August 17, 2021

ドイツ化学メーカーBASF、プラスチック廃棄物がテーマの新コンテンツを「バーチャル実験教室」で公開

  • 化学実験を体験できるオンラインプラットフォーム 
  • 「 プラスチック分別のプロになろう!」により、子どもたちがプラスチック廃棄物の課題を認識し、解決策を考える機会を提供

 

総合化学会社BASF(本社:ドイツ ルートヴィッヒスハーフェン)の日本法人BASFジャパン株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:石田博基)はこのほど、化学実験を体験できるオンラインプラットフォーム「バーチャル実験教室」にて、新しいコンテンツ「プラスチック分別のプロになろう!」を公開しました。「バーチャル実験教室」はBASFが社会貢献活動の一環としてグローバルで実施している 「子ども実験教室」の拡張版で、現在、日本語を含め10種類以上の言語で展開されています。

新コンテンツ「プラスチック分別のプロになろう!」は、小学4年生以上を対象とした実験で、子どもたちがプラスチック廃棄物の削減の重要性を認識し、サーキュラー・エコノミー(循環型経済)への移行に伴う課題を理解することを目指しています。実験では、種類の異なるプラスチックを水や密度の違いを利用して分別する方法を学びます。また、水面に浮くプラスチックが時間とともに海底に沈んでしまう仕組みや、プラスチック廃棄物を減らすためにできることについても考える内容になっています。

BASFジャパン株式会社 代表取締役社長の石田博基は次のように述べています。「BASFは、次世代の子どもたちの科学教育に積極的に取り組んでおり、世界中で『子ども実験教室』を実施しています。『バーチャル実験教室』は、場所や時間を限定せずに、より多くの子どもたちに化学の楽しさを体験してもらうためのツールです。今回公開したプラスチック廃棄物をテーマとした実験が、子どもたちが日常生活の中で自分たちの行動を振り返り、問題意識を高めるきっかけになることを期待しています」。

なおBASFは、自然環境、特に海洋におけるプラスチック廃棄物を削減、および除去するソリューションを前進させるため、さまざまなプロジェクトやイニシアティブに携わっています。例えば、プラスチック廃棄物問題の解決に向けた世界的なアライアンス「Alliance to End Plastic Waste」(AEPW)の設立や、プラスチックペレットの環境への漏出を防止するためのプラスチック業界の国際的な取り組み「Operation Clean Sweep®」への参加、プラスチック廃棄物をガス化・油化して新製品を生み出す「ChemCycling®(ケミサイクリングTM)」プロジェクトの推進などが挙げられます。

 

既存の実験

「バーチャル実験教室」では、この他、3つの実験を日本語で体験することができます。「甘くなるパンの秘密を探ろう」では、「かしこく食べること」をテーマに、食物に含まれる栄養素や酵素による分解について学ぶことができます。「汚れた水をきれいにしよう」は、シンプルな実験器具を使って、水の浄化をシミュレーションする実験です。また、「赤い色移りのなぞを解き明かそう」は、洗濯物の色移りを防止する洗剤成分がどのように作用するのかについて学ぶことができます。

日本語、英語、ドイツ語(2種類)、フランス語、オランダ語、繁体字中国語、簡体字中国語、スペイン語、韓国語、ベトナム語  

  

子ども実験教室について 

教育は子どもたちの未来を切り開く鍵であり、社会の発展においても重要な役割を果たします。 BASFはソーシャル・エンゲージメント戦略のもと、学習機会を開き、子どもたちの探究心を奨励するとともに、優れた科学的手法やスキルの教育に力を注ぎたいと考えています。これは、私たちが今後の課題に対応し、持続可能な将来をつくっていく上で大きな助けとなります。

BASFの子ども実験教室はシンプルで安全な実験を通じて子どもたちに化学の魅力を知ってもらうための教育プログラムで、6歳から12歳の子どもを対象にしています。1997年に本社のあるドイツでスタートし、現在は英国、米国、オーストラリア、シンガポール、インド、日本など、世界30カ国以上で開催されています。日本では2003年より開催し、これまでに約5,000人の子どもたちが参加しています。 BASFジャパンの子ども実験教室では、トレーニングを受けた社員が実験パートナーとして、子どもたちのサポートを行っています。

 

■日本のBASFについて 

BASFは1888年より日本市場のパートナーとして事業活動を行っています。国内にも生産および研究開発拠点を構え、自動車、建設、医薬品・医療機器、電機・電子、包装材、パーソナルケア・ホームケア、農業・食品など、ほぼすべての産業に製品とソリューションを提供し、国内およびグローバル市場で活躍する日本のお客様の成功に貢献しています。2020年の日本での売上高は約17億ユーロ(約2,083億円)、年末の従業員数は955人です。日本のBASFに関する詳しい情報はwww.basf.com/jp をご覧くだい。

 

■BASFについて

BASF(ビーエーエスエフ)は、ドイツ ルートヴィッヒスハーフェンに本社を置く総合化学会社です。持続可能な将来のために化学でいい関係をつくることを企業目的とし、環境保護と社会的責任の追及、経済的な成功の 3 つを同時に果たしています。また、全世界で110,000 人以上の社員を有し、世界中のほぼすべての産業に関わるお客様に貢献できるよう努めています。ポートフォリオは、6つの事業セグメント(ケミカル、マテリアル、インダストリアル・ソリューション、サーフェステクノロジー、ニュートリション&ケア、アグロソリューション)から成ります。2020 年の BASF の売上高は590 億ユーロでした。BASF 株式はフランクフルト証券取引所(BAS)に上場しているほか、米国預託証券(BASFY)として取引されています。BASF の詳しい情報は、http://www.basf.com をご覧ください。

最終更新August 17, 2021