2025年11月4日

BASF、アジアのポリテトラヒドロフラン事業を統合し構造改革を推進

この資料はBASF本社(ドイツ)が2025年113日に発表した英語のプレスリリースをBASFジャパンが日本語に翻訳・編集したものです。

  

BASF(本社:ドイツ ルートヴィッヒスハーフェン)は、世界の化学繊維市場における著しい供給過剰を背景とした構造的な変化に対応するため、アジアのポリテトラヒドロフラン(PolyTHF®)*事業を中国・曹涇(Caojing)拠点に統合し、韓国・蔚山(Ulsan)化学拠点でのPolyTHF®の生産を終了します。この閉鎖は2026年に完了する予定です。 

この決定は、BASFのグローバル生産体制の戦略的見直しの一環であり、競争力強化を目的とした「Winning Ways」戦略に沿ったものです。 

蔚山拠点の閉鎖後も、BASFは中国・曹涇、ドイツ・ルートヴィッヒスハーフェン、米国・ガイスマーの強固な地域生産拠点を活用し、年間25万トンの総生産能力をもって、PolyTHF®の安定供給を継続します。 

*PolyTHF®は、スパンデックスやエラスタン繊維の重要な原料であり、水着、スポーツウェア、下着など幅広い繊維製品に使用されています。PolyTHF®はBASFの登録商標です。 

  

※このプレスリリースの内容および解釈については英語のオリジナルが優先されます。 

   

■BASF 化学品中間体事業本部について 

BASFの化学品中間体事業本部は、化学品中間体の開発、製造、市場におけるグローバルリーダーであり、持続可能な化学品中間体を提供するパートナーとして選ばれる存在を目指しています。とりわけアミン、ジオール、多価アルコール、酸、スペシャリティなど、ポートフォリオには600種類以上の製品を取り揃え、コーティング剤やプラスチックから医薬品、作物保護に至るまで、幅広い産業に革新的なソリューションを提供しています。当社の中間体は、最終製品の特性を向上させ、生産プロセスの効率を高めることが可能です。私たちはCO2管理、リサイクル製品、バイオ/再生可能製品に重点を置くことで、お客様のサステナビリティ目標達成を支援するソリューションと製品を提供しています。ISO 9001認証を取得した部門として、当事業本部は欧州、アジア、北米に生産拠点を置き、グローバルなネットワークを展開しています。 

     

■BASFについて 

BASF(ビーエーエスエフ)は、ドイツ ルートヴィッヒスハーフェンに本社を置く総合化学会社です。私たちは、持続可能な将来のために化学でいい関係をつくることを企業目的とし、経済的な成功とともに環境保護と社会的責任を追求しています。また、お客様のグリーントランスフォーメーションを可能にする、選ばれる化学会社になるという意欲的な目標を掲げています。全世界で約112,000人の社員を有し、世界中のほぼすべての産業に関わるお客様に貢献しています。ポートフォリオは、コア事業の事業セグメント(ケミカル、マテリアル、インダストリアル・ソリューション、ニュートリション&ケア)、スタンドアローン事業の事業セグメント(サーフェステクノロジー、アグロソリューション)から成ります。2024年のBASFの売上高は653億ユーロでした。BASF株式はフランクフルト証券取引所(BAS)に上場しているほか、米国預託証券(BASFY)として取引されています。BASFの詳しい情報は www.basf.com をご覧ください。 

最終更新2025年11月4日