優れた機械特性
- すべてのUltramid® グレードの中で最高レベルの強度と剛性を有し、約120°C(乾燥状態)および80°C(条件付き状態)までの温度範囲で安定した機械特性を発揮
- 湿気のある環境下および高温下での定常荷重下において、長期的な機械特性が向上
Performance Polymers
金属代替は、多くの産業において次世代の軽量かつ高性能な部品開発の鍵となります。しかしながら、さらなる小型化、高効率化の目標、機能統合といった動向により、従来のプラスチック製部品の課題は 劇的に厳しさを増しています。とりわけ、高温下での良好な機械的特性や、湿潤環境・化学品への耐久性を得るためには、厳しい条件下でも優れた性能を発揮できる新たなプラスチック材料が必要です。
これらの動向を踏まえ、BASFは現在、ポリフタルアミド(PPA)ポートフォリオを拡充しており、ポリアミド6T/6Iをベースとした新コンパウンドグループ、Ultramid® Advanced T1000を開発しました。Ultramid® Advanced T1000は、Ultramid®(PA)ファミリーの中でトップクラスの強度と剛性を有し、約120°Cまでの温度範囲で安定した機械特性を発揮します。部分的に芳香族化学品構造を有しているため、湿気や過酷な環境下でも、高い耐性を有しており、脂肪族ポリアミドや他の多くのPPA材料を上回る性能を発揮します。
このような優れた特性プロファイルに加え、BASFの長年にわたる応用実績と豊かな技術的専門知識により、Ultramid® Advanced T1000は、数多くの厳しい用途に対応する強靭かつ安定した材料となっています。T 1つで1000のタスクを実現します。