Trade News  |  2023年4月24日

BASF、ISCC PLUS認証を取得し、VALERAS® のプラスチック添加剤ポートフォリオを拡大

この資料はBASF本社(ドイツ)が2023年4月24日に発表した英語のプレスリリースをBASFジャパンが日本語に翻訳・編集したものです。
 
  • ISCC PLUS認証を取得し、マスバランス・アプローチによる再生可能原料で生産
  • 高機能で持続可能な酸化防止剤をお客様に提供
  • まずはスイスと米国のBASF製造拠点で生産されている特定のプラスチック添加剤が対象

 

BASF(本社:ドイツ ルートヴィッヒスハーフェン)は、スイスのカイステンおよび米国アラバマ州のマッキントッシュの製造拠点で生産されている特定のプラスチック添加剤のグレードが、ISCC PLUS認証(国際持続可能性カーボン認証)を取得したことを発表しました。BASFは今回の認証によって、マスバランス・アプローチで再生可能原料を使用することで製品カーボンフットプリント(PCF)を低減する、持続可能な主力プラスチック添加剤のグレードを提供できるようになります。

ISCC PLUS認証は、バリューチェーン全体での再生可能原料の使用を保証するものであり、国際的に認められたマスバランス方式の認証制度です。

この認証によって、BASFはプラスチック添加剤のお客様に対して、特定の製品のマスバランス認証を提供できるようになります。マスバランス認証の一環として、再生可能原料の投入から持続可能性を掲げる最終製品までの、生産・加工・流通過程の管理を証明する必要があります。スイスと米国の製造拠点は認証を受けたパイロットサイトであり、今後は世界的に導入される予定です。

BASFプラスチック添加剤担当のシニア・バイス・プレジデントであるDr.アヒム・サイツは、次のように述べています。「BASFはVALERAS®(バレラス)ポートフォリオを拡大し、プラスチック添加剤サプライヤーとして初めてバイオマスバランス認証済みの酸化防止剤のセレクションを提供することになりました。お客様は、化石資源の代わりに責任を持って調達された再生可能原料を使用し製造された、より持続可能で且つ高機能な酸化防止剤を選択できるようになりました。私たちはお客様やパートナーとともにプラスチックの新しい価値を創出しながら、持続可能性に大きく貢献するイノベーションを推進しています。」

※このプレスリリースの内容および解釈については英語のオリジナルが優先されます。

 

BASFのプラスチック添加剤について

BASFはプラスチック添加剤を製造するリーディングサプライヤーであり、この分野におけるイノベーションパートナーでもあります。BASFの包括的かつ革新的な製品ポートフォリオには、各種ポリマーおよび成形品、フィルム、繊維、シート、押出成形品などの用途において加工安定性、耐熱性、耐光性を向上する安定剤などがあります。プラスチック添加剤に関する詳細にいては、www.plasticadditives.basf.com (英語)をご覧ください。

BASFプラスチック添加剤は、BASFのパフォーマンス・ケミカルズ事業部の一部門です。同事業部のポートフォリオには、燃料・潤滑剤ソリューション、カオリン鉱物、油田および鉱業ソリューションも含まれます。化学品、プラスチック、消費財、エネルギー資源、自動車・輸送などの様々な業界のお客様へ、当社の革新的なソリューションを提供しています。詳細は、www.performancechemicals.basf.com (英語)をご覧ください。

 

■BASFについて

BASF(ビーエーエスエフ)は、ドイツ ルートヴィッヒスハーフェンに本社を置く総合化学会社です。持続可能な将来のために化学でいい関係をつくることを企業目的とし、環境保護と社会的責任の追及、経済的な成功の3つを同時に果たしています。また、全世界で110,000人以上の社員を有し、世界中のほぼすべての産業に関わるお客様に貢献できるよう努めています。ポートフォリオは、6つの事業セグメント(ケミカル、マテリアル、インダストリアル・ソリューション、サーフェステクノロジー、ニュートリション&ケア、アグロソリューション)から成ります。2022年のBASFの売上高は873億ユーロでした。BASF株式はフランクフルト証券取引所(BAS)に上場しているほか、米国預託証券(BASFY)として取引されています。BASFの詳しい情報は、https://www.basf.com をご覧ください。

 

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Last Update 2023年4月24日