国際カラー・デー:自動車カラーが性能・耐久性・サステナビリティと出会うとき
この資料は BASF 本社(ドイツ)が2026年3月18日に発表した英語のプレスリリースを BASF コーティングス ジャパン合同会社が日本語に翻訳・編集したものです。
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カラーは、消費者の購買意思決定、車両の耐久性、ブランドアイデンティティに大きな影響を与える
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自動車カラーの創出・保護・品質維持は、感性に訴えるデザインと材料科学の融合
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BASFコーティングスは、毎年1,300以上のカラーコンセプトを開発
自動車カラーは、感情に訴えるデザインと材料科学が交わる領域です。ブランドイメージや購買意思決定、安全性の印象、さらにはサステナビリティにまで影響を及ぼします。3月21日の国際カラー・デーを前に、BASFコーティングスは、自動車のデザイン、製造、補修においてカラーが果たす重要な役割に光を当てています。自動車カラーは単なる美観にとどまらず、データに基づき、高度な技術精度を要する分野です。基材の前処理に関する深い知見、最終的な塗膜を構成する各層の開発、そして塗装から何年が経過しても色調の状態を正確に再現する技術力が求められます。
最初の層からカラーを守る
カラーイノベーションにおける数十年にわたる専門知識を背景に、BASFコーティングスは、車両ライフサイクル全体を通じて自動車カラーを製造し、保護し、維持する体制を確立しています。
一般に、車のオーナーが「車の色」と言うとき、それは目に見えるカラフルなベースコートを指します。しかし、カラーを美しく輝かせるためには、顔料だけでは不十分です。BASFコーティングスの統合的なアプローチにより、車両は耐久性や防錆性といった厳格な品質要件、さらにはサステナビリティ基準にも適合します。
「前処理は、耐久性とサステナビリティを備えた自動車用塗料を支える見えない基盤です。現代の自動車用基材に適した前処理ソリューションを提供することで、耐食性と強固な塗膜密着性を実現する化学的基盤を築いています。この最初の工程こそが、塗装システム全体の長期的な性能、耐久性、サステナビリティを左右し、すべてのカラーを美しく輝かせる土台となるのです」と、BASFコーティングス 自動車OEM表面処理 グローバルセグメントマネジメント責任者 マイケ・フレックは述べています。
性能と責任ある素材選択を両立する自動車カラー設計
今日の自動車カラーの多様性は、顔料とエフェクト素材の精緻な組み合わせによって生み出されています。BASFコーティングスでは、こうした専門性を活用するとともに、グローバル・カラーデザインチームと自動車メーカーとの緊密な連携により、高い性能基準を満たしつつ、可能な範囲で責任ある素材選択を取り入れた革新的なカラーソリューションを提供しています。
このアプローチは、近年、主要なデザインおよび技術機関からも高く評価されています。BASFコーティングスのトレンドカラー「REVERENCE DARKNESS」は、リサイクルタイヤ素材をカーボンブラックの原料として活用した点が評価され、2025年のMATERIALICAデザイン&テクノロジーアワードを受賞しました。
また、「再生可能原料由来の顔料を用いたカラー(Colors with Renewable Pigments)」プロジェクトにより、2025年ドイツ・エコデザイン賞のファイナリストにも選出されています。本プロジェクトは、バイオベースの廃棄物由来原料を、耐久性や生産信頼性を損なうことなく、表現力豊かなカラーへと転換できることを示しています。ドイツ・エコデザイン賞は、ドイツにおける最高位の国家環境デザイン賞です。
「カラーは、消費者が車両と感情的につながる上で極めて重要な役割を果たします。世界各地で、より個性的で表現力のあるカラーアイデンティティへのニーズが高まると同時に、責任ある素材選択を取り入れたカラーソリューションへの関心も拡大しています」と、BASFコーティングス 自動車カラーデザイン グローバル責任者のマーク・グートヤールは述べています。
