています。私たちは、プラスチックで新しい価値を創造することに継続的に取り組んでおり、お客様と積極的に協力し、プラスチックのMAKE(製造) - USE(使用) - RECYCLE(リサイクル)というライフサイクルの各段階に貢献する、サステナブルなソリューションを開発しています。当社の添加剤における実績と、用途に関するお客様の知識を組み合わせることで、業界が直面している現在の課題を解決し、明日のニーズに応える革新的なソリューションを提供できるようになるでしょう。K 2022に是非お越しください。私たちと共に“Go!Create”しましょう。」
競争力を高める新しいサステナブルソリューション
BASFは、K 2022において、トレンドを先取りする様々な新しいサステナブルな添加剤ソリューションを展示します。
回転成型(ロトモールディング)品は、貯水タンクなどの屋外用途で一般的に使用されています。過酷な気象は、こうした用途で使われる製品の特性に大きなダメージを与えます。ポリエチレン回転成形樹脂用に特別に設計された、Irgastab®(イルガスタブ)シリーズのカスタマイズされた添加剤パッケージは、回転成形品の寿命を延ばすとともに、加工時の時間、エネルギー、コストを節約します。
Irgatec®(イルガテック)CRテクノロジーは、個人向け衛生用品やフィルター用途の要件の高まりに対処できる、高度なメルトブローン不織布の製造を可能にします。BASFはIrgatec® CR 25で、ろ過材として高い関心を集めるPPメルトブローンの改質を可能にするソリューションを導入します。このソリューションは、メルトブローンの製造業者が既存のラインに追加投資することなく直接導入できるため、特殊PP不織布製品の迅速な市場投入が可能になります。
添加剤は、循環型プラスチックを実現する重要な要素であり、イノベーションを後押ししてリサイクルを促します。最近発売されたIrgaCycle™シリーズには、さまざまな対象産業向けのマテリアルリサイクルプラスチックの特性を改善するために、特別に設計された添加剤ソリューションも含まれています。リサイクル業者はリサイクル材の品質向上の恩恵を受けることができ、加工業者はそれぞれの用途において、リサイクル材の含有量を増やすことができます。IrgaCycle™は、ゲル形成などの課題に対処し、不純物の影響を軽減し、プロセスの安定性を高めることで機械的性能を向上させます。
サステナビリティの旅は続く
BASFは現在、VALERAS™ポートフォリオの延長として、カスタマーポータルサイト「myPlasticAdditives」を通じ、プラスチック添加剤をご利用のお客様に、複数の酸化防止剤と光安定剤の製品カーボンフットプリント(PCF)をプレミアムサービスとして提供しています。このサービスをご利用のお客様には、原料の調達から始まり、製品がBASFの工場から出荷されるまでの、温室効果ガス排出量に関する情報を提供いたします。BASFは、こうした透明性の向上により、お客様がCO2排出削減のための取り組みを優先し、低炭素プラスチックを製造するにあたってのサステナビリティに関する要請を検証し、持続可能な購買決定ができるよう支援をします。
業界関係者の意見交換の場
BASFは、MAKE - USE - RECYCLEをテーマとしたブースにおいて、ハイレベルな“Creator Talks”を開催し、強力な連携とオープンな交流により、お客様の技術的課題の解決を実現したプロジェクトを、テクノロジーリーダーたちとともに紹介します。また、BASFのプラスチック添加剤の専門家が、包装、自動車、建築、建設向けの革新的な用途に関する見解を提供します。
“Creator Talks”の詳細はこちらをご覧ください。
https://plastics-rubber.basf.com/global/en/K2022.html (英語)
※このプレスリリースの内容および解釈については英語のオリジナルが優先されます。
■BASF、K 2022に出展: #OurPlasticsJourneyへようこそ!
K 2022で、是非 #OurPlasticsJourneyにご参加ください。一緒に“Go!Create”しましょう。ホール5、C21/D21の当社ブースでは、どうすればより持続可能な形でプラスチックを製造できるか、どうすればより適切な使用ができるか、どうすればループを閉じるための新しいソリューションを発見できるかなど、プラスチックライフサイクルの全段階において持続可能な行動を可能にするための、新たな方法を模索します。こうした課題の解決に向けたジャーニーを、私たち皆が共に歩んでいかなければなりません。K 2022では、そのジャーニーの加速化を目指します。プラスチックとゴムの最大の見本市であるKは、2022年10月19日から26日までドイツのデュッセルドルフで開催される予定です。詳しくは、www.plastics.basf.com/K2022 (英語)をご覧ください。
■BASFのプラスチック添加剤について
BASFはプラスチック添加剤を製造するリーディングサプライヤーであり、この分野におけるイノベーションパートナーでもあります。BASFの包括的かつ革新的な製品ポートフォリオには、各種ポリマーおよび成形品、フィルム、繊維、シート、押出成形品などの用途において加工安定性、耐熱性、耐光性を向上する安定剤などがあります。プラスチック添加剤に関する詳細にいては、www.plasticadditives.basf.com (英語)をご覧ください。
BASFプラスチック添加剤は、BASFのパフォーマンス・ケミカルズ事業部の一部門です。同事業部のポートフォリオには、燃料・潤滑剤ソリューション、カオリン鉱物、油田および鉱業ソリューションも含まれます。化学品、プラスチック、消費財、エネルギー資源、自動車・輸送などの様々な業界のお客様へ、当社の革新的なソリューションを提供しています。詳細は、www.performancechemicals.basf.com (英語)をご覧ください。
■BASFについて
BASF(ビーエーエスエフ)は、ドイツ ルートヴィッヒスハーフェンに本社を置く総合化学会社です。持続可能な将来のために化学でいい関係をつくることを企業目的とし、環境保護と社会的責任の追及、経済的な成功の3つを同時に果たしています。また、全世界で約110,000人の社員を有し、世界中のほぼすべての産業に関わるお客様に貢献できるよう努めています。ポートフォリオは、6つの事業セグメント(ケミカル、マテリアル、インダストリアル・ソリューション、サーフェステクノロジー、ニュートリション&ケア、アグロソリューション)から成ります。2021年のBASFの売上高は786億ユーロでした。BASF株式はフランクフルト証券取引所(BAS)に上場しているほか、米国預託証券(BASFY)として取引されています。BASFの詳しい情報は、https://www.basf.com をご覧ください。
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