BASFジャパン、殺虫剤「サンケイ コテツ®ベイト」を3月22日に販売開始
- 施設栽培ホウレンソウにおける難防除害虫ホウレンソウケナガコナダニに卓効
- 有効成分クロルフェナピルのベイト製剤化により、長期間優れた効果を発揮
BASFジャパン株式会社(本社:東京都中央区、以下「BASF」)は、殺虫剤のサンケイコテツ®ベイトを3月22日に販売開始します。本剤を使用することで、施設栽培ホウレンソウにおいて防除が難しいとされるホウレンソウケナガコナダニから、長期間作物を保護することが可能になります。サンケイ コテツ®ベイトはBASFとサンケイ化学株式会社(本社:鹿児島県鹿児島市)が共同開発し、両社が販売します。
ホウレンソウケナガコナダニは施設栽培で主に発生します。土中で増殖し、ホウレンソウの新芽部分に侵入し食害します。被害葉は正常に成長せず奇形となり、作物の生育が抑制され、最終的には収量にも影響します。
サンケイ コテツ®ベイトはケナガコナダニが土中からホウレンソウへ移動する際に誘引し、同剤を摂食したケナガコナダニを食毒作用により防除します。有効成分クロルフェナピルの高い活性と、害虫の餌となるベイト製剤の誘引効果により残効性に優れており、長期間被害を抑制することができます。また、土壌に混ぜる手間を省けることから、省力化にも適しています。
「サンケイ コテツ®ベイトの形状は細粒のため飛散しにくく、ドリフト(農薬飛散)の可能性が低いため収穫が近いホウレンソウの施設近くでもご利用いただけます。これまで防除が難しかったケナガコナダニから作物を守り、生産者が収穫まで安心して栽培できるよう支援します」と、BASFジャパンのアグロソリューション事業部マーケティング部部長の 野田信介は述べています。
■BASFの アグロソリューション事業本部について
世界の人口が急速に増加するなか、持続可能な農業と健康的な環境を作り出して維持するBASFの役割はますます大きくなっています。BASFのアグロソリューション事業本部は、生産者や農業従事者、害虫駆除業者などの皆様と共にこの状況に対応しています。そのため、BASFは強力な研究開発パイプラインや、種子、形質、化学・生物農薬、土壌管理、プラントヘルス、害虫防除、デジタル農業などを含む、幅広いポートフォリオに投資を行っています。研究室や現場、事務所、生産施設に専門家チームを配し、生産者や社会、そして地球のために、革新的な考え方と堅実な行動を組み合わせ、実際に役立つ現実的なアイデアを生み出しています。2020年、BASFのアグロソリューション事業本部の売上高は77億ユーロでした。アグロソリューション事業本部についての詳細はwww.agriculture.basf.com/jp または各種ソーシャルメディアをご参照ください。
■日本のBASFについて
BASFは1888年より日本市場のパートナーとして事業活動を行っています。国内にも生産および研究開発拠点を構え、自動車、建設、医薬品・医療機器、電機・電子、包装材、パーソナルケア・ホームケア、農業・食品など、ほぼすべての産業に製品とソリューションを提供し、国内およびグローバル市場で活躍する日本のお客様の成功に貢献しています。2020年の日本での売上高は約17億ユーロ(約2,083億円)、年末の従業員数は955人です。日本のBASFに関する詳しい情報はwww.basf.com/jp をご覧くだい。
■BASFについて
BASF(ビーエーエスエフ)は、ドイツ ルートヴィッヒスハーフェンに本社を置く総合化学会社です。持続可能な将来のために化学でいい関係をつくることを企業目的とし、環境保護と社会的責任の追及、経済的な成功の 3 つを同時に果たしています。また、全世界で110,000 人以上の社員を有し、世界中のほぼすべての産業に関わるお客様に貢献できるよう努めています。ポートフォリオは、6つの事業セグメント(ケミカル、マテリアル、インダストリアル・ソリューション、サーフェステクノロジー、ニュートリション&ケア、アグロソリューション)から成ります。2020 年の BASF の売上高は590 億ユーロでした。BASF 株式はフランクフルト証券取引所(BAS)に上場しているほか、米国預託証券(BASFY)として取引されています。BASF の詳しい情報は、http://www.basf.com をご覧ください。