2020年9月2日

超高粘度のUltrason®Eで、中空糸膜やフィルターの耐久性を大幅に向上

  • 機械的特性と耐薬品性に優れた、ポリエーテルスルホン (PESU)
  • 食品・飲料分野、医薬品分野で使用される中空糸膜や平膜用途に最適

BASF(本社 ドイツ ルートヴィッヒスハーフェン)は、Ultrason®(ウルトラゾーン)Eの超高粘度グレードを日本で上市しました。このPESUUltrason®E7020Pは、Ultrason®Eの優れた機械特性を維持しつつ、分子量をかつてないレベルにまで高めたグレードです。これにより、食品・飲料分野、電子工業分野、医薬品分野などで使用される、耐久性に優れた中空糸膜やフィルターの製造が可能になります。

この素材は、酸や苛性ソーダなどに対する高い耐薬品性と機械的強度を兼ね備えており、高圧およびその他の厳しい環境下でも長期の使用が可能です。またUltrason®E7020Pは、過熱蒸気に対して特に耐性があるため、膜やフィルターを洗浄する際の温度を上げ、洗浄頻度を増やすことができます。高圧蒸気(134°C)やエチレンオキサイド、ガンマ線による滅菌を繰り返しおこなっても、膜の繊細な細孔構造が維持されます。

Ultrason®Eは、ゲルやオリゴマーの含有量が少なく、安定的な膜製造プロセスを確実にする高純度材料です。BASFのPESUは、劣化することなく、広いpH値(0~13)で使用できます。米国食品医薬品局(FDA)および欧州において、食品接触材料の反復使用に関する基準に適合しており、飲料水や食品加工用途としても使用可能です。

Ultrason®は、Ultrason® E(ポリエーテルスルホン)、Ultrason® S(ポリスルホン)、Ultrason® P(ポリフェニルスルホン)を含む、BASFのスルホン系樹脂製品群の登録商標です。この高性能素材は、水処理膜、温水や食品と接する部品に使用されるほか、電子機器、自動車、航空宇宙産業において軽量な部品を製造するためにも使用されます。Ultrason®ブランドは、その優れた特性により、熱硬化性樹脂、金属、セラミックの代替として利用することができます。

BASFのUltrason®ソリューションの詳細については、www.ultrason.basf.com(英語)をご覧ください。

 

■BASFのパフォーマンスマテリアルズ事業本部について

BASFのパフォーマンスマテリアルズ事業本部は、材料のノウハウを一つに融合し、革新的でカスタマイズされたプラスチック関連製品とサービスを提供します。本事業部はトランスポーテーション、建築・建設、インダストリアルアプリケーション、消費財という4つの主要産業部門で世界的に事業を展開しており、強力な製品・サービスポートフォリオを備え、アプリケーション志向のシステムソリューションを深く理解しています。収益性と成長を促進させている主な要素は、お客様との緊密な連携と、明確なソリューション重視の姿勢です。研究開発の点でも高い能力を有しており、それが革新的な製品やアプリケーションを開発する基盤となっています。2019年、パフォーマンスマテリアルズ事業本部は、世界で60.6億ユーロの売上高を達成しました。詳細に関しては、 www.plastics.basf.com をご覧ください。

■BASFについて

BASF(ビーエーエスエフ)は、ドイツ ルートヴィッヒスハーフェンに本社を置く総合化学会社です。持続可能な将来のために化学でいい関係をつくることを企業目的とし、環境保護と社会的責任の追及、経済的な成功の 3 つを同時に果たしています。また、全世界で117,000 人以上の社員を有し、世界中のほぼすべての産業に関わるお客様に貢献できるよう努めています。ポートフォリオは、6つの事業セグメント(ケミカル、マテリアル、インダストリアル・ソリューション、サーフェステクノロジー、ニュートリション&ケア、アグロソリューション)から成ります。2019 年の BASF の売上高は590 億ユーロでした。BASF 株式はフランクフルト証券取引所(BAS)に上場しているほか、米国預託証券(BASFY)として取引されています。BASF の詳しい情報は、http://www.basf.com をご覧ください。

 

 

最終更新2020年9月2日