「カラーデザイナーの役割は、文化的シグナル、技術革新、そして人々の感情的ニーズを色に落とし込み、見た目の魅力だけでなく、長期にわたり工業生産で安定的に再現されるカラーとして仕上げることです。私たちはお客様とともに、毎年1,300以上のカラーコンセプトを開発し、そのうち約450を商業化しています。」
車両ライフサイクル全体で本来のカラーを守る
車両が使用され始めると、本来のカラーを維持することが、長期的かつサステナブルなライフサイクルにおける重要な要素となります。今日のコーティングには、紫外線による退色を防ぐUV保護機能などが組み込まれています。
「自動車補修塗料分野では、カラーを動的かつ進化する要素として捉えています。車両のカラーは、経年変化や修理条件、使用される材料の違いにより、無数の微妙な違いが生じます。私たちの強みは、こうした微細なニュアンスを捉え、デジタルで再現することにあります。これにより、ボディショップは、車両が工場を出た何年後であっても、オリジナルの外観を忠実に再現することが可能になります」と、グローバルマーケティング責任者 ジェーン・ニエミは述べています。
修理後のカラー再現や、車両全体の再塗装において、BASFコーティングスは、世界中の車両に対応した数百万色に及ぶカラー情報と正確な調色配合を提供するオンラインデータベースを展開しています。プロフェッショナルなボディショップは、正確なカラーデータと、OEM要件に完全に適合する最先端の高品質補修用塗料ポートフォリオの恩恵を受けることができます。
自動車カラーは極めて複雑な分野であり、その複雑さをお客様とともに乗り越えることは、長年にわたりBASFコーティングスのDNAの一部であり続けています。2026年第2四半期にカーライルの傘下で新たな章を迎えるにあたり、当社は技術力のさらなる強化、人材への投資、そしてカラーへの情熱を一層深めることで、自動車バリューチェーン全体において、信頼される先進的なパートナーであり続けます。
BASF コーティングスについて
BASFコーティングスは、革新的で持続可能な自動車用OEM塗料および補修塗料、さらに幅広い産業におけるメタル、プラスチック、ガラス基板向けの表面処理技術の開発、生産、販売を行っています。私たちは、先進的なパフォーマンス・ソリューションを創造し、世界中のパートナーのニーズに応えるために、性能、デザイン、新しいアプリケーションを推進しています。BASFは、欧州、北米、南米、中東、アフリカ、アジア太平洋地域に広がる拠点のネットワークを活用し、専門的でグローバルなチームのスキル、知識、リソースを結集して、お客様に貢献しています。2025年におけるBASFコーティングスの世界の売上高は約37億ユーロでした。
BASFコーティングス – 私たちは情熱と専門性を原動力に、これまでのコーティングスビジネスを超えて、真の新しい価値を創出します。詳細は www.basf-coatings.com(英語)およびLinkedInをご覧ください。
BASFについて
BASF(ビーエーエスエフ)は、ドイツ ルートヴィッヒスハーフェンに本社を置く総合化学会社です。私たちは、持続可能な将来のために化学でいい関係をつくることを企業目的とし、経済的な成功とともに環境保護と社会的責任を追求しています。また、お客様のグリーントランスフォーメーションを可能にする、選ばれる化学会社になるという意欲的な目標を掲げています。全世界で約108,000人の社員を有し、世界中のほぼすべての産業に関わるお客様に貢献しています。ポートフォリオは、コア事業の事業セグメント(ケミカル、マテリアル、インダストリアル・ソリューション、ニュートリション&ケア)、スタンドアローン事業の事業セグメント(サーフェステクノロジー、アグロソリューション)から成ります。2025年のBASFの売上高は600億ユーロでした。BASF株式はフランクフルト証券取引所(BAS)に上場しているほか、米国預託証券(BASFY)として取引されています。BASFの詳しい情報は www.basf.com をご覧ください。



