2023年7月30日

BASF、CoC認証を取得した熱可塑性ポリウレタンエラストマー(TPU)の生産拠点を拡大

この資料はBASFが2023年6月30日に中国で発表した英語のプレスリリースをBASFジャパンが日本語に翻訳・編集したものです。
 
  • 中国本土と台湾のTPU工場がISCC PLUS認証を取得
  • 顧客のサステナビリティ目標の達成と、グリーンジャーニーの推進を支援

 

BASF(本社:ドイツルートヴィッヒスハーフェン)の中国本土と台湾のTPU(熱可塑性ポリウレタンエラストマー)工場が、ISCC*1 PLUS認証(国際持続可能性カーボン認証)を取得し、BASFのCoC(Chain of Custody: 加工・流通工程の管理)を実証する拠点認証がさらに拡大しました。BASFは今後もお客様のサステナビリティ目標の達成と、グリーンジャーニーの推進を支援する取り組みを続けます。

今回の認証によって、BASFはTPU製品で持続可能なグレードを提供できるようになりました。この認証は、中国本土と台湾の工場で生産される、BASFの低PCF(製品カーボンフットプリント)のTPU製品が、マスバランス・アプローチを用いた再生可能原料のドロップインソリューションで製造され、化石原料をベースとする製品と全く同じ特性を持つことを実証するものです。

BASFパフォーマンスマテリアルズ事業本部アジア太平洋地域のシニア・バイスプレジ デントであるアンディ・ポスルスウェイトは、次のように述べています。「CoC認証は、非化石リサイクル原料や再生可能原料の使用を保証する唯一の手段です。ISCC PLUS認証はバリューチェーン全体を対象としており、指定量の化石原料が再生可能な原料に置き換えられていることを保証します。そのため、お客様のサステナビリティ目標の達成をサポートすることは、当社のグリーンジャーニーにおける戦略的な焦点となっています。」

TPUは主にフットウェア、スポーツ用品、レジャー用品に使用されています。

*1 ISCCは、国際的な持続可能性認証システムであり、農林系バイオマス、循環型・バイオベース素材、再生可能エネルギーなど、すべての持続可能な原料を対象としています。

※このプレスリリースの内容および解釈については英語のオリジナルが優先されます。

 

■BASFについて

BASF(ビーエーエスエフ)は、ドイツ ルートヴィッヒスハーフェンに本社を置く総合化学会社です。持続可能な将来のために化学でいい関係をつくることを企業目的とし、環境保護と社会的責任の追及、経済的な成功の3つを同時に果たしています。また、全世界で110,000人以上の社員を有し、世界中のほぼすべての産業に関わるお客様に貢献できるよう努めています。ポートフォリオは、6つの事業セグメント(ケミカル、マテリアル、インダストリアル・ソリューション、サーフェステクノロジー、ニュートリション&ケア、アグロソリューション)から成ります。2022年のBASFの売上高は873億ユーロでした。BASF株式はフランクフルト証券取引所(BAS)に上場しているほか、米国預託証券(BASFY)として取引されています。BASFの詳しい情報は、https://www.basf.com をご覧ください。

 

 

 

 

 

BASF、CoC認証を取得した熱可塑性ポリウレタンエラストマー(TPU)の生産拠点を拡大
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最終更新2023年7月30日